№1880 青空求めて北海道 9.新顔続々 旭川のバス

 また1回お休みを頂いたが、6月の北海道旅行記、続けます。いよいよ最終日を迎えました。

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 7年振りの旭川。駅そのものも、その周辺も、そしてバスも、新しいもの、新しい顔が増えていました。現在進行形の所も。
 夕方の航空便で帰路に就くまで、バスを撮ります。

 6月 7日(水)

 バスについては明日、本体の更新でご覧頂きますが、予告編的に、これはと思うクルマを中心に並べてみます。
(時系列的に前後している所があります)

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 まず、投宿していたホテルの近くで撮ります。
 最大の変化は、道北バス・旭川電気軌道、両社ともいすゞが入っていた事です。この道北バスは、元東武バスでしょうか。

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 日デだが、屋根のクーラーと座席の地からして、関西方面からの移籍と思われます。

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 三菱ふそうのノンステップ。

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 旭川電気軌道は、新エアロスター・ノンステップが入っていました。

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 道北バスの旧塗装復刻車が、まだ走っていました。たぶん元相鉄バス。かつては他にエアロスターKとセレガ高速車があったが、どうなったのかは不明。

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 日産ディーゼルのノンステップ車。

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 一条通りにある、中央バスの旭川ターミナル。高速バスと、芦別行・深川行(空知中央バス運行)が出発。ほとんどが札幌行高速バスになるが。

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 札幌行はJHB・道北との共同運行で、9時10分発はJHB。

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 ターミナルの中の、待合室。

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 実はこのターミナル、6月20日を持って営業を終了し、翌21日より全便が旭川駅前「バスタッチ」発着となるのでした。そのお知らせ。あと2週間。

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 深川からの空知中央バスが着きました。「旭川ターミナル」の行先表示は、まもなく見納めになります。

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 前回来た時も感じたが、旭川に限らず北海道は総じて百貨店が不振で、旭川も、駅前にあった西武百貨店が閉店していました。旧A館は取り壊されて更地のまま、B館は残っているが、前夜〔ライラック〕で到着した時に見たら、明かりが全くついていないので不気味でした。他の用途への転用はあるのか。

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 時間が前後するが、道北バスの釧路行。この時点では、駅前の宮下通からの出発でした。

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 道北バスの案内所(旭川駅前営業所)。ビルの地下にあります。

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 道北バスは一足先、14日に乗り場を変更し、高速バスも駅前発着になります。そのお知らせで、案内所も移転します(旭川電気軌道と統一)。

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 旭川駅前のバスタッチ。これが、旭川をめぐるバスの、7年間での一番大きな変化。高速バスも順次こちらの発着になるが、一般路線バスだと駅前をかすめもせず、一条通りを経由する路線も多い。比較的長距離の路線が中心、となるのか。層雲峡や旭岳、などとか。

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 駅前には、旧塗装復刻の新エアロスターが2台もいる。のに、今回は撮影する機会がありませんでした。残念…。

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 新しいバス案内所。(ドラッグストアの)ツルハビルの1F。旭川電気軌道の案内所は、この日移転しました。中央バスは、道北バスに委託する事になる。このビルには秋口にホテルが入る模様。

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 新エアロスターが復刻したカラーだが、現役車両もまだあります。エアロスターM。

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 先にご覧頂いた、道北バスの釧路行。SHDとは破格。小窓からして、以前は別事業者の夜行車だったのだろう。

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 こちらは帯広行。HD。

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 エルガノンステップの、それもTypeBもいるとは。

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 中型車も、以前よりは増えているか。

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 旭川電気軌道は、日野にも旧型車・旧塗装が残っています。

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 以前画像をご覧頂いたが、道北バスのブルーリボン・ハイブリッドも見ました。8年振りの自社導入車らしい。

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 道北バスの教習車も入ってきました。白ナンバー。元はたぶん相鉄バス、旧塗装復刻車と同型ではないか。

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 駅前にはもう一社、ふらのバスも入ります。

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 旭川電気軌道の新エルガ。長距離カラーで、旭岳へ行く便です。

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 このエアロスターは、明らかに元神奈中バス。しかも、神奈中カラーのまま、その上から高速バス新路線「たいせつライナー」のラッピングが施されていて、ラッピングの下には「神奈川中央交通」の文字、そして「き16」(厚木北〔営〕)の社番も読み取れました。

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 その〔たいせつライナー〕は、4月25日に運行を開始しています。旭川電気軌道と北都交通の共同運行で、11時ちょうどは北都交通持ち。新千歳空港経由からさらに南千歳駅まで行くのは、空港利用者だけでは集客が不安で、「アウトレットモール・レラ」への買い物客の利用も狙っているのでしょう。この路線の乗り場は、今も移動していない。
 後方のイオンモールは、JRの旭川新高架駅と直結しています。旭川は百貨店が衰退する一方で、このようなショッピングセンタースタイルの店は繁盛しているようです。この買い物客が、電車・バスを積極的に利用してくれれば良いのだが。

