№209 私鉄の車両シリーズ39 名古屋鉄道3500系

 久し振りになりましたが、「私鉄の車両シリーズ」を再開します。
 今日から7回は西日本の大手私鉄です。
 今日は名鉄の通勤車、3500系です。

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 名鉄3500系は、1993年にデビューした、本線用の通勤車両です。
 6500系を基本にしていて若干地味目にも思えますが、制御システムやブレーキ方式などで名鉄初の新機軸が数多く取り入れられ、以降の名鉄通勤車の基礎となりました。

 名鉄では鶴舞線直通用の100系の増結車で初めてVVVF制御を採用しましたが、3500系で初めての本格的な採用になりました。
 4500V・4000Aの大容量GTOサイリスタを用いた1C8M方式です。
 ブレーキも名鉄初の電気指令式を採用しています。
 このため、当時は他に併結できる系列がなく、識別のため、ヘッドライト上部に「ECB」(Electric Command Brake)のエンブレムを掲げています。
 また、増圧ブレーキ・滑走防止装置も装備し、最高速度を120㎞/hに向上させています。
 車体は6500系(6次車~)と同様の、前面に大型局面ガラス、側面に3連窓を配置した非貫通の軽快なタイプですが、正面下部にはスカートを設けています。
 運転台も初めてT字型のワンハンドルとなりました。
 台車はボルスタレス方式としています。

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 車内も基本的には6500系と同様の全ロングシート。
 戸袋付近には座席を設けず、立席スペースを広く取っています。
 運転室の後部は車椅子スペースとしました。
 また、これも名鉄では初めて、運転室仕切り壁及び貫通扉の上部にLED表示装置を設け、行先・種別、停車駅の他、走行中は速度の表示も行っています。

 3609号車では車内2箇所の戸袋部に折畳み式の補助席を設置、4次車では全車両で設けられた上、ドアチャイムの準備工事が施されました。
 さらに5次車ではどちらも本格的な採用になり、それ以前の車両でも補助席が設置された編成があります。
 1996年までの4年にわたり、4連×34本、合計で136両がすべて日本車輌で製造されました。

 以降の新製は車体寸法を拡大した3700系・3100系に譲りました。
 これ以降、特に大掛かりな改造もありませんが、台車の交換やドア部の塗装の変更(上部グレー→全体をスカーレット一色)、連結面間への転落防止幌の設置といった小変化が見られます。
 現在も単独で普通列車や支線直通列車、また自系列同士や3100系・3700系等との連結で6・8連を組成しての本線の準急・急行への運用など、本線系統のほぼ全域で幅広い活躍が見られます。

【編成】
←豊橋・中部国際空港・河和     新岐阜・犬山・佐屋
 Tc1 3500 - *M2 3550 - M1 3650* - Tc2 3600
* パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル1994年10月臨時増刊号 新車年鑑1994年版」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル1996年7月臨時増刊号 【特集】名古屋鉄道」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2006年1月臨時増刊号 【特集】名古屋鉄道」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2009年3月臨時増刊号 【特集】名古屋鉄道」(鉄道図書刊行会)
「私鉄新型車両コレクション」(交通新聞社) 等
を参考にさせて頂きました。

 次回のこのシリーズは、3500系の9年前に日本初の1500V鉄道線用VVVF制御車としてデビューした、近鉄1420系です。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)



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