№1531 思い出の海外旅行クロニクル 23.2004年アイルランド 7<終>

 2004(H16)年6月のアイルランド旅行、最後にチョンボもあったが、無事終わりました。
 最終回はいつも通り、アイルランドの鉄道車両と首都ダブリンの二大ターミナルの画像をご覧頂き、合わせてアイルランドの鉄道の印象と、アイルランドそのもののパーソナルデータを記して、一応の完結とします。

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 アイルランドの基幹鉄道、アイルランド鉄道(Iarnróod Éireann = ゲール語 Irish Rail = 英語)の、当時のシンボルマーク。

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 200型というのか?旅客用のDL。

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 これは100型、でしょうか?貨物用DL。

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 ダブリンを走る近郊電車「DART」の電車。他にもいくつかタイプがあるが、ここではこれだけになりました。釣り掛け式だったと思う。

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 乗る機会まではなかったが、当時の最新鋭のDC近郊列車。4両固定編成。

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 リメリックだったと思うが、駅の構内に留置されていた旧型客車。これも乗る機会がなかったです(そもそも使われていたのか?)。1両目は旅客車で、2両目は電源車だと思います。

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 ダブリンには2つのターミナル駅があります。まず、西側にあるヒューストン駅。完全な頭端式のターミナル。郊外・長距離路線のみ発着。
 なお、左に架線柱が見えるが、当時試運転が行われていたLRTのものです。

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 駅のコンコース。

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 エキナカ。

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 案内所。
 頭上の看板は、上の黒い文字が英語、下のオレンジの文字はゲール語。

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 切符売場。なかなか厳かな感じです。

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 発車案内の表示は、イギリスと同じスタイル。少し見づらいが、左の5本が出発、右の1本が到着。

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 ホームにも切符売場があります。インターシティの切符の発売をしていたと思います。

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 ホームの発車案内表示。

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 頭端式のホーム。

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 当時駅は改良工事中で、未来の駅の姿の模型がある。この翌年の新型インターシティ導入も予告されていました。

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 東のコノリー駅。規模はこちらの方が大きく、DARTも発着しています。
 現在はヒューストン~コノリー間をLRTが結んでいます。当時はバスのみでした。駅付近はLRT乗り入れと並行して、再開発が行われているようでした。

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 売店。欧州の売店は全体的に大きく、日本で言ったら、キヨスクスタイルのスタンドと、コンビニタイプの店舗の中間位ではないでしょうか。

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 レストランもあります。

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 切符売場。

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 DARTがあるため、近距離用の券売機もあります。

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 駅舎内のコンコース。外観とは裏腹に、中はきれいに改装されています。

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 この駅の発車案内表示も、ヒューストンと同じスタイル(長距離のみ)。ここは左4本が出発で、右2本が到着になっています。

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 長距離列車のホームは、地平の頭端式。

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 DARTを中心とした、比較的近距離の列車のホーム。スルー式。長距離も南部のロスレアに行く列車は、このホームから発着します。

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 最後に、今回使ったフリーパス「エメラルドカード」。アイルランドの鉄道・長距離バスの他、ダブリンの市内バス、北アイルランドの鉄道やベルファストのバスでも利用できます。
 有効期間15日の内の8日間使えます。198€(C/C支払いで、帰国後の請求で26,692円だった)。
 なお、この記事を作っている最中に気づいたが、4日目以降の日付を入れる場所が間違っていました。本当はひっくり返して、左側から記入すべきでした。同じ間違いをする客が少なくないのか、車掌は検札時にも何も言わなかったのだけれど。

 以上、アイルランドの旅について記しました。
 8年前の訪問も交えて、アイルランドの鉄道について感じた事を記してみます。さすがに大陸とは、色々な面で大違いでした。

1. 列車は時刻表を見ても、中・長距離列車に関しては、特に種別名は与えられていない。客車を使用した幹線の長距離列車は、全てインターシティと考えて良いと思う。

2. ダブリン近郊ではDARTと呼ばれる近郊列車があり、コークでも近郊列車のフリークェントサービスがあるものの、全体的には本数はかなり少ない。1日1本の路線もある。平日と日曜日でダイヤが全く異なり、平日でも曜日によって多少異なる。祝日はその都度臨時ダイヤが発表されるらしい。

3. 路線はダブリンを中心として放射状に展開、横のつながりがほとんどない。長距離バスが鉄道網を補完し、鉄道駅に隣接してバスターミナルが併設されている所が多い。

4. DART運行区間を除いて非電化。客車列車が中心で、電源車方式を採用しているのが特徴。近距離の列車ではDCも使用されている。全体的に、大陸に比べてかなり小ぶり。

5. 駅は石積みの柵で囲まれ、クラシカルな跨線橋で相対式ホームを結ぶ、「アイリッシュスタイル」と呼べそうな形態が大半。主要駅では、列車毎に改札を行う。駅の数は、全体的には少ない。

