№859 JRグループ 2013年3月16日(土)ダイヤ改正

 来年、2013(H25)年3月16日(土)のJRグループのダイヤ改正の概要が、先週の金曜日に発表になりました。
(JR北海道は除く)
 明るい話題として、常磐線・浜吉田~亘理、石巻線・鹿波~浦宿が、ダイヤ改正時より運転が再開されると発表がありました。
(JR東日本・仙台支店HPより)

 各社のプレスリリースからチェックして行きますが、新幹線が中心になる他、車両の新旧交代が目立つ感があります。
 細かい所では、新幹線・在来線特急とも車内サービスの見直し(廃止・終了)がいくつかあります。

JR東日本
新幹線
◆ E5系320㎞/h運転開始 東京~新青森最速2時間59分
<はやて>からの立替もあって<はやぶさ>は東京~新青森下り6本・上り5本、東京~盛岡1往復、東京~仙台1往復になります。
 320㎞/h運転の<はやぶさ>は全区間単独運転の3.5往復で実施、最速は東京~新青森で3時間を切りました。

下り
 はやぶさ5号 東京8:20 → 11:19新青森
 はやぶさ9号 東京9:36 → 12:35新青森
上り
 はやぶさ18号 新青森18:24 → 21:23東京

 一部<はやぶさ>は上野・いわて沼宮内・二戸・八戸・七戸十和田に停車。
 E5系は追加投入で23編成となり、新青森発着の<はやぶさ>・定期<はやて>は全列車E5系で運転。
 <はやて><やまびこ>の一部はグランクラスが座席のみのサービスとなり、特定の料金を設定。

◆ E6系<スーパーこまち>運行開始 東京~秋田最速3時間45分
 まず6往復を設定、最高速度300㎞/hで運転。
(全列車、東京~盛岡<はやぶさ>と併結)

下り
 スーパーこまち5号 東京20:08 → 23:53秋田
(上り最速は6号の3時間46分)

「スーパー」の名がつく列車は、新幹線では初めて。

◆ 上越新幹線E2系投入 所要時間短縮
 200系を置き換え、東京~新潟で平均2分短縮。
 E4系「MAX」の東京~新潟ノンストップ1往復は大宮にも停車しますが、E2系置き換えで逆に1分短縮。
 200系引退により、全新幹線がJR発足以降の車両での運行となる事になります。
 この他、E4系で東京~越後湯沢16連運転の列車は編成の行先別に名称を分離、新潟直行を<MAXとき>、越後湯沢行を<MAXたにがわ>で統一。

在来線
◆ 常磐線<ひたち>系 E657系に統一
 本来は今年秋には統一される事になっていたはずが、半年遅れになりました。
<フレッシュひたち>は下り1本・上り2本増発、合わせて停車駅の追加・変更も行われます。
◆ 湘南新宿ライン・東武直通特急が浦和に停車
 増発もあるが、東急東横線~メトロ副都心線直通開始に対応した施策は、特にありませんでした。
◆ 中央線快速の最高速度を100㎞/hに引き上げ、特快を増発
◆ 武蔵野線平日に増発、10分間隔に短縮
 京葉線内は全列車各駅停車に変更。
● 千葉支社では京葉線朝ラッシュ時の快速を全列車各駅停車に変更(通勤快速は変わらず)、日中の成田空港直通快速設定増、211系→209系に統一、久留里線でワンマン運転開始など。
● 高崎支社では、185系のグリーン車の連結位置を変更。
● 盛岡支社では、八戸発着の快速<しもきた>を1往復増、大船渡線快速<スーパードラゴン>を普通列車に変更。
● 新潟支社では、只見線柿ノ木駅を臨時駅に変更(定期列車は通過)。
● 長野支社では、<スーパーあずさ6号>を東京へ延伸、211系運用開始、E127系を茅野・辰野~塩尻~長野間でも運用(ワンマン運転)。
 クモハ123は引退の模様。  
 この他、各路線で本数(増発・削減)、運転区間(延伸・短縮)、編成(増結・短縮)の変更や、ワンマン運転の拡大を実施。
 485系<白鳥><いなほ><北越>については、車両の置き換えの発表はなし。

