№220 神奈川新聞から 明暗2題

 今朝湘南新宿ラインに乗って何気なく目にした神奈川新聞に、乗り物に関わる話題がありました。
 まず「明」。

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 横浜市の「横浜市電保存館」の来館者が右肩上がりで増加しているという話題。
 市電保存館は、市電廃止の翌年の1973年に、滝頭車庫(市バスの営業所に転換)の跡地の一部を利用して開館。
 この数年は年間1万~3万人程度で推移していたのが、2009年度は5万人を突破し、来年早々には通算で100万人を突破する見込みだそうです。
 入館料の値下げや模型類の充実等の施策に加え、例の「ママ鉄」等の来館が増えているためだと、保存館側では分析しているようです。
 高校生以上で100円という安価なので、公園感覚で来れるという事なのでしょう。
 屋内だから安全だし。
 館内では実物の市電7台(523・1007・1104・1311・1510・1601・10(貨物・事業用))の静態保存の他、お約束の大パノラマや鉄道模型ファンから寄贈されたOゲージ、地下鉄のシミュレーション等があります。
 また売店では、市電のペーパークラフトも発売されています。
 横浜市電は廃止から既に40年近く経ち、また他の事業者に譲渡された例はなく、一部で見られた静態保存車も、状態が相当悪くなっているようです。
 なので静態と言えども、横浜市電を完璧な形で拝めるのはここしかないといえます。
 「てっぱく」程敷居も高くないので、近所の方は一度行ってみてもいいのではないでしょうか。
 後望めるなら、市営交通全体の博物館として、バスの展示もあったらいいなあ。

【アクセス】 JR根岸駅から市営バス21系統(この系統は桜木町駅始発)、または78・133系統で「市電保存館」下車。(21系統は終点)約10分。市営バス9・68・102・113・156・158系統、京急バス110系統で滝頭下車でもアクセス可能。

 一方、「暗」として、№67でも書いた久里浜~金谷の東京湾フェリーが、現在所有する3隻のうちの1隻(「くりはま丸」)を売却すると発表しました。
 既に去年から一部時期を除いて2隻による運航になっていました。
 2009年度は旅客が約8%、運賃収入がなんと20%近い減少だそうで、アクアライン値下げの影響は、私が思っていた以上に深刻なようです。
 問題なのは、今後残る2隻(「かなや丸」「しらはま丸」)の内のどちらかがドッグ入りしてしまうと、2時間に1便程度と大幅な間引きになってしまう事。
 これでますます利用が遠のく事になりはしないかと心配もあります。
 南房総では、アクアライン以外に館山自動車道の存在もあり、3月のJRダイヤ改正では特急<さざなみ>の削減も行われました。
 このままでは、南房総はマイカーで行く場所になってしまうのでしょうか。
 せめて、高速バス各路線には健闘してほしい所ですが…。

 この他、全国ニュースでも、JRの夏の臨時列車の設定が大幅に削減されたとありました。
 このまま公共交通は見放されてしまうのでしょうか・
 なんとか「市電保存館」を初めとする展示施設等で公共交通への理解が深まり、利用の拡大につながるよう、祈らずにはいられません。

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