№1824 全方位 レトロカラーバスアルバム(ネコ・パブリッシング)

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 私も大分昔、ブログをスタートさせて間もない頃に書いた事があるが、あれから9年近く経っても相変わらず、バス(に限らないが)の世界は旧塗装復刻車が相次いで世に現れています。それらをカタログ状にまとめた、「バスグラフィック外伝」と称した増刊。

 さすがにNEKOの出版だけあって、カラー写真がこれでもかと思う位ふんだんに並べられている。また、レイアウトが基本的に統一されているので、比較がしやすい。
 私くらいの年齢でも全然知らないよーというカラーもあったし(関東自動車など)、逆に平成の世になってからもしばらくは見られたカラー(山交バスなど)もあります。

 いくつか眺めてみると、社名の表記。分社などで旧塗装時代と現行では違う事業者も多いが、両方併記しているのがJRバス関東(国鉄)、京王バス東など(京王帝都)、しずてつジャストライン(静岡鉄道)、防長交通(防石鉄道)あたり。「国鉄」や「京王帝都」(特に2代目ワンロマ)はフォントもしっかり再現されていて嬉しい。
 岩手県交通の「シルバー+青帯」は、比較的最近まで見られたにしては、かなり新鮮に映りました。国際興業グループ入りしたから統一色になったのだが、再度グループから離れた今となっては、今一度この色に戻しても良いのではないか?と思うほど。
 前にもどこかで書いたが、都営バスや大阪市営バスが塗装ではなく、ラッピングで再現というのはやや残念。コストの問題もあろうが、本気度という点ではやはり全塗装でしょう。都営バスも今一度どこかの機会でチャレンジして欲しい(クリームベースはもうラッピング解除されたらしく、他ももう終わりか?)し、大阪市営(→大阪シティバス)は、現行カラーの前の世代の塗装がまだ復刻されていないので、これもどこかでやって欲しい。都営の「黄色+赤帯」は評判が良くなかったが、やはりエルガだと違って見える。窓まわりがブラックアウトされているからだろうか。

 車内の写真もあるが、見た限り車内のインテリアまで昔を再現した車両はない。資料がないという事もあろうし(さすがに車内までカラー撮影された写真はほとんどないだろう)、バリアフリー対策は現代の基準に合わせなければならないから、この点は仕方が無いだろう。小田急箱根高速バスが、復刻色に合わせたインテリアとしている位だろうか。

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 これでも現役全車両、ではないはずもない(一畑バスや奈良交通、東武バスは近年刊行のレギュラー号にある。一畑はもはや復活?)。思いつくだけでも、いくつか漏れている事業者・車両もいくつかありました。東急バスは「ミルキーウェイ」色の空港バスがないし、旭川電気軌道も漏れていました。 無論ページ数の問題もあるし、全部取材して回るのは無理かもしれないが、特に東京に近い国際興業と伊豆箱根バスが無かったのは残念。色だけではなく、国際興業はここで出てこなかったいすゞキュービック(首都圏の排ガス規制エリアでは最後?経歴も異色)だし、伊豆箱根バスは一部の車両でバイオ燃料を使用している点も注目される。また両社とも、アニメとタイアップしたラッピング車と同じ路線を走る事もあるので、ファンにはより興味をそそられるのではないでしょうか。しずてつジャストラインが、同じ塗装でも型式別、また同じ型式でも塗装別に複数出てくるので、そのあたりを整理すれば、もう2~3社程度は掲載出来たでしょう。

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 また比較の意味で、「復刻したカラーが標準だった頃」の写真も、小さくても良いからあれば、と思いました。あまりに古いとカラー写真がない事もあるだろうが。

 旧塗装復刻車は「○○周年」の記念として現れる事が多いが、その点では願望が1つあります。来年2019年は、東名高速バス50周年になります。既に小田急箱根高速バスの旧塗装(小田急電鉄からの分社15周年記念)があるが、これにJRバス(関東でも東海でも)が国鉄高速色(数年前に別の路線で出たが、ラッピングだったし、ブルーの色調が今一つ違って見えた)を、加えて東急バスが東名急行バス色を復刻させ、3台並べてイベントの一つでもやって欲しい。大いに盛り上がるだろう事は間違いないと思うが、私の妄想のままで終わるでしょうか。
 という夢も膨らんできそうな旧塗装復刻車、この後はどこで現れるだろうか、楽しみに待ちたいと思います。繰り返しになるが、その際はラッピングでは無く、本気を出して全塗装で。

 塗装と直接関係ないが、一部はエンジンの画像もキャプションを交えて公開しているが、エアロエースの排気量が、先代のQTG-(12,808cc)で既に、一般路線車のKL-LV280L1改(15,201cc)あたりを下回っているのは、少々驚きでした。色は変わらずとも、中身は急速に進化を遂げている、それは乗客の目に触れるところでも、触れないところでも。

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 いよいよ今日、JRを始め各鉄道でダイヤ改正が行なわれました。やはり注目されるべきは小田急でしょう。私の今の勤務地は藤沢だが、数日前の出勤時には、小田急のスタッフがダイヤ改正のPRの小チラシを(JR駅へ向かう通路で)配っていました。新ダイヤでは、平日朝方の藤沢始発の急行→快速急行が6時台後半~7時台は10分毎で出発、新宿まで67~70分、同時間帯のJR湘南新宿ラインは4本、新宿までは1時間前後になるが、かなり小田急に流れるような気もします。といってJRは現状では増発は無理っぽいし、今後どのような対応策が採られるか。初の平日ダイヤとなる明後日以降の動向が、期待通りの混雑緩和になるかも含めて注目されます。
 LCCのピーチとバニラが統合する方向にあると、複数の報道がありました。現在はどちらも同じANAHDの連結子会社なので、両社が別々なのは不自然かも知れません。会社のカラーは両社で若干違うようにも思うが。月曜日には発表があるでしょう。
(実は6月、バニラの成田→札幌線に乗ります。ピーチが存続会社となる見込みで、バニラに乗るのは、最初で最後か)

《今日のニュースから》
16日 新名神工事現場橋桁落下事故 現場所長ら書類送検
17日 犬山城「しゃちほこ」 落雷被害から復旧 記念式典開催

 橋桁落下事故は27年前、1991(H3)年3月にアストラムラインの工事現場で発生しているし、先日はフロリダ州でも工事中の歩道橋が落下して犠牲者が出ました。怖いなあ。