№2109 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 阪神電気鉄道

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 昨日1月17日は、阪神淡路大震災から25年。四半世紀の節目となり、改めて犠牲になられた、あまりに大勢の方々の冥福を祈り、復興を祈願すると共に、迫り来るより大型の地震への備えは、出来ているのか?と、改めて問う機会になりました。
 あの震災では交通も大きな被害を受け、山陽新幹線やJR山陽本線、阪急、山陽、神戸市営地下鉄も甚大な被害を被ったが、一番手酷い害を受けたのは、阪神電鉄でした。石屋川の車両基地の人工地盤も崩落し、多数の廃車を発生させる事態となり、その他の線路や駅も、特に神戸市内で様々被害を受けました。
 今回は、主に震災の数年前…2年くらい前、ですかね?の、旧西大阪線や武庫川線まで含めた、阪神電鉄の各駅をご覧頂きます。震災からの復旧の課程で姿を変えた駅もあるし、震災とは別に、立体化工事などで変わった駅もありで、恐らく関西の大手私鉄では、最も様相が変わった鉄道だろう、と思います。

本線 梅田~元町

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梅田 うめだ
 阪神百貨店が建っています。梅田の写真は、震災の後だったか。ホームには山陽電車の姿があります。ビルにも「姫路」の二文字があるし。現在は大阪梅田となり、改良工事のまっただ中。

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福島 ふくしま
 1990年代に入ってすぐ、地下駅になりました。 

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野田 のだ
 2面4線の待避駅。地下鉄千日前線接続駅。
 駅前には旧市営バスと共に、阪神電鉄のバスがいます。当時は軌道線の名残で西宮方面、それと中津・天神橋筋六丁目方面への路線があって、便数も数多くありました。今は天六行は土休日最終1本のみ、中津行は、平日は朝夕・土休日は日中に運行があるだけ。西宮方面は、夕方に1本のみ…。

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淀川 よどがわ
 淀川を渡ると、兵庫県になります。

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姫島 ひめじま

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千船 ちぶね
 2面4線の待避駅。

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杭瀬 くいせ

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大物 だいもつ
 当時の西大阪線の分岐駅。ここから尼崎までは複線が並列します。

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尼崎 あまがさき
 車両基地のある駅。阪神なんば線受け入れ前。

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出屋敷 でやしき
 阪神は特に立体化を積極的に進めている鉄道で、この出屋敷、次の尼崎センタープール前は、1990年代に入ってすぐに高架線になりました。旧尼崎市営バスがいます。

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尼崎センタープール前 あまがさきセンタープールまえ
 2面4線の待避駅。競艇場に隣接しているが、タダ見を防ぐために、上り線側は壁に覆われて、外を見る事が出来ません。

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武庫川 むこがわ
 武庫川の上空にホームがあり、東西別々に改札口があります。武庫川線は西側から出発します。

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鳴尾 なるお
 今は高架化されています。昨年、鳴尾・武庫川女子大前間に改称。

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甲子園 こうしえん
 2面4線の待避駅で、プラス上下とも降車専用ホームが設けられていました(後の増築改良工事の過程で、上りの降車ホームは撤去)。球場への最寄り駅、である以外でも、阪神バスのターミナルとなっていて、近郊の交通の要衝として機能しています。乗降人員は、西宮より多い。

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久寿川 くすがわ
 ここも今は高架駅。

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今津 いまづ
 ここも今は高架駅。地平時代は、阪急今津線と接続していました。隠れてしまっているが、左側です。
(今の阪急は、やや離れた所にやはり高架駅が新築され、阪神駅とはペデストリアンデッキで結ばれている)

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西宮東口 にしのみやひがしぐち
 この駅は、西宮の高架化に関連して、2001(H13)年3月3日廃止になりました。下りが高架に切り替わってもしばらくは、高架線上に仮ホームが設けられていたのですが。今の西宮の高架駅で、東側の少し離れた場所に東改札口があるのは、そのためでしょう。

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西宮 にしのみや
 元から2面4線の待避駅。阪神バスのターミナルになっていました。

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香枦園 こうろえん
 ここも後に高架駅になるが、この当時の旧駅舎の意匠が、新駅にも施されています。同時に駅舎も改称し、香櫨園と、昔の文字に戻っています。

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打出 うちで

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芦屋 あしや

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深江 ふかえ
 深江と、次の青木は、昨年末になって上下とも高架駅になりました。

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青木 おおぎ
 2面4線の待避駅の形態は、高架化後も変わりません。震災時、大阪側がここまで再開した時、「大阪から神戸市内に鉄道が通じた」とTVニュースで報道があり、大勢の乗客が列車から降りるシーンが放映されていたのを覚えています。

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魚崎 うおざき
 六甲ライナー乗換駅。

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住吉 すみよし
 この駅は昔も今も、あまり変わらないなあ、と思う。

