№2333 JTB時刻表2021年5月号(JTBパブリッシング)

「JTB時刻表2021年5月号」、先週の20日に発売になりました。

横須賀線E235系1000番台.jpg
 表紙は、昨年末にデビューした、総武快速・横須賀線のE235系1000番台。個人的にこの顔つきは、近郊電車としては、今一つ…。山手線なら良くても、遠くに行く、というムードがあまり感じられないし、特にこのルートは高速運転もあるのに、切妻で大丈夫かなという気もする(ちなみにこのルートの専用車は3代目となるが、初めて非貫通型になった)。それ以上に、ついに普通車が全て、ロングシートになってしまった方が寂しい、かも知れない。一般の旅客にはボックスシートは好まれないかも知れないが、民営化以降のJR東日本の通勤型と近郊型の一体化が、さらに進んだと思う。

 裏表紙の「のりもの情報局」は、「小田急電鉄『ロマンスカーミュージアム』4月19日オープン」「近畿日本鉄道『ひのとり』運行開始1周年記念乗車券・記念特急券・記念入場券発売」「広島電鉄 公共交通で行くリアルな体験キャンペーン実施中」「村瀬商会 子供用新幹線マスク」(プレゼントあり)。
 広島電鉄のキャンペーンは、目的に合わせて乗車券と入場券などがセットになったもので、全てほぼ半額になる。5つのジャンル(スポーツ・宮島・買い物・非日常・リラックス)があり、例えば「リラックス」は吉和温泉に行くセットで、広電バス(津田線)乗車券+吉和さくらバス乗車券+吉和温泉施設割引券1,500円分の合計が、通常3,280円→1,640円。販売日・販売個所がそれぞれ限定されている(「スポーツ」はバスケB1リーグ・広島ドラゴンフライ戦で、専用応募フォームから申し込み、申込時に指定した場所で入手)。

使いこなして快適に! 鉄道会社の「新しい生活様式」

JR東日本 オフピークポイント.jpg
 コロナ禍で「リモート」「巣ごもり」「おうち〇〇」がもてはやされるようになったが(個人的には、それでいいのかと思っている。現状では仕方がないとしても)、それに対応した、鉄道会社の新サービスの数々。特にJR東日本を中心に取り上げている。
 高輪ゲートウェイの「TOUCH TO GO」は、要はJR東日本ブランドのコンビニ「New Days」の発展形で、駅開業時からだから、初めにコロナ禍ありき、というわけではない。一度立ち寄ってみたのだけれど、並んでいる商品がやや高級志向で、菓子パンとかも高くて、正直敬遠してしまいました。
 京急の「京急スタンポ」も、開始は2019(R元)年7月1日開始だから、これもコロナ禍と直接の関係はないと思われる。今、京急線の上り普通の平和島→品川間だけが自動放送になっていて、最初は近鉄の如く、低コストで自動放送を全面的に展開させる、その試験的な要素で自動放送にしているのかと思っていたのだが、そうではなかったのか。
 ここに挙げられている以外にも、埼玉高速鉄道が浦和美園駅に「ワンコイン書斎」のサービスを提供したりしているのだが、時刻表として取り上げるのが適当なのか、という施策も、ないわけではない。列車そのものやそのダイヤ、あるいは営業規則とは関係ないものも少なくないので。むしろ、最近はスマホのアプリで一日乗車券などの電子チケットを発行するサービスがふえているので(このグラビアでも小田急の「EMot」があるが)、これを集中的に取り上げた方が良かったのではないか。いずれにしろ、スマホがないと、鉄道の利用もラクにはならなくなってきているようだと、感じてしまいました。コロナ禍を機に「MaaS」の普及が一気に進みそうな気配である事もあるが、そういえば、駅の時刻表もそうだねえ。

 日高本線・鵡川~様似間は索引地図からも消され、バスの緑のラインになりました。苫小牧~鵡川間の残存区間だけでは、「日高本線」の名称は、もう実態には合わない。日高地方に行く機能がほぼなくなるので(鵡川で静内行の道南バスが接続するが、バスは苫小牧からも乗れる)、「苫小牧線」とかに呼び変えた方が良さそうな気がする。

特集のページ
「NEWS」のイラストは、先日定期運用から離脱した、近鉄12200系。
 JRの臨時列車は、ここに掲載されている分は、今日現在では運転取りやめと言ったリリースは、出ていないようです。

 会社線は、日高本線に代わる、JHB(路線名は記されていないが、日勝線)と道南バスの時刻が掲載になりました。基本的には、静内を境に苫小牧側が道南バス、様似側がJTB。ただ、静内~浦河間のJHBは、本数が鉄道時代より少なくなっているのは、以前から同区間に道南バスの路線があるからと思われる。この道南バス便も掲載すべきだろうと思う。JHBには一部えりもからの直通もあるが、その辺の記載もない。
 苫小牧~様似間の、静内でのバス乗り継ぎの便はあまり良くない。乗り継ぎが成り立つのは、下り4回・上り3回(うち1回は静内からは鵡川行になり、鵡川で鉄道に乗り換え)。苫小牧から静内に行く一番早い便は9時05分発と、鉄道時代に比べてかなり遅くなり、しかも静内からのJHB便様似行は、14時00分発になってしまう(苫小牧発10時50分でも同じになる)。苫小牧から一般路線バスだけで、その日のうちに様似まで往復する事は、できなくなりました(札幌まで行って、浦河まで〔高速ペガサス号〕を利用すれば可能になるが)。
 ただ、運賃は苫小牧~静内間1,500円+静内~様似間1,490円・合計2,990円で、意外にも、鉄道時代(3,630円)より安くなりました。すごく高くなる、と勝手に予想していたのだが、自治体からの補助が出ているのだろうか?
 この他、JRバス関東の塩原本線(4月1日~)と、多古本線(4月29日~)の時刻も掲載されています。多古本線は、ここには記載がないが、空の駅風和里しばやま・ひこうきの丘経由便の新設があります。ひこうきの丘に、バス停が作られるんだ!どこに設けられるのだろう?(成田空港交通でも新設される)
 東武のTHライナーは、下り夕方の霞ケ関→久喜は、草加に停車(「当分の間」と記されているが、6月11日までの予定)。

