№1223 2014年度お盆休み 航空利用データ分析

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 今年のお盆休み、皆様はいかがお過ごしでしたか?私は毎日仕事でした。それは全く構わないのだけれど。
 今年の場合、前半は台風11号、後半は西日本を中心とした豪雨の影響もあって、全国的に天気に恵まれなかった感がありました。

 航空各社から、今年のお盆休みの航空利用についてのデータの発表があったので、これを基に私なりに分析してみます。 今年度は8日(金)~17日(日)を対象。会社によって呼び方が若干違うが、「座席数」「旅客数」「利用率」で統一します。
 国内線では、前半に台風の直撃で欠航便を多数出したため、ほとんどのキャリアで座席提供数が前年を下回りました。大半のキャリアで、下り便のピークは11日(月)~13日(水)になっています。
※注記以外は、コードシェア販売分の扱いは記されていない カッコ内は前年比

ANA
 国内線 座席数1,970,253席(95.9%) 旅客数1,459,018人(95.2%) 利用率74.1%(△0.8%)
 国際線 座席数277,220席(114.0%) 旅客数242,577人(111.9%) 利用率87.5%(△2.1%)
 国内線は利用率で見ると、沖縄線が80.7%と引き続き好調だったが、、北海道路線は78.6%と80%を割りました。
「その他」の路線に羽田=三宅島線があるが、3月一杯で休止のはず、消し忘れ?
 国際線では北米路線が羽田=バンクーバー線開設などもあって、座席提供数119.4%、旅客数124.9%、利用率91.0%と引き続き好調。
 欧州路線は座席提供数129.3%に対して旅客数128.5%、利用率は88.4%と前年を若干下回っているが、そろそろ羽田路線も定着してきたようです。
 中国路線の旅客数は前年比98.4%で、方面別で唯一前年を下回りました。利用率も83.7%に留まっています。


JAL
 国内線 座席数1,163,915席(94.6%) 旅客数891,676人(95.9%) 利用率76.6%(+1.0%)
 国際線 座席数305208席(102.2%) 旅客数273,396人(104.7%) 利用率89.6%(△0.9%)
(国際線は他社運航コードシェア便含む)
 国内線の利用率は北海道路線が81.7%・沖縄路線81.3%と好調だったが、中四国路線が68.5%と7割に届きませんでした。どうもJALはこの方面が弱い傾向があるようです。
 国際線はハワイ線(今年はコナへのチャーター便を運航)の利用率が94.6%、欧州線が94.4%、グアム線93.9%、北米路線93.3%と、全体的に好調でしょうか。ただし、こちらも中国線が86.1%に留まっています。


JTA
 座席数111,360席(97.7%) 旅客数92,667人(98.2%) 利用率83.2%(+0.4%)


RAC
 座席数16,912席(99.9%) 旅客数13,409人(99.0%) 利用率79.3%(△0.7%)


JAC
 座席数76,448席(86.1%) 旅客数50,014人(95.0%) 利用率65.4%(△3.8%)
 台風直撃の影響がモロに出た格好。


SKY
 座席数316,117席(126.0%) 旅客数267,197人(126.6%) 利用率84.5%(+0.4%)
 A330-300就航で座席提供数が大幅に増えました。引き続き好調と見えます。


ADO
 座席数79,997席(101.5%) 旅客数64,406人(86.6%) 利用率80.5%(△2.2%)
 16日(土)上り便の利用率は99.1%と非常に高くなりました。ただ、利用率の微減はやはり気になる所。
 下り便のピークは9日(土)でした。


SNA
(ANA販売分は含まず)
 座席数66,436席(97.9%) 旅客数51,281人(93.4%) 利用率77.2%(△3.9%)
 台風の影響もあったろうが、利用率が4%近くのマイナスと、こちらも気になる数字です。
 16日(土)の上り便の利用率は99.3%、17日(日)は99.7%と、ほぼ満席。


SFJ
 座席数60,190席(93.9%) 旅客数50,027人(98.1%) 利用率87.8%(+3.8%)
 こちらは前年比で利用率が向上しました。北九州線の下り便のピークは8日(金)。


FDA
(JAL販売分を含む)
 座席数37,504席(98.5%) 旅客数30,467人(91.7%) 利用率81.2%(△6.1%)
 ちょっと落ち込みが大きかったですかね。
 FDAは路線別のデータを公表しているが、抜きんでて良かった(悪かった)という路線はありませんでした。名古屋~高知線89.5%、静岡~鹿児島線89.1%が目を引きます。松本路線のピークは8日(金)でした。


APJ
 国内線 座席数95,400席(116.2%) 旅客数84,639人(142.0%) 利用率88.7%(△3.9%)
 国際線 座席数31,320席(145.0%) 旅客数27,988人(140.7%) 利用率89.4%(△2.6%)
 乗員不足による欠航が問題になっているが、この期間は何とか全便の運航を確保させたようです。
 多少利用率は落ちているが、それでも旅客数は大幅に増えているのだし、満足な結果では?


VNL
 国内線 座席数34,040席 旅客数31,631人 利用率92.9%
 国際線 座席数14,400席 旅客数13,203人 利用率91.7%
 こちらも期間中は欠航便を出さず(台風11号による欠航もなかったみたい)、就航率100%を達成したとの事。
 全路線ならして、8日(金)成田着以外は全日、利用率が80%を越えています。成田=奄美大島線は成田発94.2%、成田行79.3%(台風の影響のためとか)でした。
 なお、GWの時も利用実績のリリースを出していたが、見落としていました。申し訳ありません。国内線は座席数32,100席・旅客数20,822人で利用率64.9%、国際線は座席数17,280席、旅客数13,970人で利用率80.8%でした。


HAC
(JAL販売分を含む)
 座席数8,568席(114.4%) 旅客数5,797人(103.8%) 利用率67.7%(△6.9%)
 今回から、HACのデータも加えます。座席数が増えているが、旅客数の伸びが追い付かず、利用率は下がりました。
 北海道・東北のリージョナル・キャリアだからか他社とは違う利用の傾向があり、ピークが下りが12日(火)の82.6%、上りは8日(金)の88.5%でした。


 IBX、JST、SJOはリリースなし。JST、SJOは外資主導だから、国内線オンリーの実績の公表はしないのかも知れません。エアアジア・ジャパンはどうだったっけ?
 ほとんどのキャリアで台風11号の影響を免れる事が出来なかったが、やはり沖縄・北海道路線が好調と、いつものお盆の傾向が出たのではないか。
 国際線は長い夏休みを取れるので、長距離の路線の利用が多くなるようです。GWとは逆に中国路線が低調だったか。
 会社別ではGWと同様でSKYが良く、ADO・SNAの落ち込みが厳しいかなあと感じられました。SFJは持ち直したが、ウインタースケジュールのダイヤ変更(山口宇部線就航・福岡線減便)はどう出るか。
 次回は年末年始にデータ分析を行います。

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