№1562 バスマガジンvol.78(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.78」が先月発売になったが、少々遅くなってしまいました。ここで取り上げます。
 表紙はアルピコ交通のエルガ。2006(H18)年式のワンステップ車。

都営7Eのラストランを目に焼き付けろ!
 前号の予告では、全国の富士7Eについて取り上げられるものかと思っていたのが、都営バスのみになりました。
 テキストでは都営バスにおける7E車の歴史が紐解かれているが(日デのみで、いすゞには触れられていない)、それなら歴代の7Eボディの写真をズラッと並べて欲しかった。ハイブリッドにCNGもあったので。
 現在、都営バスの現役は2営業所に9台。内8台は北〔営〕。となると確かに、北〔営〕の路線のほとんどが集中する王子駅で見かける機会が高そうです。どの系統も基本的に高頻度の運行なので。都営バスに限らないが、製造終了から12年経つので、排ガス規制もあるし、東京都をはじめとした九都県市からは、あと1~2年で全滅となりそうです。

帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.10 徳島県

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 №377で書きました。
 前回と比較すると、鳴門・徳島市営バスが事業を廃止して徳島バスに移管、また徳島西部交通の乗合バス事業も廃止になっています。JRバスも一般路線は全路線廃止になって久しく、他県からの乗り入れも高知東部交通が室戸岬経由で乗り入れるのみ。
 なので基本的には徳島バスとその分社、徳島バス系列の四国交通、そして徳島市営バスと、事業者数は極めて少なくなっています。
「帰ってきた」では基本的にはコミュニティバス受託は除外されるが、ここでは市場交通(阿波市)と、三野交通(三好市)が引き続き掲載されています(画像は同じ)。ただ、美馬市は藤西阿観光が撤退したらしく、現在は白ナンバーの自家用車で運用されているようです。
 明石海峡大橋の開通以降、本州からの足は高速バスが中心となったが、前回は「高速道路料金の大幅な割引の割引施策の影響があるかも知れない」と記されていました。ただこの後、東日本大震災を受けて無料化は撤廃されていて、道路料金に関する問題はほぼなくなったと思われます。むしろ新規事業者の参入による高速バス同士の競争が、事業者にとっては課題か。
 旧鳴門市営バスと旧小松島市営バスは終了直前に乗りに行ったわけだが、車両面では今の所社名が変わったのみで、色などは全くそのままという感じ。今後新車が入ると、様相が変わるかも知れません。徳島市営バスも全面民営移管がささやかれていて、あと数年でまた大きく変わるかも知れません。
 旧鳴門市営の日デ車はなくなったようです。もっと古い年式の車両が残っているが、徳島バスに日デは合わなかったのでしょうか。

おじゃまします バス会社潜入レポート vol.78 アルピコ交通
 早いもので、松本電気鉄道・諏訪バス・川中島バスの合併でアルピコ交通が成立して、もう5年経ちました。
 観光資源がとにかく豊富なので夏場は大変だろうが、一方で冬場は白馬などのスキーリゾートを除くとほとんど需要が無くなる(上高地など、冬期運休路線が多い)ので、夏冬の格差が課題か。成田空港~白馬路線が「あゆみ」に記されているが、インバウンド取り込みを目的としている事もあるので、もう少し詳しく取り上げられても良かった。実際に成田空港で見た事があって、確かに外国人旅行者が多いように見えた。
 台数としては、合併前と比較して20%近くも減ってしまったのは、ちょっとキツイ数字かもしれない。事業所では小規模な所が多く、岡谷・松代・新町の各営業所は10台に満たない。東武顔のキュービックワンステは東武時代に竹ノ塚で撮って、本体で公開しているが、それが長野に来たのか。
 ハイブリッド車の歴史も画像と共に公開されているが、当然今後は新ブルーリボン・ハイブリッドの導入が大いに期待されます。今後も長野・松本の2大都市を中心にして、高速バスと夏季の観光路線が支える構図は続いていくのでしょう。安曇野のローカル路線が皆なくなってしまったのは寂しいが…。

バスのある博物館 第五回 京王れーるランド
 リニューアル後のれーるランドは私も去年訪れたばかりで、№1434で書きました。「れーる」という位だから大半は電車で、バスは実物1台の展示はあるが、そんな古いものはありませんでした。写真でいいから、もう少し展示があっても良いかとは思いました。テキストも結局は電車中心。

 新エルガミオの市販第一号は、バスマガジン誌が初掲載になりました。一畑バスは2台とあるが、どこにあるかも記されれば良かった(松江と出雲に1台ずつとの事)。また「青バス」だが、前号の時にも書いたが、もはや「復刻」ではなく、「復活」と呼ぶべきかもしれない。思えば一畑電車の新車両(元東急1000系)も、オレンジに白帯の旧型電車(映画でおなじみ)と同じ色だ。
(この後山交バスが導入を発表している)

 バスの車両不足が深刻化していると聞いたのは比較的最近の話で、最初は「そうなの?」と思った。全体的には利用者の減少傾向に歯止めがかからず、地方の路線バスは車両も減りつつあると感じていたので。インバウンドの増加が背景にあるらしい。駐車場問題もそうで、数年前(特に東日本大震災発生直後)には考えもつかなかった事が次々起こっている、という事だろう。北海道の大手事業者だと、夏季は沖縄県の事業者からリースするケースも多いそう。オリンピックの2020(H32)年が一つにヤマになると思われます。

加藤佳一氏の「終点の情景を求めて」。第10回は奈良交通の中庵住。やはり「バスジャパン・ハンドブックシリーズS92」と連動している。才谷終点は、この下市口~中庵住の路線から分岐する支線の終点なので。ただこちらは、沿線の見どころとか、走行写真も並んでいて、特に場所が記されていなかったが、一車線の田舎道を行くキュービックが印象的。専属ドライバーの話もあったが(この路線は曜日に関係なく同じダイヤで運行されるが、専属ドライバーが休日の日はどうするのだろう?)、運営はこの路線も相当大変そうだ。観光の利用が多いのは存続に期待を持てそうな要素だけれども。
(この路線の沿線ではもう一か所、平原(へいばら)という終点があるが、やはり平日のみ4回、土休日は運休)

 次号はエアロキングに東京駅などが予告されているが、いつもと同じ事を記すが、できるだけ予告通りの内容を乗せて欲しい。東京駅はひょっとしたら、鉄鋼ビルのバスターミナルが取り上げられるのだろうか?

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《今日のニュースから》
 6日 小型機 熊本空港で着陸に失敗 滑走5時間閉鎖
 7日 ヤンキース A・ロドリゲス 引退を発表
 8日 デルタ航空 システム不具合 全世界で欠航・遅延発生

 今日は私自身にも、社会も色々慌ただしい一日でした。明るい話題と言ったら、イチローのメジャー3000本安打でしょう。記者会見は、私が見た限りでは、明らかに目が潤んでいた…。