本文
 JR線については、ダイヤ面では新しい事項はない。
 5月15・16日の〔オホーツク1号〕〔大雪4号〕、22・23日の〔北斗6・19号〕、29・30日の〔おおぞら3・8号〕(261系「ラベンダー編成」)は全て、頭に〔HOKKAIDO LOVE!〕と付けた愛称で運行される。なお、「ラベンダー編成」は、5月8日の〔HOKKAIDO LOVE ! FURANO〕でデビュー(札幌~富良野間(往路旭川・富良野線経由 復路芦別経由)全車指定席)するが、時刻表への掲載はない。
 函館本線(下り:長万部→小樽)と日高本線の掲載場所が入れ替わり、函館本線は上下が同じページ(P667)になりました。

 会社線は、高速バスは相変わらず「当面の間全便運休」だの、「■(網掛け)=運休中」だのが多い。ある程度一般の生活にも密着している路線だと、全便運行が確保されている路線も少なくないが、そうでないと、運休便が発生するケースが大半。
 日高本線代替関連の高速バスが掲載になっているが、〔特急ひだか優駿号〕(新千歳空港~浦河)は4月1日から道南バス→JHBの運行になっているが、運行が土休日のみになったのに、記載がない。〔特急とまも号〕もだが、日高地方の高速バスのダイヤはやはり、日高地方から苫小牧や札幌等に向かう地元の人の利用が優先されたダイヤになっていて、他地域から日高への入り込みとなると、〔高速ペガサス号〕以外は、やや利用しづらい。少なくとも、日帰りには使えない。先の日高本線代替バスのダイヤも、やはりそういう傾向を踏まえているのだろう。

 これまで何度か書いてきた、北上線ほっとゆだ駅~湯本温泉間のバス(西和賀町の町営バスに代替)は、時刻表の掲載自体がなくなってしまいました。索引地図にもない。
 なお、東海バスの沼津駅~大瀬岬路線(P806-A)も4月1日、江梨(時刻表には記載がない)~大瀬岬間が廃止になったが、時刻表は未だにそのまま(「3/25現在」になっている)。沼津駅~三津シーパラダイス(実際はもっと先へ行く)区間は4月1日改正ダイヤなのに。大瀬岬へ行こうと思ったら、江梨で、戸田(へだ)行の予約制乗合タクシー「ふじみGo!」に乗り換える必要がある。利用する便の1~2時間前に電話予約が必要なので、沼津駅を出発する前に予約を入れるべき。

 次号6月号は、夏の臨時列車の発表があるはずだが、どうなるのかねえ。
 ところで、JTB時刻表には一つお願いがあって、90年代くらいに毎号掲載があった「私鉄時刻表」、再度やって頂く事は、できませんかねえ?今年になって時刻表のペーパーレス化が急速に進み、大手私鉄でも、冊子状の全線・全列車の時刻表を作成・発行する所が極めて少なくなってきました。今3月改正では、かろうじて東武・小田急・東急が発行・発売したが、これも次回改正ではどうなるか解りません。個別の駅から、希望の日・時間の個別の列車を探すには、先のスマホのアプリや、各社の公式Webサイトで検索するのが便利だとは思う(乗り継ぎも調べてくれるし)が、その鉄道事業者のダイヤの形態等の全体像を知るには、やはり従来の時刻表に勝るものが、今の所、他にないように思えるのです。後世にアーカイヴとして残すという意味でも、1事業者ずつでもいいので、是非掲載を検討して頂ければと思います。特にローカル鉄道の場合は、経営の支援にもなるかと思います。いかがでしょうか?

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 東京・大阪・京都・兵庫の4都府県に発出された緊急事態宣言を受けて、各社から減便や最終電車繰り上げなどのリリースが相次いで出されました。関東については土曜日にまとめて書きます。見た限り一番キツイのは京阪で、終電繰り上げだけでなく、5月1日から宣言発出中の土休日は、京阪線は全面的な臨時ダイヤとなり、トータルで約20%の削減。特に日中の普通電車(準急が各駅に停車する区間も含めて)は、萱島~枚方市間を除いて20分間隔、特急も20分間隔、快速特急「洛楽」は取りやめ、プレミアムカーサービスも取りやめ(大津線は変わらないが、京都市営東西線の最終繰り上げで、(平日も含め)深夜の御陵行は東西線への接続がなくなる)。ひらかたパークも25日~5月11日は休園。5000系引退関連の「洗車体験イベント」も、5月16日は中止。今日の大阪府の感染者数が1,231人で過去2番目、と聞かされるとそうなってしまうのか、と思ってしまうが、また気分が限りなくブラックに近いブルーになりそうなGWが、すぐそこに迫っています。
(なお、京阪線臨時ダイヤの全線・全列車の時刻表は、公式WebからPDF形式でダウンロードできます)

《今日のニュースから》 カッコ内は新型コロナウィルス関連
26日 ミャンマー水泳選手 東京オリンピック不参加表明 軍政に抗議
(EU アストラゼネカを提訴 ワクチン供給遅延は契約違反)
27日 フィリピン「残留日本人」 UNHCRが初の報告書
(東京都のワクチン接種大規模会場は自衛隊が設置・運営 菅首相指示)

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