№1568 リニューアル 東急 電車とバスの博物館

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 私鉄の博物館の草分け、東急の「電車とバスの博物館」。
 1982(S57)年に田園都市線高津駅高架下にオープンして、来年で四半世紀。
 2003(H15)年に宮崎台駅高架下に移転した後、今年2月にリニューアルオープンしました。
 高津時代を含めて何度も訪れているけれど、今回リニューアル後では初めて訪れる事にしました。

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 宮崎台駅の改札口のすぐ前のエントランス。「DENBUS」の印象的な6文字が迎えてくれます。

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 A棟の入口に連なる「キッズスケッチ・プロムナード」。子供たちの塗り絵が並べられています。

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 A棟入口前の踏切。

A棟

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 A棟4階のエントランス。キッズスケッチ・プロムナードからずっと、ベビーカーがズラリと並んでいるのには少々驚かされます。

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 入館券。以前は乗車券に似たスタイルの磁気券だったが、現在は展示されている車両と、東急電鉄のゆるキャラ「のるるん」があしらわれています。車両は買う度に違ってくるのでしょうか?玉電200形でした。バスマガジンvol.77で取り上げられた時の写真ではモハ510形だったが。
 大人200円・小児100円。支払いは交通系ICカード(電子マネー)でも可能。

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 改札口。以前は駅と同様の自動改札機だったが(昔は自動改札機が普及していなかったので、体験させる意味もあったと思う)、現在は入館券のQRコードをかざして入退場するスタイル。当日中なら何度でも出入り可能。

3階「パノラマワールド」

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 改札を入り、階段を下りた3階のすぐ左手にあるグッズショップ「DENBUSショップ」。各種グッズが並び、東急以外の物もいくらかあります。電車・バス関係の書籍があったら良かったと思ったが、ちょっと見当たらなかった。

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 右手に「東急ヒストリー」。さすがに今年リニューアルしたばかりなので年表も最新で、地上時代ラストの渋谷駅の動画も放映されています。

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 その奥には、お約束のHOゲージのジオラマ「パノラマシアター」。運転は1時間毎(毎時30分)で、3回ごとにテーマが異なります。他に映画の上映もあります。

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 旧駅舎の模型。手前は溝の口、奥は蒲田。真ん中はちょっと解らなかった。

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 Nゲージパーク。自分のNゲージを持ち込んで走らせる事が出来ます(有料)。

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「ものしりステーション」。東急の電車やバスに関するクイズに挑戦。

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 旧高津駅の駅舎を模した「東急コレクション」。

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 ミニライブラリーでは、「鉄道ジャーナル」「鉄道ファン」「Rail Magazine」のバックナンバーが並んでいて、自由に読めます。

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 電車の銘板や、駅名票が並んでいます。駅名票は新しく、渋谷は地上時代ラストのもの、駅番号はあるが、左隣の駅がない。

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 ジオラマシミュレーター。HOゲージの電車の運転ができます。

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 2階の「ゾーン3450」。実際の車両のカットモデルと、床下の台車や機器を並べて、電車の仕組みが学べるというもの。
 なお2階にも改札があるが、通常は使用されない。入場はできず、多客時の出場でのみ使用される模様。

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 その「臨時改札」の壁面にあった、地上時代ラストの渋谷駅の写真を集めたポスター。

1階「シミュレーターワールド」

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 1階に降りて、バスの展示。昔の系統番号板(〔宿91〕は、廃止になって久しい大森~新宿駅西口間の路線)もあるが、比較的最近まであった、側面の運転区間を記したサボがあっても良かったかなあ。確か高津時代にはあったと思うのだが。

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「バスのしごと」コーナーには、今昔の比較として、昔のバスの方向幕と、今のバスのLED表示が並んでいます。方向幕はボタンで操作する比較的新しいもので、新羽営業所の路線の物。廃止になって今年でちょうど10年の、横浜駅西口乗り入れ時代の〔市03〕系統も出せます。

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 改めて、1階のバスが展示されている付近の様子。ポップな印象がしました。

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 日野RB10。非公式サイドの非常ドアから乗ります。ナンバープレートは、展示に合わせて復元したものだそう(この後のコーチもそう)。

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 その車内。側面は左右ともロングシートが並ぶ、今のバスでは見られなくなった、いわゆる「三方シート」。輸送力の増強が強く望まれた、ある意味古き良き時代の産物と言えるレイアウト。後方は床をカットして、仕組みを見る事が出来ます。

