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zoom RSS 1716 盛岡〜青森 ダイヤ変遷<後>

<<   作成日時 : 2017/07/20 23:00   >>

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 15年前の2002(H14)年12月1日、東北新幹線・盛岡〜八戸間が延伸開業。1982(S57)年の大宮〜盛岡間暫定開業から20年以上経っての事でした。
 並行在来線である東北本線は第3セクター鉄道に移管される事になり、岩手・青森県境にある目時駅(青森県)を境に岩手県側がIGRいわて銀河鉄道、青森県側が青い森鉄道となりました。長野県のしなの鉄道に次いで2・3例目になります。
 さらに8年後の2010(H22)年12月4日に新青森まで延伸して東北新幹線は全通。同時に八戸〜青森間の在来線は青い森鉄道に移管され、目時〜青森間の鉄道となりました。
 後編は、新幹線延伸・第3セクター移管後の時刻を取り上げます。

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2002(H14)年12月1日改正
「JTB時刻表 2002年12月号」から書き起こしました。
 盛岡〜八戸間が第3セクター鉄道に移管されました。目時を境に岩手県側がIGRいわて銀河鉄道、青森県側が青い森鉄道になります。
 車両はJR東日本の701系がベースとなり、IGRが7000系、青い森が青い森701系となりました。どちらも新造車と、JR東日本からの譲渡車があります。青い森は、この時点では列車の運行はIGRに委託になり、専用の車両基地がまだ無いので、車両運用もIGRと共通運用になっていました。

 移管区間は特急がなくなり、代わって直通の快速が4往復設定されました。列車毎に停車駅が異なるが、滝沢・好摩・いわて沼宮内・一戸・二戸・三戸には全列車が停車。
 第3セクター鉄道らしく、全体的には普通電車を増発。盛岡〜八戸間通しは快速・普通合計で下り15本・上り14本が設定されています(1996(H8)年3月改正時点では8往復)。IGR盛岡口では、日中は基本的に、毎時13・43分の30分毎に出発しているのが目につきます。朝方では、JR線一ノ関方面への直通運転が設定され、一部はJR701系が乗り入れています(現在も続いている)。滝沢折返しも設定されました。
 花輪線直通も、盛岡〜好摩間はIGRの列車の扱いになります。上下とも10往復に削減。快速〔八幡平〕は上りのみの設定。

 青い森八戸側では、転換前には比較的多かった八戸線直通は、朝方の下り2本のみになりました(現在も継続)。引き続きJRのDCが乗り入れています。IGR区間から直通の1本は、小鳥谷始発になっています。

 JR東日本のままの八戸〜青森間は、特急は〔はつかり〕の名はついに消えてしまいました。新たに快速〔海峡〕まで統合して、函館直通の〔スーパー白鳥〕(JR北海道789系)〔白鳥〕(JR東日本485系)、青森発着の〔つがる〕を設定。〔つがる〕は一部が弘前発着になっています。八戸〜青森間ノンストップの列車が設定されました。
〔北斗星〕は2往復に削減(1往復は〔カシオペア〕になったが、週3〜4日運行なのでここには記しませんでした)。あまり関係はないが(1号は盛岡・青森両方通過だし)。
 普通列車では、新たに八戸発着の新幹線接続で快速〔しもきた〕、三沢行〔三沢シャトル〕を設定しています。

 この営業形態が、新幹線青森延伸直前の2010(H22)年12月3日まで続きました。その前の2010(H22)年4月7日に、盛岡→青森間を乗り通しています。苫米地で途中下車して、2時間上りを待っていたら、普通列車2本とも、青い森701系だったりしました。いずれも「モーリー色」になる前の旧塗装。

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2010(H22)年12月4日改正
「JTB時刻表 2010年12月号」から書き起こした時刻表です。東北新幹線が新青森まで延伸し、全通しました。同時に八戸〜青森間の東北本線が青い森鉄道に移管されて、目時〜青森間の青森県区間が全区間、第3セクター鉄道に転換されました。
 青い森鉄道にも車両基地が作られた事で、盛岡〜八戸間はIGRと青い森で運用が分離されました。快速は朝方の上り1本のみとなりました。通しの列車は下り12本・上り11本に削減されています。一方で盛岡近郊の青山・巣子両駅が2006(H18)年3月18日に開業している事に対応して、区間運転は増加しています。ただ、日中のパターンダイヤは崩れました。
 花輪線直通は松尾八幡平折返しがなくなり、盛岡口では快速〔八幡平〕を含めても9往復に削減されています。

 八戸〜青森間は通しの快速が3往復設定されています(内下り1本は三戸始発)。浅虫温泉〜青森間にも快速が1往復あります。うち浅虫温泉発は青森から大館行〔つがる52号〕になったらしいが、時刻表には記載がありませんでした。
 大湊線直通快速は、青森発着のうち1往復が八戸発着になっています。
 基本的には同じ青い森でも八戸で運転系統が分断されているが、スルーの列車も数本あり、581MはIGR二戸始発で、唯一青い森全区間通しで走る列車でした。1.5往復は新青森発着です。
 この時点ではJRのDCを使用した普通列車が朝方に1往復あり、1525Dは八戸線鮫始発、1524Dは津軽線三厩始発でした。運用の都合だろうと思われます。

