№227 私鉄の車両シリーズ45 西日本鉄道8000系

 今日はひたちなか海浜鉄道に行ってきました。
 今日の事については、来週書きたいと思います。

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 「私鉄の車両シリーズ」、今日は西日本鉄道の特急車、8000系です。
 8000系は、福岡で「アジア太平洋博覧会」が開催された1989年、大牟田線(天神大牟田線)特急車として製作された2ドアクロスシート車です。
 それまで特急用として運用されていた2000系に代わり、西鉄の新しい顔になりました。

 走行システム自体は2000系から大きな変化はなく、引き続き1C8M方式の抵抗制御方式になっていますが、ブレーキは初めて電気指令式を採用しました。
 運転台も西鉄では初のワンハンドルマスコンとモニター装置が採用され、ATSがデジタル化されています。
 台車は5000系で実績のあるタイプを多少改良して使用しています。
 車体は大きくモデルチェンジ、先頭部は流線型とし、正面窓は大型のパノラミックウィンドウになっています。
 車体色もアイボリー+赤のツートンカラーに一新されました。

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 車内のレイアウト自体は2000系と同様、ドア間に転換クロスシート、車端部はロングシートを配置しています。
 クロスシートはバケットタイプとなりました。

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 8000系の最大のポイントは運転室直後の展望席部分にあります。
 3列分のクロスシートを設け、側窓には高さ1,050㎜×高さ2,660㎜という、世界最大級の1枚窓を配置しています。
 この部分には8.8㎜の合わせガラスを使用し、十分な強度を確保しています。
 乗務員室の仕切りも窓も大型化し、前面・側面とも十分な視界を確保しました。
 この他の側窓も固定式を基本としていますが、一部は一段下降窓として換気を考慮しています。
 この他、大牟田方3両目のM2に電話室を設け、カード式の公衆電話が取り付けられました。
 このため、この車両のみ定員が他の中間車と比較して減少しています。
 また、営業開始の後、乗務員室仕切りおよび貫通扉の上部に、LED式の案内表示器が新たに設けられています。

 6連×6編成が川崎重工で一気に製作され、2000系を置き換えました。
(2000系は3ドア化の上、主に急行運用に転用)。
 以降も大掛かりな改造もなく、特急を中心に運用されています。
 2008年春より一部区間で特急の最高速度が110㎞/hに引き上げられ、福岡~大牟田は最速58分で運行されています。
 ただし、6両固定のクロスシート車という事で収容力に難があるという事か、ラッシュ時は特急運用を外れ、大宰府線内の区間運転などで運用されています。

【編成】
←大牟田     西鉄福岡
 Tc1 8000 - *M1 8000* - M2 8000 - *M3 8000* - M4 8000 - Tc2 8000
* パンタグラフ

 今回の記事は
「私鉄の車両9 西日本鉄道」(保育社 ※現在はネコ・パブリッシングによって復刻
「鉄道ピクトリアル1989年4月臨時増刊号 【特集】西日本鉄道」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル1990年10月臨時増刊号 新車年鑑」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル1999年4月臨時増刊号 【特集】西日本鉄道」(鉄道図書刊行会) 等
を参考にさせて頂きました。

 2クールも、大手私鉄は15社全て、1系列ずつ廻りました。
 次回からは5回連続で西日本の事業者を取り上げます。
 次回は同じ福岡の福岡市営地下鉄の2000系です。

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