JR東海
新幹線
◆ N700A系運行開始
 ダイヤ改正に先駆け、2月8日デビュー。
 運用はN700系と共通で、乗車希望の場合は当日問い合わせをとの事。
◆ 岡山始発<のぞみ>を広島発に延伸
 広島からの上りは、6時00分~7時00分の東京行<のぞみ>がほぼ20分間隔になります。
◆ 新大阪発着<のぞみ>1往復を岡山へ延伸
◆ 臨時<のぞみ>を増設定 1時間最大10本運転の時間帯を拡大
 この他、一部列車の運転区間を変更、<ひかり>の新大阪分割が深度化。
 この改正に合わせて、新大阪駅27番線を使用開始。
 東海道・山陽・九州新幹線のオーディオサービスは廃止。
(700系(16連)・N700系のNHKラジオ配信は継続)

在来線
◆ 東海道線快速・普通をJR発足以降の車両に統一
 117系が引退という事になりました。 
◆ 中央線「セントラルライナー」廃止
 快速は毎時3本(2本が中津川・1本は瑞浪発着)運転。
 313系8000番台の運用方はどうなるか。 
◆ 中央線<ホームライナー>は名古屋発17~21時台に5本運転
 毎時58分発の60分間隔で、17~19時台は瑞浪行(中津川行快速に接続)。
 この他、<しなの><ふじかわ><ホームライナー沼津>の一部時刻変更、新幹線→<みえ>の接続の改善、<ホームライナー豊橋・大垣>の削減、身延線の一部削減など。
 在来線特急の車内販売を全廃。

JR西日本
新幹線
<のぞみ>についてはJR東海を、<みずほ><さくら>についてはJR九州も見て下さい。
 他のポイント。
◆ <のぞみ><さくら>の所要時間を一部短縮
 新大阪~博多の<のぞみ>62本中23本を2時間30分、<さくら>36本中18本を2時間35分で運転。
(それぞれ5分短縮)
◆ JR東海のN700A系を山陽区間でも運用

在来線
◆ <くろしお>白浜・紀伊田辺発着列車は287系に統一
 新規増発の海南始発<くろしお4号>も287系で運用、下り8本・上り9本。
◆ 夕方の大阪始発新快速を増発
 快速からの格上げ。
 また、平日の12連運転時間帯を拡大。
● 金沢支社では、氷見線・城端線の等時間隔化を初め、北陸本線・七尾線・小浜線でも普通列車の運転間隔や特急との接続を改善。
● アーバンネットワークでは、京都~高槻の快速を一部各駅停車に変更、午後の普通列車を午前中にシフト、JR宝塚線(福知山線)の普通を「丹波路快速」に変更。
 JR京都・神戸線(東海道・山陽本線)の205系が運用を終了。
● 和歌山支社では、椿停車の<くろしお>の変更、快速が紀三井寺に停車。
● 福知山支社では高速化工事により、<はまかぜ>の所要時間を短縮。
 平均で5分、鳥取→大阪の2号は12分。
 183系は381系への置き換えで引退するが、今回は287系の追加投入はないよう。
● 米子支社では、<やくも>が全列車安来に、快速<とっとりライナー>が全列車鳥取大学前に停車。
● 広島支社では、<のぞみ>の徳山・新山口停車増、呉線の糸崎→広島直通を呉で分割し、安浦始発<通勤ライナー>新設(安浦~広増発)、土休日の広島~岩国で増結。
「みすゞ潮騒」は土休日中心に新下関~仙崎の1往復を運転予定。
 今回は広島近郊の日中の削減はないものの、ローカル線の削減が深度化、山口線・宮野~益田の普通列車は、日中4~5時間程度空く時間帯があります。
<はるか>は、特急料金の値下げが行われます。

