№2250 JTB時刻表2020年12月号(JTBパブリッシング)

「2020年」としては最後となる、JTB時刻表12月号が、先週発売になりました。
 グラビア企画と連動して、九州新幹線「WAKU WAKU ADVENTURE 新幹線」が表紙を飾っています。先頭車両の車体に大きくラッピングされた、「PIXER」のビルボードスタイルの文字が印象的。

「のりもの情報局」は今号も裏表紙。「大井川鐵道 きかんしゃトーマス号12月31日まで運転」「京急電鉄『三浦半島まるごときっぷ』発売中」「水島臨海鉄道『大原美術館with水島臨海鉄道コラボ』」「JTBパブリッシング『るるぶ 鉄道将棋』新発売」「スクウェア・エニックス『電車でGO!!はしろう山手線』12月3日発売」。
「三浦半島まるごときっぷ」は、従来から発売している「三浦半島1DAYきっぷ」「三浦半島2DAYきっぷ」と共に、京急バスで江ノ島へも行けるようになりました。が、江ノ島へ行く京急バスはだんだん本数が減ってきていて、特に土休日だと、大船駅から6本、鎌倉駅からは4本のみなので、観光で利用するにはやや辛そうな気がする。時間もかかるが、江ノ電の混雑を避けたいならいいのかも。観光にあまり関係がなさそうでも、利用できる路線が結構あるようです。
「鉄道プレゼントコーナー」は、西鉄3000形で、「貫通5両編成」というのはマニアック。

 今月も、グラビア企画は4ページに減。

ピクサーデザイン新幹線に乗ろう!
 去年の夏に運行された「Waku Waku Trip 新幹線」に次ぐ、ディズニーのラッピング列車(ピクサーは、元々はディズニーとは別の資本で、14年前にディズニーの傘下になった、らしい)。
 車両そのもののコンセプトは、去年と同じと言っていい。一部の列車では、車内販売でグッズを販売する。列車よりも、ピクサーのアニメが好きな人に向いているかもしれない。
 去年と違うのは、列車の運行に合わせて、九州全域でイベントが行われる事だろうか。特に、九州7県の県庁所在地駅を回るデジタルスタンプラリー(新幹線車内のQRコードを加えて8か所)と、「マイ・アドベンチャー・ブック」の配布が新しい。
 運行時刻はJR九州公式Webで公表されているが、明日27日は運行がない。明後日28日は〔さくら404・407・413号〕〔つばめ301・308・338・341号〕で運行予定で、〔さくら404・413号〕で車内販売を実施。12月は、16日と25日の運行がない。

特集のページ
「NEWS」の列車イラストは、JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」。12月12日より「山陽コース」での運行が始まるが、引き続き日本旅行の旅行商品でのみの販売となり、時刻表上には現れない(JR版にもない)。

「ひと目でわかる!JR線 電化区間と複線区間」は、6月号に続いての掲載となりました。年2回となったのか?
 前回、次の変化は奈良線の一部複線化か、と書いてしまったが、牟岐線の阿波海南~海部間の阿佐海岸鉄道移管でした。次の変化は、来年(恐らく春)の日高本線・鵡川~様似間の廃止になるでしょう。
 柳津~気仙沼~盛間のBRTは、鉄道としては廃線になっているので、もう掲載しなくても良いのではないだろうか。

 例年の12月号は、首都圏・関西圏のJRの大みそか終夜運転の概要が掲載されるが、今年は掲載がない(首都圏のJR東日本は先日リリースがあったが、関西圏のJR西日本はまだ)。初詣臨時列車も、掲載は少ない。
 今の所掲載されている中で注目されるのは、やはり185系を使用した、成田山の初詣列車でしょう。運行内容は前年度とほぼ同じだが、185系の〔踊り子〕定期運用が来春終了するので、波動輸送では残るとしても、見る・乗る機会は確実に少なくなるから、やはり注目の的となるでしょう。
 去年掲載されていない事項として、1月6日運転の9544M〔成田山初詣伊東号〕は、横浜が⑦番線発着と記されました。⑦番線は東海道線~上野東京ラインのホームで、通常、武蔵小杉へ向かう列車は戸塚の手前で転線するのに、なぜこの列車は横浜発車後に転線するのか(横須賀線の下りを遮る形態になる)。前年度もそうだったのか?

