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zoom RSS 1669 JTB時刻表2017年4月号(JTBパブリッシング)

<<   作成日時 : 2017/03/28 22:00   >>

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「JTB時刻表2017年4月号」が、18日(土)に発売になりました。
 国鉄分割民営化から30年の節目、という事だが、表紙は「JR30年間を現役で走り続けた115系」と、思いのほか地味なものになりました。具体的な場所が記されていないが、大糸線・安曇沓掛〜信濃常盤間と思われます。現在大糸線は115系は運用されていないし、しかも湘南色・非冷房なので、かなり昔のはずです。

師匠・松本が教える JR30年徹底解説!
「師匠」というのはレイルウェイ・ジャーナリストの松本典久氏。そして前号と同じ南田裕介(ホリプロマネージャー)、野口貴之(SUPER BELL Z)、廣田あいか(私立恵比寿中学)の3人が、JRの30年間で起きた事を、前中後の三期・10年スパンに分けて振り返っています。
 全体的には青函トンネルに瀬戸大橋の開業があり、新幹線の新規開業・延伸で、北海道〜九州間で新幹線のネットワークがある程度確立した、一方で寝台特急が全滅、阪神大震災・東日本大震災の甚大な被害も衝撃を与えた、そんな流れでしょうか。

『鉄道落語家が教える JR30年』
「鉄道噺」なるものがあるとは知らなかった。落語家4人の鉄道趣味のきっかけと、JR30周年を振り返る座談会。
 App Store及びGoogle Playで、座談会の続きを動画配信しているとの事。5月10日までで、7ページにある二次元バーコードを読み取る。

 前3月号のグラビア記事の所でも少し記したのだけれど、当時大手私鉄に車掌として勤務していた私としては、国鉄分割民営化・JR発足というのは、今でも正直重苦しい印象が残っています。
 グラビアの前半で「旅立ちJR号」の写真があって、お祭りムードになっていた事が伺えるが、思い起こせば、国鉄→JRほど、メディアなど外部も巻き込んで大「フィーバー」となった「民営化」は、後にも先にもありません。この2年前には電電公社→NTT、専売公社→JTの民営化があり、この後も日本航空や高速道路、営団地下鉄の民営化がありました。今年はこの後10月に、郵政事業民営化から10周年となるが、いずれもこんな大騒ぎにはなったりしませんでした(各事業体による内輪のセレモニーはあったが)。

 しかし一方でJRに再就職できず、不本意にも他の職場へ移らざるを得なかった、あるいはそれさえかなわなかった職員も相当数いたし、そこに至るまでの、あまりにも醜悪な労使・労々紛争が巻き起こっていた(30年経った今でも相当引きずっているようだ)事を見聞きしてしまうと、私自身は喜び勇んで祝福する気分にはとてもなりませんでした。だから1987(S62)年3月31日のセレモニーなど、正直関心を持てませんでした。
(ちなみに、その晩に印象に残った事といえば、「旅立ちJR号」より前に東海道線を下って行った、センバツ応援団輸送用の583系を見かけた事だったりする)

 とはいえ、これが当時の一般の大衆の、ごく普通の反応だったのだろうとも思います。1975(S50)年の「スト権スト」以降、民営化に至るまでの十数年の国鉄は、経営悪化に加えて不祥事が相次ぎ、あまりにもネガティブな印象を世論に与えすぎました。東北・上越新幹線開業などがあったにも関わらず。国鉄関係者は「国賊」呼ばわりされ、国鉄で働く事は「恥」とまでされたのです。「JRフィーバー」はその反動だったのかと。むろん政治やメディアの世論操作があった面もあるが、そうさせてしまった国鉄関係者(特に堕落した現場活動家)の側にも、原因は多々あったと思います。
 時刻表のグラビアは政策の良し悪しを語るオピニオンの場ではないからこれ以上は書かないが、昨今のJR北海道の問題なども合わせれば、皆がもう少し冷静に、JR各社の現状を見つめなおす作業も、必要なのではないでしょうか。賛否両論はあろうが、いずれにしろ大はしゃぎして良い事ではなかったでしょう。

「チリケン」に挑戦してみた!!
 国内旅行地理検定に、JTB時刻表編集長と新入社員が挑戦してみた、というもの。
 例題があり、4級・3級は楽勝だったけれど、2級が「発車メロディ」?これって「地理」なのか?1級の新幹線駅と駅弁の組み合わせも難問だ。そもそも、駅弁自体が減ってきているので。

