№1888 私鉄名車列伝 145.西日本鉄道7000形

「私鉄名車列伝」、今回は西鉄7000形です。6000形6050形から連なる4ドア通勤車だが、甘木線との共通運用が考慮された、ワンマン運転対応車両です。

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 7000形は2001(H13)年、天神大牟田線用の通勤車として、11編成22両が川崎重工により製作された。在来車との併結を考慮しつつ、ワンマン運転に対応、本線・支線の区別なく運用で来る汎用設計になっている。

 車体は基本的に6050形と同じ普通鋼製の4ドア車だが、ドアの位置を一部変更の上、ドア間の窓は大型1枚として、一部は固定化した。ワンマン運転時の視認性を考慮し、5000形から続いてきた左右非対称から一新、車掌側もパノラミックウインドウとしたシンメトリーとなった。連結面間には転落防止柵を設けている。
 VVVF制御装置は素子をIGBTに変更した上、SIVと機器箱を一体化して小型化とコストダウンを図った。1C3M制御(7100型の連結側の台車のモーターは1個)だが、モーターを1個増設した1C4M制御化も可能としている。三相かご形モーターは170㎾で、6050形より多少出力を上げている。デジタル方式の電気指令式ブレーキを備え、6000形・6050形との併結も可能。運転台はT字型ワンハンドルマスコンで、ワンマン運転時の乗務員の移動を考慮して平床式となり、旅客案内用として車外スピーカー、自動放送装置を備えている。


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 車内は暖色系で落ち着きのあるインテリアとしている。座席は片持ち式として1人あたり450㎜に拡大。背ずりのみをバケットタイプとして、ドア間の6人掛け座席の中間部には、着席区分を兼ねたスタンションポールを設けた。車椅子スペースは各車に1ヶ所に設けたが、折り畳みシートは省略した。非常通報装置を各車3ヶ所に設置している。2003(H15)年より、ドア上部にLED案内表示器を設置した。

 2001(H13)年2月より営業運転を開始。当初は2連を2本連結した4両固定編成的な運用で本線運用に入り、元特急車1000形を置き換えた。
 この年の11月10日ダイヤ改正時より、天神大牟田線の普通列車の運転形態が大きく変わり、甘木~久留米~大牟田間直通のワンマン運転を中心とした運用に就いて、600形を置き換えた。この600形が玉突きで宮地岳線(現貝塚線)に転用される事で、旧型車を一掃している。この後の増備は3ドアに戻った7050形となった。現在も7050形と共にワンマン運転に就く他、2編成併結で西鉄福岡(天神)乗り入れ運用に就く事もある。


【編成】
←大牟田方     西鉄福岡(天神)・甘木方→
 *Mc 7100* - Tc 7500
* パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル2011年4月臨時増刊号 【特集】西日本鉄道」(鉄道図書刊行会)
「私鉄車両年鑑」(イカロス出版)
「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄19 西日本鉄道」(朝日新聞出版)
「西日本鉄道 完全データ DVD BOOK」(メディアックス)
西日本鉄道発行 パンフレット 等
を参考にさせて頂きました。

 次回は名古屋市営地下鉄5000形を予定しています。東山線で運用されていたアルミカーでした。

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 新政府専用機(B7777-300ER)は17日、千歳に到着するそうです。
 今年も8月12日が過ぎました。今年のJALの公式フェイスブックには藤田直志副社長の投稿があり、夜勤前(当時は販売・営業部門担当だったらしい)に職場に戻ると車内は騒然としていて、その後藤岡市の体育館で手伝いをしたが、並べられた柩に、取り返しの付かない事をしたと自責の念に苛まれた、と綴っています。何度も書いているが、航空に限らず大惨事というものは、被害者・遺族はもちろん、まっとうな精神の持ち主なら、「加害者」の側にも重いトラウマを残しつづけるものだと思います。少なくとも日本ではこれを最後の航空惨事としなければないし、一方で日本だけが安全であれば良いわけではないのだから、海外の航空業界にも、重すぎるけれど「貴重」(という表現が適切かどうかは心許ないが)とも言える経験を発信し続ける事も、世界の空の安全のためにも、大事でしょう。

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 徳島の阿波踊りは、実行委員会と振興協会の対立を引きずったまま開催が続いています。日本有数の祭りがこのような歪んだ形で展開されるのは、哀しい。なんとか穏やかな形での解決が望まれます。