№1523 思い出の海外旅行クロニクル 23.2004年アイルランド 1

 2004(H16)年5月は、私の人生にとって一大転機となりました。
 高卒直後に入社、20年近く勤めてきた鉄道会社を、退社する事になったのです。
 理由は…あまり言いたくはないが…決して不正・不祥事による懲戒処分ではないですよ!…、まあ、私の至らない部分が、会社にそぐわなくなってしまった、という所でしょう。これ以降今日に至るまで、私の人生はアッチ行ったりコッチ戻ったりと、フラフラ不安定な時期が続く事になります。

 それで、この時期やっていたユーレイルパス17ヶ国巡りが一段落したら、改めて1ヶ月くらいかけてもう一度欧州全部を巡るつもりで、チマチマ年休を貯めていたのに、結局年休消化のため、6月一杯の退社を前に、全て吐き出す事になったのでした。
 そんな中、年休消化中の6月、アイルランドへ出かけてきました。退社決定より前に決めていた事ではあるが。
 アイルランドは8年前の1996(H8)年、欧州一周旅行の最中に訪れています。大陸から離れた島国で、交通も大陸とはかなり様相が違い、当然交通もイギリスの影響を大きく受けています。とはいえイギリスでは使えないユーレイルパスはアイルランドではOK、通貨もポンドを守るイギリスと違ってユーロ導入と、違う所は違います。政治体制も王政のイギリスに共和制のアイルランドと異なるし。
 その違いも感じられるかな思って、帰りは船でイギリスに渡り、さらにユーロスターでパリへ戻る、というプランとしました。どんなものが見られるでしょうか。

 再就職先を探さなければならないはずの6月、でも再就活も必要だが、息抜きだって欲しいと、そのまま予定通りアイルランドへの旅に向かうのでした。7回に分けて書きます。

2004年 6月 9日(水)

 とか言いながら、今回は行きがけにフランクフルト空港での旅客機撮影も組み込んであるので、乗継・ダブリン着は翌日、というプランでした。悪天だったらまるまる無駄になるので、とにかく「天を運に任せる」の心境です。

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 日本~欧州往復は、今回はANAです。フランクフルト行は、昨年のデンマーク遠征と同じNH209便。

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 離陸前の非常デモビデオは、日英二か国語に加えて、独語の字幕が入ります。

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 R/W34Lから離陸。花時計を見て上昇開始。

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 さくらの山を見下ろす。今とは様相が違う。

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 キャビン。

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 オツマミ。ANAは基本的にはペプシコーラを提供。

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 離陸後、最初の食事。洋食のビーフと、ちらし寿司の選択。私は洋食。隣のドイツ人のおばあちゃんは、ちらし寿司をフォークで食べていました。

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 雲の切れ目からアムール川。

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 さすがに6月になると、シベリアも雪が少なくなっていました。

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 CAより、スター・アライアンスに関するアンケートを依頼されました。他のアンケートもそうだが、6段階評価というのはかえって答えづらい。メンバーを見ると、まだ加盟していないキャリアも多い一方、BMI・Span・USAir・VARIGはこの後脱退または消滅しました。

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 熊本地震でも問題視されているが、当時の航空業界では「エコノミークラス症候群」が問題化していて、各キャリアでも様々な対策を講じていました。機内エアロビクスのビデオ放映もその一つ。外国人のお客さんがノリノリで楽しんでやっていました。

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 2回目のオツマミ。バルト海へ抜けようという頃。

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 離陸から約9時間30分で、左手はエストニアのタリン。初めて見ました。他にも注目するお客さんが多いようでした。

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 到着前の食事。鮭にクリームを絡めてパスタ添え。フワッとしておいしい。

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 フランクフルト着陸間際、アウトバーンが森の中を、気持ちよさそうに延びていました。

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 成田離陸から11時間20分で着陸。
 ターミナル1に着き、ボーディングブリッジに降りると、ムッとする。東京より暑いと思った。

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 入国審査は行列が長い。直後にOZ便もソウルから着いた事もあって、長蛇の列。20分は並んだ。荷物は既にターンテーブルをグルグル回っていました。

 今日はフランクフルト泊まり。ホテルへ向かうだけ。夏の欧州ゆえ陽は存分に高く、天気はイマイチだったが、第1ターミナルの展望デッキから、旅客機を眺めて過ごす事にしました。当時の入場料は3€。

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 第1ターミナルに並ぶ、アジアの両雄。OZは旧塗装で、コンビ型。後部のカーゴドアが開いています。