「のりもの情報局」は「STV『DVD&ブルーレイ 北の秘境駅物語』」「つくばエクスプレス『TXチャギントンスタンプラリー2017』」「東京都交通局『都電荒川線 シートモケットクッション』発売中」「芝山鉄道『乗車記念証明書』発行中」「御殿場市・山北町・小田急電鉄・JR東海『富士山トレインごてんば豪』」「伊勢鉄道『ハッピースマイル 伊勢鉄きっぷ』」。
 30年前は同時に、国鉄民営化の前後に開業した第3セクター鉄道が少なくありません。伊勢鉄道以外にも、二俣線が3月15日に天竜浜名湖鉄道に転換済みで、先日30周年を迎えました。
 プレゼントは、京成タウンバスの「こち亀」ラッピング車と、宇野線の123系(クモハ123)2両セット。

黄色のページ
 まず、「時刻表編集長と行くツアー旅行」の詳細レポート。本来これをトップのカラーグラビアに持ってきてもよさそうだ。「TYPE EVA」→江波(えば)車庫…。16分停車した長谷駅は30年前は仮乗降場、国鉄最終日に駅に昇格した駅でした。
 会社線は、津軽鉄道の4月1日からの時刻、高速バスの改正ダイヤが中心。

本文
 内房線で5月1・2日に臨時快速〔青い海〕を運転。

下り
両国9:13 → 11:21館山
上り
館山14:46 → 16:59両国
 
 運転日はGWの最中の通常の平日で、ダイヤは土休日運転の〔新宿さざなみ3・2号〕に近く、途中停車駅も同じ。今年初設定のようです。9連休の中間なので、平日でもそれなりに人出が多くなると見たのでしょうか。

 天竜浜名湖鉄道では、臨時〔井の国〕を運転。下りは掛川→新所原の区間快速(掛川→天竜二俣は桜木・原谷・遠州森・遠州一宮・豊岡に停車)、上りは新所原→天竜二俣の普通。先日の三連休に続いてこの後は4月1・2日とGW、お盆、9月の三連休に運転。やはり大河ドラマでしょうか。

 JR高速バス関東〜関西路線は、夜行は新車両導入の〔ドリームルリエ〕を新設。プレシャスクラス14,000〜18,000円、アドバンスクラス10,400〜12,500円(いずれも学割あり)。〔エコドリーム〕の3倍弱か。
 昼行は〔横浜昼特急大阪号〕に新車両が入って〔横浜グラン昼特急大阪号〕に改称、東京〜大阪間の〔プレミアム昼特急〕は取りやめ。〔青春昼特急〕を1往復増発(新宿は経由しない)。
 夜行バスは、〔ムーンライト〕の3月いっぱいでの運行休止は記載になりました。「休止」とは、今後の復活もありうると考えられているのか。
 なお、江ノ電バス・北陸鉄道の藤沢・横浜〜金沢路線も今月いっぱいで廃止になるが、先走って時刻の掲載がなくなっていました。
 JR関東・東武・新常磐の東京〜いわき線は、4月1日よりバスタ新宿発着便を3往復運行開始。東京発金・土・休日は最終バスを22時30分発に繰り下げ。
 JR関東の東京・新宿〜草津線は、4月1日から土休日2往復を増発。1往復は渋川・伊香保を経由しない直行で、1往復は伊香保温泉折り返し。東京発着の1往復は土休日運転、新宿発着の1往復は土休日運転→毎日運転に変更。
 東急・富士急のセンター北駅〜御殿場プレミアムアウトレット線は、10日より日吉駅発着に延長。
 JR関東・しずてつと京王・JR東海が別々に運行していた新宿〜静岡線は、4月1日より一本化。合計で最大22往復運転(一部土休日運転)。
 西鉄の北九州〜福岡線は18日より、博多駅〜中谷〜小倉(砂津)系統を新設。約60分毎。
 なお福岡〜熊本線〔ひのくに〕は4月1日にダイヤ改正を行うが、今回は記載なし。

 会社線は、前回書いた東急・みなとみらい線・西武・東京メトロの快晴時刻を掲載。S−TRAINも初掲載です。他に相鉄が18日に改正。特急運転時間帯の拡大や、横浜→海老名の最終電車の急行への変更など。
 秩父鉄道も25日に改正。なおソシオ流通センター駅は4月1日開業。
 能勢電鉄は18日に改正済み。元々記載はなかったが、長らく続いた線内の急行運転は廃止になり、平日の阪急直通〔日生エクスプレス〕のみ継続。
 神戸電鉄も25日に改正済み。粟生線が日中の一部区間で削減。

