№519 東京の交通100年博

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 多少遅くなりましたが、先月(7月)19日、江戸東京博物館で現在開催中の「東京の交通100年博」に行ってまいりましたので、今日は簡単ですがその様子をリポートしてみたいと思います。

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 博物館の最寄の総武線・両国駅。

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 博物館への入口。
 開館は9時30分~17時30分で、原則月曜日休館。
 ただし今月29日、9月5日と19日は開館。
 なお訪問した時点では土曜日の夜間開館は取り止めになっていましたが、現在は再開されて19時30分まで開館しています。
 この博物館は、以前の国鉄・JRバスの東京自動車営業所の跡地に建てられています。

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 入場券。
「東京の交通100年博」は特別展となり、大人1,300円。

 博物館の内部は原則撮影禁止。
 唯一撮影できたのが、これ。

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「ヨヘロ」形のモックアップ。
「ヨヘロ」形は都電の前身の東京電車鉄道の車両で、
「ヨ」 … 四輪単車 「ヘ」 … 前面窓つき 「ロ」 … 大正6年車体新造 という意味。

 この他「円太郎」バスとか、各種記念乗車券、さらには都電の系統番号板も多数並んでいましたが、どれも撮影不可だったのは残念。
 全体的には、若干都電偏重だったような気もします。
「都電の歴史」=「都営交通の歴史」になるからそうなるのでしょうが。

 展示室では鉄道模型のジオラマや、「myつりかわ展」が開催されていました。
 まずはジオラマから。

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 渋谷駅のジオラマ。
 都電の線路で手前は青山通りへ向かう6・9・10系統で、向こうの折返し線路は34系統、なのでしょう。

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 勝鬨橋のジオラマ。

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 飛鳥山のジオラマ。
 なお、本当は荒川線が右折し、道路は直進するのですが、隣のモジュールへの連結のため、このジオラマでは荒川線を直進させています。

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 もう一つ渋谷駅のジオラマで、これは五島文化会館。
「ヒカリエ」はこの跡地に建てられているわけです。
 都電全盛時代から意外に雰囲気が変わらなかった渋谷駅東口ですが、東横線が地下に移転して副都心線と相互直通運転を開始すれば、大きく変貌する事になるでしょう。

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 もう一方の展示、「myつりかわ展」。
 ここでは入賞作品をいくつかご覧頂きましょう。

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「機能デザイン賞」受賞作品。
 既存のつり革に引っ掛けて使うという自分専用のつり革。
 これが本当の「myつりかわ」だ?

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「アイデアデザイン賞」受賞作品。
 握って離すと発電。
 まさに今の日本にピッタリのつり革だ?

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 入選作から一つ。これは笑った。
 自分が起こして欲しい駅に目盛りの針をさして「ここで起こしてください」と、呑兵衛向けのつり革。
 だけど、誰が見るんだ?

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「100周年特別賞」。
 東京のシンボル、イチョウの葉をアレンジ。
 カラーは都営地下鉄4路線のシンボルカラーで、左から大江戸、浅草、三田、新宿線。

 そしてグランプリ作品。

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「乗る者と乗せる者、互いに尊重し合い、手を取り合って快適な移動を実現しよう」というコンセプトです。

 さて、本筋に戻って本来の100年博の展示に戻ります。
 外の駐車場には2台の電車が展示されています。
 なお、見学には入場券の提示が必要になります。

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 昨年荒川車庫で行われた「2010路面電車の日 記念イベント」で公開された6086号です。
 この後「Always 三丁目の夕陽」の映画の第3弾が製作されるそうで、そこで使われるというジオラマが背景になっています。
 こちらは車内に入れますので覗いてみます。

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 運転台。
 昔の路面電車らしく、実にシンプルです。

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 車内はニスの香りがします。
 思ったんですが、最新鋭LRTもいいですが、それこそ昔に帰って、こういう古い電車で都会の中を縦横無尽に乗りまくってみたいものです。
 といって私も都電全盛時代など全く知りませんが。
(だからこそ、か)

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 車内釣り広告から。
 このベビーカーは実在したようですが、現代のものと比較すると随分シンプルに見えます。

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 もう一つ、こちらは窓上広告。
 これはもちろん「花王石鹸」のパロディ。

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 今回の「100年博」の最大の目玉、東京市電1形「ヨヘロ」から改造され、函館で除雪車4号として使用されていた車両です。

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 車内は立ち入れませんが、側面のドアが開放されていて、中を覗く事ができます。
 当然客室だった面影はなく、除雪用の機器が配置されています。
 この車両は今後どうなるのか、やはり「ヨヘロ」への復元が行われるというのが、自然な見方なのですが…。

 かなり簡単でしたが「100年博」について取り上げてみました。
 やはり通常の博物館での特別展なので、撮影がほとんどできないというのは残念でした。
 しつこいんですけれど、やはり「都営交通博物館」みたいなものが欲しいです。
 特に「都電」「都バス」は全国区の人気なので。
 都電の保存車両もまだかなり残っているし(若干6000形偏重なのは気になるが)、地下鉄でも浅草線の5000形やリニア地下鉄の試験車両が残されていますから、それらをかき集めれば壮観でしょう。
 本当は馬込の工場の跡地あたりに造って欲しかったと思っています。
 それと、都バスの旧塗装復刻は、やはりやらないのかなあ。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

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