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 旭山動物園行の乗り場は、駅前を出てすぐ目の前にあります。平日でも、行列が長い。普通の路線バスだが、動物園専用車なんて入っても良いのかも知れない。

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 昼前になって、空が曇りがちになってきたので、ちょっと列車に乗ってみます。永山へ行ってみます。特に何かアテがあるわけではないが。新旭川までは高架線で、旭岳を見る事ができます。

 ここで白状しなければならない事があります。
 今回利用している「ひがし北海道フリーパス」は、新旭川より北の宗谷本線は乗れません。なので新旭川~永山間は運賃を支払わねばならないのに、実はこのブログ記事を書く直前まで全く気づかず、永山で降りる時にも、運転士(ワンマン)から指摘もされなかったので、運賃を支払わずにそのまま降りてしまいました。全く申し訳ありません。この場を借りて、JR北海道の方々にお詫びしたいと思います。


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 名寄行325D。キハ48の単行。

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 永山駅。ごく普通の平屋の駅舎。

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 駅舎内には、商工会議所が作った、JR北海道の再生を願うと記したポスターが貼られていました。やや辛辣なコメントもあるが、これがJRの駅舎の内部に貼られているとはねえ。繰り返しになるが、JR単独ではダメで、商工会議所も含めた関係各者も、考えるべき所は多いと思う。

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 永山折返しの1324D。キハ54 500の単行。
 従って、永山駅でもきっぷを買っていません。全然気づかなかった。全く申し訳なし。

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 車内は根室線(花咲線)と違って転換クロスシートだが、急行〔礼文〕運用車の転用だろうか。一部ロングシート化した部分があるが、オリジナルの部分とは座席の形状が異なっている。

 という感じで旭川まで戻ってきました。
 この日はバスメインだったけれど、今回JR線のローカルや特急に乗った感触だと、特急が走る区間は何とか維持されるという気もするが(特急も乗車率が低下するとまずいが)、ローカル線、特に大都市から離れた末端区間で、運営コストが収入の数倍~数十倍もする路線だと、維持は厳しいという印象が否めません(札沼線は廃止という方向になりそうだが)。どういう方向に行くにしろ、議論を積み重ねて、皆が納得できる(…そうはならないのだろうけれど)結論を導き出して欲しいと思います。ただし、あまり時間はかけられないとも思う。
 列車そのものについては〔スーパーおおぞら〕の時に書いたように、人的なサービスを提供する目玉が欲しい。本州の観光列車のような、大それたものでなくても良いので。「定期列車のグレードアップ+プレミアム」が、鉄道復権の王道と、私は考えています。豪華な食事を提供するスタイルの観光列車(北海道でも、別に運営会社を設立、JR北海道が線路利用料を徴収する形で、運行が検討されているらしい)は、そろそろパイの食い合いになる気がします。同じデザイナーによる列車も、全国各地に展開されてくると、少々食傷気味にも感じます。北海道は、本州や四国、九州とは違った道を考えて欲しい。車窓風景だけでも客を呼べる(だからアジア諸国からのインバウンドが多数押し寄せるのだし)ので、それを活かす方向で行くべきだと思います。
 あとは、今回のフリーパスのように、鉄道業界の外部との提携も必須。釧網線は、ウィラーが活性化のテスト事業を始めるそうだし、JR北海道はスタート直後、ANAと組んでフラノエクスプレスを改装した、「ANAビッグスニーカートレイン」を運行した実績もあります。JRだけ、沿線自治体だけではどうしても限界があるので、今後は外部との積極的な提携が進められるべきです。また地方のバス会社との連携も欠かせないでしょう。

 旭川に戻ったら、青空が戻ってきました。駅前で数枚バス写真を撮ったのち、旭川空港へ向かい、帰路に就きます。JAL556便は久しぶりにクラスJに乗ろうと思っていたのだが、空港でハプニングが待っていたのでした。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
23日 JR九州 アリババと提携発表
24日 南北連絡鉄道京義線 韓国・北朝鮮共同調査

「命に関わる暑さ」も、こうも連日続くと、いい加減聞き飽きたという感覚しかなくなってしまう。怖い。今日は関東鉄道常総線で、高熱でレールに歪みが出て、4時間ほど運行が止まったとも聞いています(脱線に至らなかったのは幸い)。
 そんな中、東京オリンピック開幕まで、ちょうどあと2年となり、都営バスのラッピング車が走り出したりしています。この殺人的猛暑を受け、「オリンピックは大丈夫かよ?」という声が上がるのも当然だろうが、考えようによっては、今年のこの経験を活かし、2年後に結びつくような対策を考える機会を得られたとも言える。大会期間中にいきなり殺人猛暑に襲われるよりはまだいいだろう。ただし、来年以降の猛暑が、今年を上回るものにならないという保証は、もはやどこにもない。五輪云々ではなく、抜本的に猛暑を押さえ込む対策を、上も下も、右も左もなく真剣に考えるべきではないか。でないと、既に経済活動や市民生活、文化の面などでも、はっきり悪影響が出てきているので。