№162 私鉄の車両シリーズ21 神戸電鉄3000形 

 きのうファミレスのジョナサンに行ったら、入口にSuica・PASMOのマークの他、「TOICA」(JR東海)、「ICOCA」(JR西日本)、「Kitaca」(JR北海道)に加え、「Sugoka」(JR九州)、「はやかけん」(福岡市営)、「nimoca」(西鉄)のマークが掲げられていました。
 ジョナサンは以前からSuica電子マネーを採用していて(関東地方のみ・一部店舗は除く)、相互利用している各ICカードも利用できるのですが、PASMOはともかく、他地域のICカードなんて、店員さんわかるかなあ?
 なお、「TOICA」(電子マネー機能)「Sugoka」「はやかけん」「nimoca」の相互利用開始は13日(土曜日)からであり、ジョナサンでのマークの表示はフライングなので念のため。

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 本題に入って私鉄の車両シリーズ、今日は昨日に続いて神戸の鉄道です。
 神戸電鉄3000形は、利用者の増加に対応し、1973~1981年、1989~1991年の長期にわたって4両編成×9本の36両が製造され、同社の主力通勤車として活躍しています。

 
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 3000形は、在籍車両が100両を突破する事からその記念の意味も込め、従来の神鉄電車の標準スタイルを一新、大幅なモデルチェンジが図られました。
 初の無塗装アルミ車体(クリアラッカー仕上げ)で、当初は窓周りのみオレンジ塗装としていました。
 神鉄の新車としては初の3ドア車となり、他系列との連結を考慮していない事から、正面も大型2枚窓の下に前照灯を配置する非貫通形となり、イメージを一新しています。
 全M編成でMMユニットを採用。
 最大50‰の急勾配に備えて電磁直通ブレーキの他、初採用の抑速低速装置と非常電制を併設。
 3000形では、空気ブレーキが破壊されても、その車両の非常電制が自動的に作動するようになっています。
 台車も神鉄初の空気バネを採用。
 運転台のマスコンは水平軸式で、力行と電制を併用しています。
 神鉄初の冷房車でもあり、3011Fまでは分散式冷房を1車両につき4基を搭載しています。
 内装は木目調になりました。
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 8年振りの新造車となった、1989年の3013Fからは仕様を一部変更しています。

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 補助電源をSIVに変更、車内では座席にモケット張りの袖仕切りを新設。
 冷房装置は省エネタイプを1車両に3基搭載し、車内の天井部にはラインフローが新設されました。
 乗務員室扉の真横には「K」マークが取り付けられています。
 外観は、1987年以降の新塗装に準じたものになり、下部に帯が入ってドア付近は全体を赤に改めました。
(3011F以前の編成も既に変更済みです。)
 側面の行先表示は種別を分離した上、共に大型化され、見やすくなりました。

 当初は三田線の道場南口~三田、粟生線の志染~粟生はホームの有効長が短いため入線できませんでしたが、1991年に三田線、2001年に粟生線も全線で4連の運用が可能になりました。
 現在は公園都市線を除く全線に入線が可能になっています。
 なお、ワンマン運転の開始に備え、2002~2003年にかけて、全編成にワンマン機器が搭載されました。
 戸閉センサーや自動放送装置・通話式非常通報装置が新設されています。
 車椅子スペースも設けられました。
 2005年6月より、全線でワンマン運転を行ない、今日に至っています。

【編成】
←三田・有馬温泉・粟生     湊川(新開地)
 Mc1 3000* - M2 3100 - M1 3100* - Mc2 3000
* パンタグラフ

 今回の記事は
「私鉄の車両19 神戸電気鉄道」(保育社 ※現在はネコ・パブリッシングによって復刻
「鉄道ピクトリアル1990年5月臨時増刊号 【特集】山陽電気鉄道/神戸電鉄」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2001年12月臨時増刊号 【特集】山陽電気鉄道/神戸電鉄」(鉄道図書刊行会) 等
を参考にさせて頂きました。
※神戸電鉄は1988年3月末まで神戸電気鉄道でした。

 なお、神戸電鉄グループの公式Webサイトで、3000形の形式図が公開されています。
 TOPページから「交通」→「神戸電鉄」→「車両のご案内」→「車両の形式図」と選択してください。
 次回の当シリーズは伊予鉄道の市内線(路面電車)、2000形(京都市電)です。
 ただし、明日から3回は、大糸線キハ52型引退メモリアルとして、国鉄・JRのディーゼルカーについて書きます。

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