№228 私鉄の車両シリーズ46 福岡市交通局2000系

「私鉄の車両シリーズ」、今日も昨日に引き続き福岡県の事業者です。
 福岡市交通局(市営地下鉄)空港線及び箱崎線用の2000系を取り上げます。

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 福岡市営地下鉄1号線(現空港線)は、1993年3月に博多~福岡空港が延伸し、日本初の空港アクセス地下鉄となりました。
 この延伸時の増備車、及びそれ以降の増発用として製作されたのが2000系です。

 車体は1000系のスキンステンレスからオールステンレスに変更され、若干軽量化されています。
 玄界灘をイメージした青と白のアクセントは1000系と同じ。
 前面は曲面ガラスを使用し、より丸みを持たせています。
 2M1Tをユニットとする考え形は1000系と同様です。
 制御方式はGTO素子のVVVFとなり、加速度は3.5㎞/h/s、最高速度は110㎞/hに向上しました。
 ボルスタレス台車を採用しています。
 地下鉄線内はATOを使用した自動運転を行いますが、車両基地内及び直通先のJR筑肥線内で使用するマスコンは、左手操作型のワンハンドルマスコンになりました。
 運転台は1000系同様、車内信号式の地下鉄線内と地上信号式のJRの運転を両立して行えるようになっていて、支援用のモニターも装備しています。

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 車内も基本的には1000系と同様ですが、一人毎の区分をつけたバケットタイプの座席がオリーブ系、側面及び天井部はアイボリー、床中央部はライトベージュの色彩になっています。
 また、側窓はピラーを廃止し大型化しました。
 冷房は除湿機能式、ドア上部にはLCD式の画面とLED併用のマップを併用した車内案内表示器を設けています。
 車椅子スペースは当初は編成中4箇所に設置しています。

 1998年にかけて6連×6本の36両が近畿車輛・日本車輌で製作されました。
 最終の2811Fは一部仕様の変更があり、VVVF制御装置の素子がIGBTに変更され、連結部への外幌の設置や車内案内表示器の仕様の変更などが行われています。
 2004年~2006年にかけて空港・箱崎線全駅のホームにホームドアが設置され、これに対応するため2003年度より、全編成に対してホームドア対応の工事が行われています。
 車椅子スペースは全車両への設置が行われています。
 引き続き1000系と共通で空港線・箱崎線で運用される他、JR筑肥線・筑前前原までの相互直通列車にも使用されています。

【編成】
←姪浜     福岡空港・貝塚
 Tc 2500 - M1 2000 - *M1' 2100* - M2 2000 - *M2' 2100* - Tc' 2500
* パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル1992年10月臨時増刊号 新車年鑑」(鉄道図書刊行会)
「私鉄新型車両コレクション」(交通新聞社) 等
を参考にさせて頂きました。

 次回は泉北高速鉄道の5000系です。
 ただし明日は、昨日行ってきたひたちなか海浜鉄道について書く予定です。

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