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 もう一台、東急コーチのB623B。デマンドのバス停も展示されています。東急コーチは一部区間で乗客がバスを呼び出すデマンドシステムを導入したバスで、宮崎台発着の路線でも採用されていました(この車両は駒沢で走っていた)。

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 8090系のシミュレーター。

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 その室内。1回300円。いくつかのモードから選択可能。

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 この博物館の「主」と言える、元「玉電」のデハ200形。かつての玉川線・渋谷~二子玉川間を走っていました。

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 デハ200形の車内。片方は、現役当時のままです。

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 東横線CGシミュレーター。

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 B棟に向かう通路の壁面に並べられた、電車の各種ヘッドマーク。東急は、関東では珍しくヘッドマークの掲出が多い鉄道会社かも知れません。エポックメーキングな出来事が多かった事もあるだろうが。

B棟

「キッズワールド」

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 B棟「キッズワールド」の入口。
 A棟からは、改札を抜けて道路を横断して向かいます。入館券は共通だが、B棟では買えません。

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 モハ510形車内。ほとんど現役当時と同じだと思う。
 ああ、もう一度こういう古き良き時代の電車に乗って、遠くへ行きたい!本当に。
(遠くへ行く電車ではなかったが)

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 昔の路線図も掲げられています。旧東京横浜電鉄・目黒蒲田電鉄の3路線(東横線・旧目蒲線・大井町線)が記されています。

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 プラレールパーク。こちらは既に組みあがったレイアウトを電車が行き交います。

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 実際にプラレールで遊べるスペース。親子で楽しむ姿が目立ちました。無料だが、30分毎の入れ替え制。

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 YS-11の機首部分もそのまま残されています。また、№16で少し書いたJASのDC-10-30の大型スケールモデルも、一応目に触れる場所にはあったものの、隅に追いやられた感じがして、埃をかぶった状態になっていたのは、残念でした。

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 最後に、YS-11のコクピット。シミュレーター機能はなくなっていました。

 以上、本当に駆け足でリニューアル後の「DENBUS」を巡りました。こうしてリニューアル後の「DENBUS」を廻ってみると、シミュレーターの増強、プラレールパーク新設など、より「体験型」に近づいたように思えます。性格としては、「京王れーるランド」に近くなったかも知れません。
 となると、今後の実物の展示が増える事はあるのだろうか。思えば高津での開館以降、電車・バス共実物の新しい展示物は追加されていません。電車では5000系・旧7000系あたりは東急のみならず日本の鉄道史上においても歴史的な価値が非常に高い車両だし、バスは、現在展示されている2台が退役してからも相当経っていて、ある程度年齢がいった人でも、現役時代を知る人は少なくなっているでしょう。となると、そろそろ実物もいくつか追加するべき時ではないかと思うが、現在地のロケーションでは置き場がないでしょう。従って、次回がいつになるかは解らないが、リニューアルする機会があるとしたら、思い切って再度移転し、もう少し広いスペースを確保して、電車・バス共展示品を数点追加する事があっても良いのではないか、と思われました。

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 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線の開通が更に遅れる事になりました。昨日神奈川新聞が報じ、それを受けて今日関係各社が発表したもので、相鉄・JR直通線は2019(H31)年度、相鉄・東急直通線に至っては2022(H34)年度と6年も先になります。工事は各所で行われていて、東横線の日吉駅も目黒線の停止位置移設が行われたばかり(地下線への取り付け部の工事のためだろう)なのだが、どうも先が見えてきません。
 ANAのB787が、エンジンの不具合が原因で、今日から国内線の一部便が欠航する事になりました。全機を対象に回収を行うとしていて、今日は3路線9便、あす以降も一部路線で欠航や、時刻変更が行われます(ない日もある)。リチウムイオン電池の時のように全部を飛行停止にするのではないし、B777やB767で代替する便もあり、欠航便は報道されている「1日10便程度」より少なくなるか。国際線は対象外。そういえばこの所、B787関係の緊急着陸が何度か起きているようでした。これもちょっと困ったものだ。

《今日のニュースから》
24日 日中韓外相会議 北朝鮮に自制要求で確認
25日 ファミリーマート 下請けに負担要求 公正取引委員会が是正勧告
26日 東京都民・八千代・新銀行東京各銀行合併発表 新銀行名「きらぼし銀行」