№2030 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.10<終>

 3ヶ月に渡った、いや渡ってしまった、ひと昔、ふた昔位前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズも、ようやく最終回を迎える事になりました。日本最大の私鉄であるから、当然でもあるのだが。
 最終回は、三重県下で本線とは線路幅が異なる独立したローカル5路線と、今はけいはんな線の一部となった、第3軌条方式の東大阪線、それにケーブルカー2路線の駅です。
 三重県下(養老線の美濃松山以北は岐阜県)の5路線は全て、21世紀に入ってから相次いで、近鉄から切り離されていきます。この5路線はすべて全区間単線で、ここでは行き違い可能駅…○、棒線駅…×を付与します。

伊賀線 伊賀上野~伊賀神戸
 2007(H19)年10月1日、伊賀鉄道に転換。

近畿日本鉄道21-01伊賀上野.jpg
伊賀上野 いがうえの
 JR西日本・関西本線との接続駅で、JR西日本の管理駅です。左側に860系がいるのが解るでしょうか。

近畿日本鉄道21-02新居.jpg
新居 にい ×

近畿日本鉄道21-03西大手.jpg
西大手 にしおおて ×

近畿日本鉄道21-04上野市.jpg
上野市 うえのし ○
 検車区があります。駅前には三重交通のバスターミナルがあり、東京への高速バスは撮影当時から発着しています。

近畿日本鉄道21-05広小路.jpg
広小路 ひろこうじ ×

近畿日本鉄道21-06茅町.jpg
茅町 かやまち ○

近畿日本鉄道21-07桑町.jpg
桑町 くわまち ×

 桑町~猪田道間には伊賀鉄道転換後、昨年(2018(H30)年)3月17日に、四十九駅が開業しています。

近畿日本鉄道21-08猪田道.jpg
猪田道 いだみち ○

近畿日本鉄道21-09市部.jpg
市部 いちべ ×

近畿日本鉄道21-10依那古.jpg
依那古 いなこ ×

近畿日本鉄道21-11丸山.jpg
丸山 まるやま ○
 左にある、消防車両が留置されている建物は、かつては電車の変電所だったらしいが、今はないようだ。

近畿日本鉄道21-12上林.jpg
上林 うえばやし ×

近畿日本鉄道21-13比土.jpg
比土 ひど ×
 昔は行き違いが出来たらしい。この駅舎も今はないようだ。

 伊賀神戸は大阪線で出しました。伊賀鉄道転換後も、近鉄の管理下にあります。当時は2線だったが、現在は1線のみ。

養老線 桑名~揖斐
 伊賀鉄道と同じ2007(H19)年10月1日、養老鉄道に転換しています。転換後、先日も乗ってきました。

 桑名は名古屋線で出しました。現在、全体的な改良工事を実施中で、駅が近鉄から分離される事になるようです。
 次の播磨との間に、東方貨物駅があります。養老線の車両が塩浜工場で検査を受けるため、台車を履き替えるための作業場となっていて、養老鉄道転換後も変わっていません。

近畿日本鉄道22-01播磨.jpg
播磨 はりま ×

近畿日本鉄道22-02下深谷.jpg
下深谷 しもふかや ○

近畿日本鉄道22-03下野代.jpg
下野代 しものしろ ×

近畿日本鉄道22-04多度.jpg
多度 たど ○
 ここまでが三重県です。

近畿日本鉄道22-05美濃松山.jpg
美濃松山 みのまつやま ○
 ここからは岐阜県。撮影時点では、桑名~美濃松山間の区間運転が設定されていました。
(現状のダイヤでは終列車のみ)

近畿日本鉄道22-06石津.jpg
石津 いしづ ×
 棒線ではあるが、桑名~石津間の区間運転が設定されていました。

近畿日本鉄道22-07美濃山崎.jpg
美濃山崎 みのやまざき ○

近畿日本鉄道22-08駒野.jpg
駒野 こまの ○

近畿日本鉄道22-09美濃津屋.jpg
美濃津屋 みのつや ○

近畿日本鉄道22-10養老.jpg
養老 ようろう ○

近畿日本鉄道22-11美濃高田.jpg
美濃高田 みのたかだ ○
 先日「センロク」撮影のために降りた駅だが、駅舎そのものは変わっていない。ただ、無人化されていました。

