№226 私鉄の車両シリーズ44 南海電気鉄道7000系

 昨日京急のダイヤの変遷を、停車駅を中心にして書きましたが、相変わらずアクセスが多いようでありがとうございます。
 さて「私鉄の車両シリーズ」、今日は南海電気鉄道7000系です。
 7000系は、南海線系統では初の高性能通勤車です。
 1963年~1968年にかけ、合計で90両が帝国車輛(現東急車輛大阪)と近畿車輛で製作されました。

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 基本的な仕様は前年高野線にデビューした6000系と同様ですが、6000系のステンレス車体に対して通常の鋼製車体となりました。
 この車体は釣掛式駆動の1521系と似ていますが、前照灯がシールドビーム2灯で、側窓が2段式になる違いがあります。
 台車はミンデン式になりましたが、その他の仕様は6000系と同様です。

 車内も6000系と同様のロングシートで、当初は冷房が無く、ファンデリアが1両あたり8台装備されていました。
 冷房化は1983年~1989年にかけて更新修理と共に実施、分散型クーラーを1車あたり8台設けました。
 この際にパンタグラフを下枠交差形に変更し、4連では取り付け位置も変更しています。

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 座席のモケットは1000系デビュー以降、グレー地に改められています。

 1・2次車は本線の1500V昇圧(1973年)決定前の製作のため、600V専用仕様で製作されました。
 当初は5両編成(2+3連)での製作で、後の6連化の際にクハ7901→モハ7001に改造する計画だったため、モハ7001形に欠番が生じています。
 3次車から昇圧対応になり、4次車からは6連(4+2連)、6次車は4連で製作されました。
 1~3次車の5連も3連にT車(サハ7801)を組み込む方式で6連化されています。
 1977年に列車種別表示装置を取り付け、1992年にはスカートの取り付けに合わせ、関西空港開港を見据えた新CIの導入に合わせた新塗装への塗り替えが進められました。
 4連については、1985年より運行を開始した特急「サザン」の一般席車として、指定席車両の10000系と併結する運用が始まっています。

 デビューから40年を越えて老朽化が進んだ事で、高野線で余剰になった2000系を転用する形で一部が置き換えられ、廃車となりました。
 残りの車両は引き続き南海線で「サザン」など各種列車で運用されていますが、今後は8000系の新造の進行により、廃車が進む事になると思われます。

【編成】
←難波     和歌山市
 *Mc1 7001* - T1 7801 - T2 7801 - Mc2 7001
 *Mc3 7001* - Tc 7901
* パンタグラフ

 今回の記事は
「私鉄の車両23 南海電気鉄道」(保育社) ※現在はネコ・パブリッシングによって復刻(
「鉄道ピクトリアル1995年12月臨時増刊号 【特集】南海電気鉄道」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2008年8月臨時増刊号 【特集】南海電気鉄道」(鉄道図書刊行会) 等
を参考にさせて頂きました。

 次回のこのシリーズは西鉄の特急車、8000系について書きます。

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