 JRの特急は、〔スーパー白鳥〕〔白鳥〕は新青森〜函館間に、〔つがる〕は〔かもしか〕〔いなほ〕を変更して青森〜秋田間の運行になりました。寝台特急は、〔北斗星〕は1往復のみ。

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2017(H29)年3月4日改正
 今年改正の時刻です。「JTB時刻表 2017年3月号」からの作成です。
 青い森鉄道では、青森市内の2011(H23)年3月12日に野内駅が移転(ただし震災のため営業開始は遅れた)、翌2013(H25)年3月15日に筒井駅が開業しています。
 結局、今回の改正で八戸〜青森間はほぼ全列車が普通列車になりました。快速は早朝に1往復残るが、通過は乗降が少ない無人駅のみ。区間によって、最終電車が繰り上がっています。新青森直通もなくなりました。
 盛岡〜八戸間も既に、全列車が普通列車になっています。日中の3往復が盛岡〜金田一温泉間と三戸〜八戸間に分断され、通しの列車は下り9本・上り8本に減少しています。
 小鳥谷始発の鮫直通は電車化され、八戸から青森行になります。列車番号は変わるが、青い森鉄道全区間を通しで走る唯一の列車です。その前の三戸始発が鮫直通のJR列車になり、八戸で小鳥谷始発から接続を取ります。
 花輪線は快速〔八幡平〕がなくなり、8往復に削減されています。普通列車は、35年前とほぼ同じレベルに戻ってしまいました。

 以上、盛岡〜八戸間の35年間のダイヤの変遷について、本当に簡単に記してみました。ほぼ毎年ダイヤ改正が行なわれるが、その中からある程度重要と思われる7つのダイヤのみ取り上げました。なので前後のつながりが読めず、はっきりしたダイヤ上の流れが見えなくなってしまったのは申し訳ないと思います。
 それでも今回時刻表を作って眺めてみると、全体としては新幹線開業前の特急・急行街道が、延伸する新幹線にシフトしてローカル化していく。それでも普通列車の電車化や、特に第3セクター鉄道転換以降は増発・快速設定も行なわれるが、快速は大湊線直通を除くと、ほとんどが普通列車に格下げになり、現状はやや下降気味、なのかなと感じます。
 一方でIGRでは盛岡近郊、青い森では青森市内に新駅の開業もあり、盛岡〜滝沢間・浅虫温泉〜青森間ではフリークェントサービスも模索されている状況と見えます。青森側はまだ少ない気がするが。
 今回の改正で日中の盛岡〜八戸間の一部が県境で分断される事となったが、国鉄時代からある岩手県側→八戸線への直通列車の設定などのダイヤ体系を見ると、この区間の旅客流動の分水嶺は県境の目時ではなく、小繋にあるのではないか。一戸・二戸〜八戸・九戸の地名から見ても、岩手県の北部は、青森の三八上北地域と密接なつながりがあって、特に通学では県境を越えて行き来する流動が多いのでしょう。それは先日実際に感じた事でもありました。

 盛岡〜青森間在来線の今後の伸び代、と問われると、ヨソ者には解答が難しい。この区間を通しで乗って、各駅に乗り降りしてみた感触だと、一部の駅を除くと乗降が極めて少ないし(小繋は1日15人、だって)、沿線も人口が少ないから駅を増やして利便性を高める、という施策も採りにくい(むしろ野内のように、在来の駅の再配置があるかも)。快速も大湊線直通を除いて取り止めで、地域間高速輸送の役割もほぼなくなり、あとは地道に、少なくても現在の旅客をつなぎ止める、という所に落ち着くのだろうか。
 ダイヤに関しては、とりあえずは現状の運行本数を維持、青森の近郊は、もう少し本数を多く、1時間に1本はあったらいいと思う。盛岡側は、パターンダイヤを復活させる事があっても良いかも。あとは新幹線やJRの支線、地域のバス等の連携をさらに強化する、という方向ではないでしょうか。
 東北新幹線・盛岡〜八戸延伸開業からまもなく15年、という事はIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道、両鉄道も開業15年になります。次の15年がどう変わるか、勝負だと思います。

 それにしても…。戻れるなら、35年前に戻りたいです。〔はつかり〕(絶対583系!)の食堂車でランチ食べて、旧型客車のボックスシートに腰掛け、〔八甲田〕でも〔十和田〕でもいいから夜行の座席に揺られて…なんて旅、やり直したいです。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 JR九州は昨日、臨時の特急〔ゆふ〕を、日田〜大分・別府間で23日から運行すると発表しました。81号は1号、82号は2号、84号は4号と同じ。83号は、日田〜湯布院間は〔ゆふいんの森1号〕とほぼ同じだが豊後中村に停車。湯布院から先は新規設定だが、湯布院の到着時刻が記されていないけれど、35分位の停車になりそう。始発の普通4845Dに乗り継いだ方が、大分の到着が早くなりそうです。
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 CNNの公式日本語Webは、ボーイングで製造されていた、大韓航空向けのB747−8旅客タイプが塗装作業を終え、数週間以内にデリバリーされる見込みと伝えました。そして、恐らくこれが、純粋な旅客用としては最後のジャンボジェットになるだろうとしています。果たしてボーイングからの何らかのコミットメントが、今後あるのか?

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