近畿日本鉄道22-12烏江.jpg
烏江 からすえ ×
 撮影の後、牧田川橋梁の掛け替えで高架線のような形になり、その高架線上に移転しています。

近畿日本鉄道22-13大外羽.jpg
大鳥羽 おおとば ×

近畿日本鉄道22-14友江.jpg
友江 ともえ ○

近畿日本鉄道22-15美濃青柳.jpg
美濃青柳 みのやなぎ ×

近畿日本鉄道22-16西大垣.jpg
西大垣 にしおおがき ○
 検車区があります。

近畿日本鉄道22-17大垣.jpg
大垣 おおがき ○
 ここでスイッチバック。JR東海道線・樽見鉄道との接続駅で、連絡改札があるのは今も同じ。

近畿日本鉄道22-18室.jpg
 むろ ×
 大垣を出ると、しばらくは桑名方面行と揖斐方面行の線路が並走するが、両線路が別れるあたりの、揖斐方面行の線路際にあります。

近畿日本鉄道22-19北大垣.jpg
北大垣 きたおおがき ×

近畿日本鉄道22-20東赤坂.jpg
東赤坂 ひがしあかさか ○
 先日も7700系撮影のために降りました。雰囲気はあまり変わっていないかな。

近畿日本鉄道22-21広神戸.jpg
広神戸 ひろごうど ×

近畿日本鉄道22-22北神戸.jpg
北神戸 きたごうど ×

近畿日本鉄道22-23池野.jpg
池野 いけの ○

近畿日本鉄道22-24北池野.jpg
北池野 きたいけの ×

近畿日本鉄道22-25美濃本郷.jpg
美濃本郷 みのほんごう ×

近畿日本鉄道22-26揖斐.jpg
揖斐 いび

北勢線 西桑名~阿下喜
 2003(H15)年4月1日に三岐鉄道が引き継ぎました。その後、高速化事業の関連で、大規模な統廃合が行われています。転換5路線の中では、最も変化が大きくなりました。

近畿日本鉄道23-01西桑名.jpg
西桑名 にしくわな
 そういえば、桑名駅付近の総合的な改良工事の中には、西桑名駅は含まれていなかった。このまま独立した駅でいくという事でしょうか。

近畿日本鉄道23-02馬道.jpg
馬道 うまみち ○

近畿日本鉄道23-03西別所.jpg
西別所 にしべっしょ ×

近畿日本鉄道23-04蓮花寺.jpg
蓮花寺 れんげじ ×

近畿日本鉄道23-05在良.jpg
在良 ありよし ○

近畿日本鉄道23-06坂井橋.jpg
坂井橋 さかいばし ×
 転換後、2005(H17)年3月25日を持って、廃止されています。
 翌日、500m阿下喜方に、星川駅が開業しています。

近畿日本鉄道23-07七和.jpg
七和 ななわ ○

近畿日本鉄道23-08穴太.jpg
穴太 あのお ×

近畿日本鉄道23-09六把野.jpg
六把野 ろっぱの ×
 やはり2005(H17)年3月25日を持って、廃止されています。

近畿日本鉄道23-10北大社.jpg
北大社 きたおおやしろ ○
 検車区を併設していた駅だが、旅客駅としては2005(H17)年3月25日を持って廃止、信号場になっています。
 翌日3月26日、旧六把野と旧北大社の間に、東員駅が開業。東員駅は4年前に降りています

近畿日本鉄道23-11大泉東.jpg
大泉東 おおいずみひがし ×
 転換後、2004(H16)年3月一杯を持って廃止になりました。 

近畿日本鉄道23-12長宮.jpg
長宮 ながみや ×
 ここも、2004(H16)年3月一杯を持って廃止になっています。
 翌4月1日、旧大泉東~旧長宮間に大泉駅が開業しました。両駅を統合した形です。大泉駅は交換可能です。

近畿日本鉄道23-13楚原.jpg
楚原 そはら ○
 駅舎は近鉄時代に改築されています。
 ここと旧上笠田の間に、有名なアーチ橋があります。

近畿日本鉄道23-14上笠田.jpg
上笠田 かみかさだ ×
 2006(H18)年3月一杯で廃止になりました。

近畿日本鉄道23-15麻生田.jpg
麻生田 おうだ ×

近畿日本鉄道23-16六石.jpg
六石 ろっこく ×
 2006(H18)年3月一杯で廃止になりました。220形引退間近の頃なので、1992(H4)年8~9月の撮影だったはずです。ヘッドマークがついています。