 JR四国バス久万高原線は先月号で記載の通り、今月いっぱいで久万高原〜落出間を廃止。同区間は4月1日より久万高原町営バスが運行。平日・土休日とも全便が接続。

 島原鉄道は4日に改正済み。日中の急行を1往復削減、夕方の上り急行は普通に変更。
 なお同日より、諫早駅は新幹線工事のため、JRのホームが変更になっています。

 空港バスは、成田空港〜宇都宮・日光線〔マロニエ〕は、4月1日より日光への延長運行が通年になり、空港発は3便に増便。

JR線営業案内
 ICOCA富山エリアは4月15日より、北陸本線・大聖寺〜金沢間と城端線・新高岡、およびIRいしかわ鉄道で導入(石川・富山エリアと呼称)。
 Suicaは、「一部対応駅」のうち、首都圏エリアの中央本線・韮崎〜松本間各駅、新潟エリアの宮内駅は4月1日より全面的な取り扱いを開始、発売・払い戻しやSuica定期券の取り扱いを開始。

 今号より、宿泊ガイドが全面的に変わりました。新幹線停車駅・大都市の駅をを中心にした、ビジネスホテルや旅館の掲載に特化しています。
 また、国際線航空の掲載が再開しました。国内交通中心のJTB時刻表では手に負えない部分があったから掲載を休止していたのかと思っていたのだが、ではこの1年の休載は何が理由だったのだろうか。路線は今一度全部見直してみなければならない。航空会社ではこの1年の間で、RS(エアソウル)が新規就航、IB(イベリア航空)が日本線を再開し、OS(オーストリア航空)は休止。なおR3(ヤクーツク航空)が1月より、ユジノサハリンスクへのチャーター便を定期便に変更して就航しているが、時刻表には掲載なし。

特別付録 なつかしの特急列車&運転系統図
 2014(H26)年8月号の付録を再掲(当時は2014(H26)年との比較)。JRスタート時の特急ネットワークを記しています。

特別付録 三十年間の東西番付表
 JRの30年で起きた出来事を、この数年のダイヤ改正号の付録と同様の体裁で、番付で表記しています。
「全国の路線網縮小」とは、やや寂しい「西横綱」…。30年前は同時に特定地方交通線の整理が強力に進められた時期だったので当然ではあるが。特定地方交通線以外では、深名線・函館本線上砂川支線・江差線(木古内〜江差)〔北海道〕、岩泉線〔東日本〕、富山港線(富山ライトレールに転換)・可部線(可部〜三段峡)・美祢線大嶺支線〔西日本〕が廃線となりました。それよりも、新幹線開業による並行在来線の第3セクター鉄道移管の方が大きいです。一方で京葉線やJR東西線・おおさか東線などの開業もあったが、営業キロは30年で約6.5%の減少。
「西前頭三」の「シンデレラエクスプレス」は、違うよ!山下達郎「クリスマスイブ」じゃないですか!このCMで使われた事が、現在に至るまでの記録的な超ロングセラーに結びついているのだから。
「東前頭二」の「E電」は公募で選ばれたものだから、安易にはやめられないのでしょう。「なぜ定着…」という点では、ある鉄道の評論家が、「『国鉄』が『JR』になって消えた時、『国電』の名も一緒に連れて行ってしまった」みたいな事を言っていたと思います。日本人はアルファベットの呼称が好きだし、民営化以降、「電車」と「列車」の区別がだんだん曖昧になってきている事もあろうかと思います。車両も今は共通設計だし。「E電」、というより「E」については、こんな使い方はどうか、という私案はあるが、機会があったら書きたいと思います。
「東前頭四」の戸袋窓は、またずいぶん地味な…。4ドア車では既に国鉄時代の203系でなくなっていました。あると設計上、重量の面で不利になるらしいので。
(私鉄のクロスシート車、逆に多扉車・ワイドドア車では採光上、あえて設けている例もある)

 次号はクルーズトレインですか。時刻表には現れない列車なのだが。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


「ドリームルリエ」運行開始に合わせて、「ドリーム号アンバサダー」として、AKB48の横山由衣が起用されているが、ドリーム号でタレントを起用したのはこれが初めてではなく、国鉄時代に伊藤蘭(元キャンディーズ)を起用した事があります。ポスターがあっという間に市中から消えたとか。

《今日のニュースから》
27日 平成29年度予算 参議院で可決・成立 一般会計過去最大 総額97兆4500億円
28日 中部空港ターミナルビルにカプセルホテル オープン前に公開

 カプセルホテルは来月8日オープン予定、1泊5,184円、1時間1,080円、だそう。

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