JR四国
◆ 伊予西条始発<しおかぜ2号>を今治始発に延伸
 今治発4時38分は九州の<ソニック102号>柳ヶ浦始発時刻と同じ、昼行特急では最も早い出発になります。
◆ 夕刻の下り<しおかぜ>+<いしづち>・<南風>+<しまんと>連結を宇多津→多度津に変更
 高松→丸亀・多度津の所要時間を短縮。
◆ 通勤時間帯の<南風><あしずり>が多ノ郷に停車(臨時扱いらしい)。
 この他予讃線・土讃線で特急接続の普通を増発、高徳線引田→<マリンライナー>の接続を改善、各線で普通列車の見直し、など。

JR九州
新幹線
◆ 広島始終着<さくら>設定
◆ 週末を中心に臨時<みずほ>を設定
 この他、博多~熊本区間運転<さくら>を一部削減。

在来線
◆ <A列車で行こう>1往復増発
 全列車、天草宝島ライン・シークルーズと接続。
 この他、<きらめき>の戸畑・八幡・東郷・<にちりん>の宮崎神宮停車増、福北ゆたか線増発、鹿児島本線増結・ロングシート車両投入増による混雑緩和、快速<豊肥ライナー>を普通列車に変更、その他各線で普通列車の延長・増結など。 

JR貨物 
◆ 吹田貨物ターミナル駅開業・百済駅増強
 百済~関東地方2往復・福岡1往復を1300t(26両)運行に増強。
 梅田貨物駅が営業を終了します。
 跡地のあり方は以前から議論があって、一時ガンバ大阪の新スタジアム建設、という話もあったと思いますが、どうなるのだろう。
◆ 隅田川貨物駅増強
 隅田川~新潟・東北方面一部列車の輸送力を増強、コキ106形配備・増備により大型コンテナ輸送ルートを拡大。
 この他、東京ターミナル~秋田1往復を名古屋ターミナル~熊谷ターミナル~秋田に変更、首都圏中継アクセスの改善、一部列車で最大5時間程度の所要時間短縮、輸送障害への対応策の強化など。
 機関車12両、コンテナ車252両、コンテナ4,000個を新製。 

 以上、各社及び各支社のプレスリリースからチェックしてみました。
 もっと詳しいディティールは解かりませんから、来年の時刻表3月号が発売になった時点で、改めて眺めて見たいと思います。
 とりあえず、新幹線・在来線特急では、ネットワーク的な変化はなかったです。

 JR以外では、東武は特急関係のみリリース。
 浅草発10時以降の全特急がとうきょうスカイツリー、<けごん1号>が板倉東洋大前に停車、<りょうもう><きりふり>増発など。
 他に確認した所では、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道・仙台空港鉄道・北近畿タンゴ鉄道などがリリースを出しています。 

 当ブログでは、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 なお、当ブログに寄れない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 JRのダイヤ改正のリリースに合わせるかのように、ANAも同日、羽田~秋田線1往復ににB787-8を投入すると発表しました。
 定期便では東北初就航、就航が3月16日で、<スーパーこまち>への対抗である事ははっきりしています。
 JRのリリースもにらんで、どのタイミングで発表するか、様子を伺っていた様が見えるようです。
 去年11月初就航時の羽田~岡山・広島線も<のぞみ>への対抗で、B787には新幹線との競争のための武器という意味も込められているのでしょう。
 ただ、投入便が羽田発7時50分(871便)・秋田発9時35分(872便)で、ビジネス面では中途半端に見えます。
<スーパーこまち>の最速が東京発最終・秋田発第一便なので、本気で対抗するなら秋田ナイトステイも厭わず、羽田発879便・秋田発872便への投入とすべきたったという気もします。
 とはいえ航空業界は他の路線も含めた機材繰りもあるし、サマーダイヤ切り換えの直前で時期的に中途半端だから、とりあえずはこれが精一杯だったかとも思います。
 
《今日のニュースから》
京都・聚楽第の石垣 初の一般公開