№1178 幅が広すぎた 仏の新型車両

 今朝BSでフランスのニュースを見たら、SNCFの新型車両の幅が広すぎて、駅に入れなくなってしまったと伝えていました。日本語訳を要約して記してみます。
(「TER DES RAMES TROP LARGES」と見出しがついています)

キャスター:SNCFの新型車両(日本語訳では「特急」と言っていたけれど、画面を見る限りは近郊型。小型車体の連接車のようだ)の幅が広すぎて、多くの古い駅でホームの改修工事が必要になったと、風刺紙がスクープした。工事はすでに始まっているが、費用は数千万ユーロに上るとみられる。

リポーター:信じられない過ちだ。超モダンな新型車両が、何百もの駅のホームに入れないというのだ。幅が広すぎるためだ。新型車両はSNCFを通じて各地域が発注した。車両メーカー(アルストームらしい)は従来の車両より幅を20cm広げる事を提案、SNCFの線路網を保守管理する会社の技術者は「問題なし」と回答した。しかし最初の車両が納品されると、駅によっては1㎝以上もホームにはみ出してしまう事が判明した。これではホームに入れない。
(保守管理会社責任者)事実は率直に認める。我々とSNCFは問題に気付くのが遅れた。しかし今は対策をとっている。
 新型車両を購入した地域圏の自治体は、工事費用は一切負担しないと表明している。
(地域圏協会会長)改修工事の費用は一銭も出さない。騙された上にお金まで出す訳にはいかない。
 と言うのもこの大失敗は、SNCFと管理会社の間の誤解によるものだからだ。主にミディ・ピレネー地方とリヨン周辺を中心に1,300のホームで工事が必要になる。現在までに既に、300のホームの幅が削られた。


 日本ではJRの103系の最大幅が2,870㎜だったのに対し、E233系が2,950㎜で8センチ、試作車的な存在に終わったE331系でも2,989㎜で、約12㎝の拡幅に留まっています。
 仏の新型車両の正確な寸法は解らないけれど、それにしても20㎝とは、ミリ単位でこだわる日本の目線で見ると、いきなりずいぶん大きく幅を広げたという印象。欧州大陸は元々規格が大きいから、多少大雑把になってしまうのでしょうかね。ホームが低いから、日本ほどは気にかけないのかも知れない。
(そういえば日本では、伊賀鉄道で東急1000系を入れる時、列車を運休させてまでホームを改修した事を、今思い出しました)
 確かに、世界でも有数の鉄道大国としては信じがたい失態ではあります。いくら発注元のSNCFと保守管理部門が別々だからって、各々の線路の規格が解らないはずはないと思うのだが…。
 SNCFの在来線は去年もパリ郊外で大事故を起こしているし、大丈夫なのかな…?もしかしたら潜在的に、JR北海道以上の大問題を抱えているのかも。

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 HDDは今日、専門の業者に持ち込みました(最近バナー広告をよく出しているみたいなので、目に触れられる事も多いかと思います)。相当状態が酷いらしく、費用が … ちょっと恐ろしくて具体的に書けません。うううう…。
 しかしデータ回復が最優先、本当に泣く泣く、そのまま修復を依頼しました。貯金が…!3日程度で修復のめどはたちそうだが、完全にデータ全てが回復できるかどうかは解りません。
 一つ個人的なアドバイス。本体のPCで接続が反応しなくなったら、USBのつけ外しや再起動を繰り返したりするのは相当ヤバいという事。普通のPCユーザーだったら常識のはずですが、そこがITオンチの悲しさ…。
 後は当然こまめなバックアップ、となるのだが、私は書き込みの頻度が多いので、億劫になってしまうんですよね…。これからは気を付けます。手遅れにならない事を祈るのみ。

《今日のニュースから》
厚木基地騒音訴訟 夜間・早朝飛行差し止めの判決

 今日の裁判の判決と言うと大飯原発の方が大きく取り上げられているけれど、こちらも国政にかかわる事なので意味は大きいと思います。
 厚木基地は長い間米軍機による夜間の飛行訓練が繰り返され、騒音被害が問題になっていました。確かに凄まじいんだよね…。抗議行動も繰り返されていたけれど、正直あまり効果がなかった印象があります。
 今回の判決も差し止めの対象は自衛隊機のみ、肝心の米軍機が含まれていないので、これだけだとどの程度実効性があるのか。後は米軍側が自発的に、このままでいいのかを考えて頂きたい、というのは甘いでしょうか。
 それと一方では戦闘機を見たり撮ったりするのが好き、という方も多くて(私は軍用は全く関心がないが)、厚木に限らず各基地の公開・エアショーに訪れるファンの方々も少なくないが、陰で長年苦痛・犠牲を感じられる方々が多い事を、少しは知っておくべきでしょう。