〔36ぷらす3〕は、今日からスタートした、木曜日の博多→鹿児島中央間の時刻が掲載になりました。博多9時52分発→鹿児島中央16時24分着。途中の客扱い停車は熊本のみ(10分停車)。

 今号では、会社線の全列車時刻表が、数路線掲載されています。
 伊豆箱根鉄道駿豆線は、コロナ禍の現状を反映した、最終電車近辺の運休の注釈が加えられている。現状は、三島発最終は22時50分(修善寺行)、23時20分(大場行)、修善寺発最終は22時52分となっているが、この時刻が、今後もこのまま固定化されそうな気がします。〔踊り子〕は来春、E257系置き換えと同時に全車指定席となるが、そうなると前後の普通列車は最大で25分、間隔が開く所が出てくるので、何らかの修正が加えられるのだろうか。
 長野電鉄は、平成になってから北須坂と延徳に行き違い設備を増設、長野~信州中野間で普通の毎時4本のパターンダイヤを施行していた事もあったのに、ずいぶんと本数が減ってしまった。
 福井鉄道とえちぜん鉄道は、去年の12月号にも掲載がありました。福井鉄道は3月12日にダイヤ改正があり、神明→田原町間1本、福井駅~田原町間1往復が増発(全て土休日運休)、福井駅6時52分発急行が区間急行に変更、神明→越前武生間は各駅停車になっています。

本文
〔成田エクスプレス〕〔はるか〕(京成スカイライナー・南海ラピート、名鉄ミュースカイも)は日中の大半の列車の運休が続いているのだが、未だに注釈がありません。航空、特に国際線の運行状況から見て、少なくとも来春のダイヤ改正までは、この状況が続く事になりそうなのだが(日本到着時、目的地までの「公共交通の利用は遠慮してください」と言われている現状が変わらない限りは)。

 関西の新快速(琵琶湖~JR京都~JR神戸線)で「Aシート」設定の列車は、12月~2月の平日は一部(12席)が指定席となり、利用する場合は指定席料金840円が必要(ネット予約「e5489」利用で600円になるチケットレス商品あり)。在来の定員制座席も設定(車内で500円を支払う)されるが、座席数が減少する。

下り
(新快速)1号 野洲11:59 → 14:02姫路
(新快速)3号 野洲19:28 → 21:34姫路

上り
(新快速)2号 姫路8:40 → 10:43野洲
(新快速)4号 姫路16:10 → 18:16野洲

 鹿児島本線は折尾駅付近の線路切り替え工事のため、1月1日深夜に運休が発生。〔きらめき18・20・22号〕は全区間(22号はコロナ禍の影響で既に運休中)、普通列車も一部区間が運休。代替の列車が走る区間があるが、代行輸送はなし。1日の小倉から折尾より先へ行く最終は、22時54分発普通169M・23時11分発〔ソニック60号〕、博多から赤間より先へ行く最終は、22時23分発快速4256M・22時32分発〔きらめき16号〕。

 先月書いた、常磐線の臨時〔ひたち97・98号〕(水戸~仙台間)は、副称が「のんびり冬の仙台号」に変わっています。「SENDAI光のページェント」自体は、今日現在では開催の方向で、この両列車の運転日・時刻も変わっていません。

 会社線は、9月いっぱいで廃止になったくしろバスの代替となる、茶内駅~霧多布温泉ゆうゆのバスの時刻が掲載になりました(775-C)。浜中町役場の運行となり、平日6往復、土休日は予約が必要になり(ここにはないが、前日16時までに予約が必要)、3往復。所要は平日・土休日とも30分。運賃200円。

 裏表紙は、「乗り物情報局」にもあった、TAITOの「電車でGO!!はしろう山手線」。その前のページが、JTBパブリッシングの「るるぶ鉄道将棋」。
「繁忙期・閑散期カレンダー」は、裏表紙からはなくなりました。今年度の残りが少なくなったからでしょう(営業案内の50ページに、2月分まで掲載)