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 ANA便着陸から1時間30分後、JALのB747-400も到着。90’s鶴丸カラーのまま。
 18時を回ると、晴れてきました。撮りまくります。日本には乗り入れないキャリアの画像を並べてみます。

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エーゲアン航空 B737-400
 ギリシャのキャリア。

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ブルガリア航空 B737-300
 破綻・消滅したバルカン・ブルガリア航空の後を継ぐキャリア。

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LTU A320-200
 この後新カラーも発表されるが、5年後にはエア・ベルリンに統合されます。

 20時を回った所で打ち上げ、ホテルに向かいます。翌日、ダブリン行に乗るまでどうするかは、天候次第。

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2004年 6月10日(木)

 フランクフルトは良い天気です。朝食もさっさと済ませ、早めにチェックアウトしていそいそ空港へ。

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 LHを初め、スター・アライアンス各社が集結する、第2ターミナル。

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 先にチェックインを済ませようと思うが、列が長い。15分待たされた。ダブリン行LH4982便は、何とか窓際を確保して上々。
 この日はこの後、第1ターミナルに移動して昼過ぎまで撮影。ここでも、日本では見られないキャリアを中心にご覧頂きます。

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コンドル航空 B767-300ER
 トーマス・クックの子会社で、そのカラーをまとっています。

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クロアチア航空 A319-200
 以前撮った時と、尾翼のデザインが変わりました。

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ハパグロイド航空 B737-800
 現在はないキャリアのよう。

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スパンエア A320-200
 スター・アライアンス加盟のスペインのキャリアだったが、この4年後マドリードで惨事を起こしたのち、2012(H24)年初頭に運行停止に追い込まれました。

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マースク・エア B737-700
 デンマークの海運会社の系列のキャリアだったが、この翌年に合併で消滅。

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 後部にペリカン?を描いた、LHのA319が現れた。
 どこから来たのか解らないが、実はこれが、ダブリン行LH4982便になるのでした。

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 オープンスポットに駐機中の機体に、ノンステップの連接バスで搭乗。

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 改めて、間近で見たペリカン?のキャラクター。

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 非常デモは、もちろん実演。酸素マスクの部分。

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 離陸。貨物・整備地区の機体が模型のよう。

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 離陸してすぐ右手に、マイン川に面したエッダースハイムの街並み。この後雲海に突っ込んで、下界はしばらく何も見えない。

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 キャビン。

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 機内食はボックスミール。ハムチーズサンドとパックのオレンジジュース、それにミルクチョコレート。

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 やがて下界は雲がなくなるが、海が広がっている。アムステルダムを経由してきたらしく、やがてイングランド中央部に差し掛かる。

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 イングランドを横断し、右手はブラックプール。左手にはマンチェスターなどが見えたかも知れない。

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 マン島。

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 アイルランド上空に差し掛かり、ポートマーノック。
 この付近は良い天気、だったのに…。

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 着陸した途端、突然のザンザ降りに遭遇。いきなり、アイルランドらしい?不安定な天候の洗礼を受ける。

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 フランクフルトから2時間で、ダブリン到着。ターミナルは小ぢんまりしている。出て来た荷物は、皆濡れている…。

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 ターミナル内のウエルカム・メッセージ。もちろん、日本語も。

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 当時の市中へのアクセスは、バスのみでした。748系統に乗る。
 ここで失敗を起こす。この日は、本当はダブリンに着いたらすぐコークへ行く列車に乗るプランだった。ところが、目の前の748系統を1本見送ったら、次にヒューストン駅まで行くのは30分後。中央駅までは10分間隔なのだが、甘かった…。

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 ダブリン市中への道すがら、時には青空も除く。緑がまぶしい。

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 しかし市中に入ると、また曇り空だ。
 工事の影響で予定より時間がかかり、結局予定していた列車には乗れなくなってしまった。ダブリンに泊まり、明日早朝の列車でコークに向かう事とする。まあ翌日は元々ダブリンに戻ってくるから、荷物が軽くなって済むというメリットもあるけれど。
 それにしても天気の変化が恐ろしく早い。YHへの道すがら、突然の土砂降り、それでいてYHに着くと青空に戻るのだから…。

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 まだ鉄道には乗っていないが、「クロニクル」は次回1回お休みします。GW中の航空の利用状況が各社から発表になるはずなので、例年通り分析してみます。熊本地震とブリュッセルの爆弾テロがどこまで影響しているか。

《今日のニュースから》
 6日 竜巻被害から4年 つくば市で黙祷
 7日 住宅地にクマ 2時間後に捕獲 石川県野々市市