近畿日本鉄道23-17阿下喜.jpg
阿下喜 あげき

内部線 近鉄四日市~内部
 内部線・八王子線は2015(H27)年4月1日、四日市あすなろう鉄道に転換されました。№1348で書いたが、改めて取上げます。

 近鉄四日市は、やはり名古屋線で出しています。名古屋線の高架線の下にあり、独立した改札とホームになっています。転換時に「あすなろう四日市」と改称しています。

近畿日本鉄道24-01赤堀.jpg
赤堀 あかほり ×

近畿日本鉄道24-02日永.jpg
日永 ひなが ○
 八王子線分岐駅。

近畿日本鉄道24-03南日永.jpg
南日永 みなみひなが ×

近畿日本鉄道24-04泊.jpg
 とまり ○

近畿日本鉄道24-06小古曽.jpg
小古曽 おごそ ×

近畿日本鉄道24-07内部.jpg
内部 うつべ
 検車区があります。

八王子線 日永~西日野

近畿日本鉄道25-01西日野.jpg
西日野 にしひの

東大阪線 長田~生駒
 大阪市営地下鉄(現Osaka Metro)中央線と相互乗り入れを行う路線で、第3軌条方式です。

近畿日本鉄道26-01長田.jpg
長田 ながた
 大阪市営地下鉄との共同使用駅で、大阪市の管理でした。東大阪市にあります。地下駅。

近畿日本鉄道26-02荒本.jpg
荒本 あらもと
 地下駅。

近畿日本鉄道26-03吉田.jpg
吉田 よした
 ここから地上、高架線上にあります。

近畿日本鉄道26-04新石切.jpg
新石切 しんいしきり
 2面3線だが、中線は通常は使用していません。

 生駒は奈良線で出しました。
 2006(H18)年3月27日、生駒~学研奈良登美ヶ丘間が延長開業し、旧東大阪線区間も含めて全区間「けいはんな線」と称しています。白庭台は№1100で、学研北大和は№1101で、学研奈良登美ヶ丘は№1102で書きました。

 最後に、鋼索線(ケーブルカー)2路線の駅です。

生駒鋼索線(生駒ケーブル) 鳥居前~生駒山上

近畿日本鉄道27-01鳥居前.jpg
鳥居前 とりいまえ
 生駒駅に隣接し、歩道橋で結ばれています。
 宝山寺との間は複線(ケーブルカーが2組並走)となっているが、通常は片側のみの運行。踏切があるのには驚かされます。

近畿日本鉄道27-02宝山寺.jpg
宝山寺 ほうざんじ
 生駒山上方面へは、ここで乗り換え。

近畿日本鉄道27-03梅屋敷.jpg
梅屋敷 うめやしき

近畿日本鉄道27-04霞ヶ丘.jpg
霞ヶ丘 かすみがおか

近畿日本鉄道27-05生駒山上.jpg
生駒山上 いこまさんじょう

西信貴鋼索線(西信貴ケーブル) 信貴山口~高安山

 信貴山口駅は、信貴線で出しました。

近畿日本鉄道28-01高安山.jpg
高安山 たかやすやま

 以上、近鉄の1990年代前半の駅全てをご覧頂きました。当時は鋼索線も含めた28路線に、344の駅(+八木西口)がありました。スペイン村の開園とかもあり、まだ華やかさや、車両面でのバラエティとかもあった時期だと思います。
 駅に関してはその後、1994(H6)年9月21日の京都線木津川台駅(新祝園~山田川間)開業以降、けいはんな線延伸区間の3駅を除くと新駅の開業はなく、逆に廃止もないのだが、5路線が近鉄から切り離された事で、現在は23路線・289駅の体制となっています。駅に関しては、大和八木や河内小阪、桑名(工事中)の改良が中期計画に盛り込まれているが、ハルカスも開業しているし、大きなプロジェクトは近鉄沿線に関してはなくて、しばらくはこの体制が続くのでしょう。次に新しい駅が造られるとしたら、大阪モノレールの門真市~瓜生堂(仮称)間の工事施行認可の申請が22日に出されており、瓜生堂は近鉄奈良線と交差する位置になるので、近鉄も新駅を造って、モノレールと接続する事になるのでしょう。当面は、各駅とも質的な改善が続けられるのではないでしょうか。駅体制の合理化が進んでしまうのは、時代の趨勢と受け止めるしかないのだろうが。

 なお、ようやく、だと思うが、近鉄では21日、ホームの喫煙コーナーを全面的に廃止しています。沿線に国際的な観光地が多いし、秋には東花園でラグビーW杯が控えている事を考えれば、当然の措置だと考えます。後は特急の喫煙車か。
(主要駅の喫煙ルームは継続)

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
24日 「ロシア疑惑」 モラー元特別検察官 米議会で証言
25日 日産自動車 3ヶ月間決算発表 営業利益98%減少

 東京オリンピックまでいよいよあと1年となり、メダルの発表など、動きが慌ただしくなってきました。大規模な交通規制の実験も行われています。オリ・パラだけ、というのではなく、公共交通機関への誘導などは、恒久的な政策として維持されるべきだと思います。温暖化防止のためにも。

この記事へのコメント