JTB時刻表2020年12月号カレンダー.jpg
 付録は、「WAKU WAKU ADVENTURE新幹線」のポスターカレンダー。

 これで今年(2020(R2)年)分の発売は終わりました。
(来月に2021年1月号の発売がありますが…。)
 例年通り、今年の更新最終日(12月31日の予定)の一回前、12月29日に、JTB時刻表に見る日本の交通の総まとめを行う予定です。
 …と、毎年お決まりの文句を並べてみたものの、今年は日本も世界も、新型コロナウィルスに何もかもが支配されてしまって、特に交通は陸・海・空とも、極めて深刻なダメージを被った、重苦しい一年になってしまいました。
 いや、決して明るい話題がなかったわけではなく、JR東日本〔サフィール踊り子〕に近鉄「ひのとり」デビュー、東海道新幹線N700S系デビューと〔のぞみ〕12本ダイヤ実施、都心に高輪ゲートウェイ駅・虎ノ門ヒルズ駅の開業、富山ライトレール(富山地方鉄道に合併)と富山市内線の相互直通運転開始、常磐線・三陸鉄道・箱根登山鉄道・豊肥本線の全線運行再開、という事もありました。一方でJR北海道・札沼線の非電化区間廃止もあったのだが、これにしたって、コロナ禍による「緊急事態宣言」発出のため、急遽運行最終日が大幅に繰り上がる事態になってしまいました。肥薩線・久大本線などの7月豪雨被災もありました。航空でも羽田空港国際線大幅増便はどこかへ行ってしまって、各航空会社は一転して重大な経営難に陥る事になりました。エアアジア・ジャパンは破産、という事になったし。それでも長距離LCCのZIP AIR TOKYOは、6月の貨物便を踏まえ、10月には旅客便デビューにこぎつける事が出来たが、国を跨いだ往来がある程度自由にならないうちは、難しい経営が続くはず。どの分野も、どうしてもコロナ禍の影響は免れなかったわけで、極めてゆううつではあるが、現実を直視して、できごとを整理したいと思います。

 来年の日本の交通は…、引き続きコロナ禍の影響を引きずる事は間違いなく、今の所、明るい話題があまり聞こえてこない。まず、終夜運転の取りやめや縮小など、年末年始輸送がいきなり影響を受ける。来春ダイヤ改正では、大都市圏での最終電車の大幅な繰り上げがあるし(コロナ禍だけが理由ではないが)、JR北海道もすでに、特急やローカル列車の減便を予告しています。純粋な新車両のデビューも、JR東日本の房総ローカル用E131系以外はない(横須賀・総武快速線用E235系がこの年末にデビュー)。特に観光の低迷は、来年いっぱい位は続きそう。あとは〔踊り子〕のE257系全面置き換えと、ライナー的特急〔湘南〕運行開始、京阪3000系にプレミアムカー連結、久大本線・水郡線の全線再開、一方で日高本線(鵡川~様似間)の廃止、阿佐海岸鉄道のDMV転換、男鹿線の全面電車化が予定・予想されます。年の序盤は、185系引退フィーバーが起こる事になるでしょう(その陰で、215系はどうなるのか)。
 小田急の「ロマンスカーミュージアム」は来年、予定通りの開館を迎えられるだろうか?そうなったとしても、最初のうちは、予約客だけ受け入れという形になりそうな気がする。オープン時点ですでに大人気になるのは、間違いないはずなので。
「ムーンライト」は、再び運行があるのか?このまま「安楽死」か?
 仕切り直しとなる東京オリ・パラも、規模は縮小されるはずで、観客輸送がどういう体制になるのか。とにかく開催されれば御の字、になるのでしょう。来年の交通は、乗る方、動かす方も、ガマンの1年になりそうです。とにかく、ウィルスに感染したりだけはしないように。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 今日は久喜でJR線の架線が焼けて6時間運行を見合わせ、東武伊勢崎線もとばっちりを受けたらしい。漏電が原因か?とされているようだが、久喜の皆様は大変だったと思います。

《今日のニュースから》 カッコ書きは新型コロナウィルス感染関連
25日 福岡ソフトバンクホークス 日本シリーズ優勝 2年連続4戦全勝
(馬肉給食でコロナ禍苦境の生産者支援 福島県会津若松市)
26日 参議院定数削減 日本維新の会・国民民主党 法案提出
(札幌市 接待伴う飲食店に休業要請)

 ディエゴ・マラドーナ氏が死去しました。お悔やみを申し上げるが、まだ60歳だったのに…。私生活でいろいろあったので、その辺がたたってしまったのだろう(韓国のホ・ジョンム元代表監督も、そのあたりを感じていたらしい)。
 ウィルス感染禍が相変わらず止まらなくて、東京や大阪、北海道が大変だとされているが、神奈川県も今日は254人の感染者数で、過去最多となりました。重い気分になるけれど、ともかく他がどうであろうと、我が身と自由な暮らしを護れるのは、自分一人一人、だけ!

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