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御影 みかげ
 2面4線の待避駅だが、急カーブ上にあり、電車とホームの間の隙間が大きいので、乗降の際は要注意。今快速急行が停車しないのは、大型の近鉄編成が対応できないからだ、と言われているが、快速急行は最初から、御影は通過でした(当初は西宮発着の急行が延長する形態で、JRに対抗する意味が強かった)。

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石屋川 いしやがわ
 震災で甚大な被害を受けた駅の一つ。被災前は相対式だったが、復旧時に島式ホームになっています。

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新在家 しんざいけ

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大石 おおいし
 2面4線の待避駅だが、当時は山陽電車の折り返しがメインだった。今は、普通電車は全て三宮から回送で折り返していくが、直通特急スタートまでは、大石発着の列車も多数設定されていました。

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西灘 にしなだ
 ここも震災で手酷くやられた駅で、復旧に際しては駅施設がホーム下に移り、高架駅風になりました。

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岩屋 いわや
 掘割り式の駅。駅舎は後に改築されています。

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春日野道 かすがのみち
 地下駅。当時は島式だったが、ホームは極めて狭く、通過列車も減速を強いられる程で、ワイドショーでも取り上げられた程でした。後に大改良で相対式の新ホームを作ったが、旧ホームがまだ残されています。

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三宮 さんのみや
 これも、震災後の撮影ですね?そごうも震災で被害を受け、復旧した時に若干姿が変わりました。

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 当時は1・2番線がスルーで、3番線が行き止まり。3番線は、昔は西大阪特急が発着していたらしいが、その後は梅田行快速急行、震災後は一部の普通電車、さらには近鉄直通快速急行と、ダイヤ改正のたびに、発着する列車も変わっていきました。近年の大改良で、2番線と3番線が入れ替わり、2番線が行き止まり・3番線がスルーとなっています。また、東側にも改札口ができました。

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元町 もとまち
 地下駅。あまり駅らしくない画像で、ビルにはJRAのWINS(場外馬券売り場)が入っています。ホームは島式で、ダイヤが12分サイクルの時代は大半の普通電車がここで折り返していたけれど、今はほとんど折り返しがなく、一見すると普通の中間駅の風情。
 ここから先は、神戸高速鉄道の駅になります。

西大阪線 西大阪~尼崎

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西九条 にしくじょう
 当然、当時はここが始発駅。相対式ホームだったが、通常は現在の下りホームのみを使用していました。高架のJR大阪環状線を更に乗り越すので、かなり高い位置にあります。

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千鳥橋 ちどりばし

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伝法 でんぽう

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 ふく

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出来島 できしま
 現在は高架化されています。高架化工事の過程で福~大物間が一時単線となり、出来島は棒線の駅になっていた事がありました。

 大物と尼崎は、本線と共用。

武庫川線 武庫川~武庫川団地前

 前述のように、武庫川線の武庫川駅は武庫川の右岸(西側)にあり、本線のホームからは連絡通路で結ばれています。駅舎もあります。

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東鳴尾 ひがしなるお

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洲崎 すざき
 一時は、ここが終点でした。

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武庫川団地前 むこがわだんちまえ

 震災からの復旧、というのも理由の一つだが、冒頭に記した通り、阪神電鉄の駅は、他の鉄道以上に変化が大きいと感じます。昨年末には青木付近も高架化され、特に本線はほとんどの区間が高架または地下線となっています。
 この後は、阪神なんば線の淀川の橋梁の掛け替えに合わせて、伝法と福の両駅も高架駅になる見込みです。具体的な内容は解らないが、どちらかに待避線が作られる事は、ないですかね?
 阪神は今年の3月14日、ダイヤ改正を実施します。去年末に一部だけ内容が明らかになり、快速急行がメインとなるようです。土休日は8連で走るらしいが、本線で6両を超える列車が走るのは、初めて、ですよね?タイガース共々(熱烈ファンではないが、タイガースも強くないと、プロ野球は面白くないのは事実、だよね)、今後の阪神電鉄には期待です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JR東日本は昨日、常磐線・富岡~浪江間の3月14日運転再開を、正式に発表しました。普通電車の他、特急〔ひたち〕3往復が品川発着(下り3号のみ上野始発)で乗り入れます。品川~仙台間の最速は、上り14号の4時間38分。震災前は、〔スーパーひたち〕が、仙台発着が4往復(基本的にグリーン車なし4連)、原ノ町発着が2往復ありました。それに比べるとまだ少ないが、とにかく沿線に人が戻ってくるのが先。復興の起爆剤になってくれればと思うが、不通になっていた理由が理由なので、そう簡単にはいかないでしょう。普通電車は、水戸支社のWebで時刻を公開しています。運転を再開した時点で、仙台まで乗りに行く予定です。「青春18きっぷ」のシーズンにもなるはずで、少なくともいわき→仙台間は普通列車になる予定。

《今日のニュースから》
17日 「チバニアン」 国際学会命名決定
18日 世田谷区一家殺害事件 現場の住宅を一部初公開

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