6. 複線区間はブレイ~ダブリン~ベルファスト(北アイルランド)と、ダブリン~コークの2大幹線のみ。全体的に穏やかな地形のため急勾配は少ないが、スピードはあまり出ない。

7. 北アイルランド(北アイルランド鉄道=NIR)との旅客列車の直通運転は「エンタープライズ」のみ、ローカル列車の相互乗り入れはない。

8. 多少ローカル色が濃い列車でも、売店や車内販売が営業している事が多い。一部のICの1等車では、座席で食事を提供するサービスを行っている。

9. 私鉄はない。地下鉄・市電もないが、ダブリン市内ではLRT建設工事が進行中、一部では試運転も行われていた。

10. 首都ダブリンから主要都市までの運賃。アイルランドでは曜日によって運賃が異なるが、月~木曜日の運賃を記します。あくまで目安としてください。レートは2004(H16)年6月20日現在で、クレジットカードの請求書に記された値を使っています(従って、実際はもっと円高)。日本よりは割高か。

ブレイまで 21㎞ 2.1€(≒280円)
ウィックローまで 47㎞ 10€(≒1350円)
ロスレアまで 166㎞ 16.5€(≒2230円)
スライゴーまで 219㎞ 22€(≒2970円)
リメリックまで 198㎞ 42€(≒5670円)
コークまで 266㎞ 51.5€(≒6950円)


最後に、アイルランドそのもののパーソナルデータを記しておきます。
(帰国日の2004(H16)年6月20日現在)

正式国名 アイルランド Ireland
面積 約70,282平方㎞ (北海道より一回り小さい 北アイルランドを加えたアイルランド島全体で、北海道とほぼ同じになる)
人口 約398万人
政治体制 共和制 議院内閣制
国家元首 メアリー・マロリース大統領(共和党)
 ※現在はマイケル・D・ヒギンズ大統領(労働党)
政治指導者 バーティ・アハーン首相(共和党)
 ※現在はエンダ・ケニー首相(労働党)
首都 ダブリン 112万3000人(2002年の推定)
国連 加盟(1955(S30)年)
EU(EC) 加盟(1973(S48)年
NATO 非加盟
ユーロ 導入 1€≒135円
言語 ゲール語 英語
主な観光地 ダブリン市内・リメリック・キラーニーなど
日本からのアクセス 日本からの直行便は運航されていない

 アイルランドは当然の如くイギリスの影響が強く、無論独立主権国家なので違う所はかなり違う(政治体制や通貨など)が、交通機関などは、大陸の他のユーレイルパス通用国とは大きく異なって、イギリス色が濃いと感じました。鉄道以外も、バスは連接車は少なく、ダブリン市内ではダブルデッカーが多い、とか。でもなんで、アイルランドだけ独立してユーレイルパスOKなんだろう?
 今回の旅は、鉄道の旅と共に、旅客機の撮影もかなり加えました。なので今回改めてクロニクルを作成してみて、ちょっとばかりピンボケした旅になってしまったかとも感じました。もし次に行く機会が作れたら、もう少し鉄道の旅に絞りたいと思います。
 これが6月のアイルランド、ではあるだろうが、連日青い空と黒い雲が交互に現れる、不安定な天候でした。それだからこそ全国的に緑が美しいのであるが、やはり私が訪れる時だけは、ひたすら青空が続いて欲しいなーとか感じます。非常にムシが良いワガママなのは承知だが。
 クロニクルとしては今回で終わりとするが、以前書いた通り、6月14日と16日の2回、ダブリン空港の滑走路の脇で、旅客機をひたすら撮りまくる機会を作りました。次回は、ダブリンで撮影した旅客機をたっぷりお見せしたいと思います。
 この年の海外旅行はこの1回のみでした。次回の「クロニクル」は2005(H17)年5月のルクセンブルグになります。ただ、早くても7月、多分もう少し遅くなると思います。色々やらなければならない事もたくさんあるので。

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 鉄道友の会のブルーリボン賞・ローレル賞が昨日発表になったが、ブルーリボン賞が阪神5700系とは、正直かなり意外でした。純粋な通勤車で、普通電車専用でもあり、新車ではあっても地味な印象もしたので。阪神のブルーリボン賞受賞は初。一般的なロングシート通勤車の受賞は、3年前の東京メトロ銀座線1000系以来2例目(名鉄6000系は、受賞時点ではクロスシートだった)。ローレル賞の内、四日市あすなろう260系の受賞は、開業1年のローカル鉄道としては、快挙だと思います。2015(H27)年は全体的に、確かに「華」になる車両はなかったかも。

《今日のニュースから》
24日 ヘイトスピーチ解消法 衆議院で可決・成立
25日 2015年度著作権料収入上位10曲発表 三代目J Soul Brothers「R.Y.U.S.E.I.」が1位