№2328 平成の30年 都道府県別鉄道回顧 14.神奈川県(1)

 平成時代の都道府県別鉄道回顧、関東地方も最後の神奈川県まで来ました。埼玉や千葉と同様、神奈川県も当然の如く、東京都の影響を大きく受ける事になります。

横浜市交通局10000形.jpg
都心への直通運転 拡充続く
多様な姿を見せる 小田急ロマンスカー


相模川の東側 新線相次ぎ開業
 平成の神奈川県では、新線の開業は相模川の東側に集中した。
 県内の平成初の新線は、1989(H元)年7月に開業した、横浜新都市交通金沢シーサイドラインだった。県内初の新交通システムで、横浜市南東部の開発に伴って建設された。八景島シーパラダイスや「海の公園」へのアクセスとしても利用される。金沢八景駅は開業以来、京急線の駅から道路を隔てた仮駅に設置されていたが、遅れていた再開発の進捗に伴い、2019(H31)年3月31日、新駅まで延長し、橋上駅舎建設工事を行う京急線の駅と直結、利便性が大幅に向上している。2013(H25)年には社名を横浜シーサイドラインと改称している。
 京王相模原線は1990(H2)年3月、南大沢~橋本間が開通して全通した。多摩ニュータウンと都心を結ぶ通勤新線として発展してきた相模原線は、新たに神奈川県北部と都心を直結する、第2の幹線としての役割も担う事になった。大半の列車が都営地下鉄新宿線に直通する。1992(H4)年には特急運転も始まり(以降中断の時期あり)、2018(H30)年には有料の座席指定制列車「京王ライナー」の運行もスタートした。なお橋本から先、相模中野までの延伸計画は断念された。
 横浜市西部の開発路線としていずみ野まで開通していた相鉄いずみ野線は、1990(H2)年4月にいずみ野からいずみ中央、1999(H11)年には湘南台まで延伸して全通、小田急江ノ島線と直結した。2014(26)年には本線と共に特急の運行を開始している。なお、慶応大学キャンパス付近を経て平塚方面への延伸計画が開業当初からあるが、今の所実現の見込みがない。一方、JR及び東急との直通で東京都心に直通する計画が浮上、東部方面線として、相鉄では西谷と、羽沢貨物駅に隣接する新駅の間の新線を建設、当初の計画より遅れたが、2019(R元)年度中に、JRとの直通運転が始まる見込みとなった。新駅は羽沢横浜国大と命名、羽沢貨物駅付近で貨物線から分岐して接続する、JR東日本との境界駅となる。
 橫浜市営地下鉄は、港北ニュータウンの開発の進捗に伴い、1993(H5)年3月に北側の新横浜~あざみ野間が開業し、港北ニュータウンを貫いて東急田園都市線と直結した。南側は相鉄いずみ野線に遅れる事約4ヶ月、戸塚から延伸し、越境して藤沢市の湘南台まで開業、横浜~湘南台間は相鉄と競合する事になった。本来は関内を境に湘南台方が1号線、あざみ野方は3号線となるが、実質的には1本の路線で、あざみ野~湘南台間40.4㎞は、都営地下鉄大江戸線全線開業までは、日本の地下鉄で最長だった。2002(H14)年、サッカーW杯開催(横浜で決勝)に合わせて駅ナンバリングを実施、本格的にはこれが、日本の都市鉄道の駅ナンバリングの始まりとなった。
 2008(H10)年、日吉~中山間に地下鉄の2号路線として、グリーンラインが開業した。大阪・東京・神戸に次ぐリニアモーター地下鉄だが、初めて地上部に営業線が走る事になった。同時に在来路線はブルーラインと命名されている。両路線はセンター南・センター北の両駅で接続する。ブルーラインでは2015(H27)年より快速の運転が始まった。2019(H31)年に入り、川崎市多摩区の新百合ヶ丘への延伸について、横浜市と川崎市の間で事業化に向けて合意された。今後2030(R12)年度の開業を目指し、着工の準備が進められる見込みである。
 横浜市の中心部では、2004(H16)年2月、横浜高速鉄道みなとみらい線が開業した。当初は東神奈川より旧国鉄横浜線と相互直通運転を行う計画が、国鉄の財政難により、横浜に接続し、東急東横線との相互直通を行う計画に変更された。同時に東横線の横浜駅は地下に移転し、横浜~桜木町間は廃止された。みなとみらい線の列車運行は、全面的に東急に委託されている。同社はみなとみらい線開業に先立つ1997(H9)年8月、通勤線化した東急こどもの国線の第3種鉄道事業者となった。

輸送力増強と空港アクセス
 東京都心の各私鉄の輸送力増強は、神奈川県内にも影響を与えた。東急の2大幹線、東横線と田園都市線は共に輸送力が逼迫し、他路線を延伸して利用を分散する形で輸送力の増強を図る事になった。東横線では、2000(H12)年9月に田園調布~武蔵小杉の複々線化が完成、目蒲線を分割した目黒線が乗り入れた。同線は目黒から東京メトロ南北線~埼玉高速線、都営地下鉄三田線と相互直通を行っている。2006(H18)年に急行運転を開始、複々線は2008(H20)年に日吉まで延伸した。
 田園都市線は二子玉川~溝の口間が複々線化、2009(H21)年より、大井町線が二子玉川から延伸した。大井町線では2008(H20)年より急行運転が行われており、一部列車は長津田・中央林間まで直通運転を行われている。2018(H20)年12月鵜より、夜間の一部急行で有料座席指定サービス「Q-SEAT」がスタートしている。
小田急小田原線の複々線化は、当初の計画より大幅に遅れ、残されていた下北沢付近の複々線化は、2018(H30)年3月になってであった。同時に大幅なダイヤ改正を実施、朝ラッシュ時に快速急行を増発するなど輸送力を増強し、混雑率の大幅な低下をもたらした。神奈川県内は登戸まで複々線となったが、登戸~向ヶ丘遊園間は、区画整理事業の進捗を待つ事となり、上りのみ2線の3線となっている。
 羽田・成田の首都圏2大空港の拡張も、神奈川県の鉄道に影響を与えている。1991(H3)年3月には成田空港ターミナル新線が開業し、JRでは特急〔成田エクスプレス〕が運行を開始した。大半の列車は横浜・大船発着と新宿・池袋発着の編成を東京~成田空港間で併結している。大船発着の列車は戸塚にも停車、東海道本線沿線の利用者の利便性を考慮した。また、総武快速線に直通する横須賀線も、一部が成田空港新駅に乗り入れている。
 一方、羽田空港の沖合展開事業に合わせ、京急線は空港輸送の充実を図ってきた。1998(H10)年には初めて、横浜方面~羽田空港間の直通列車を新設。その後京急蒲田駅の立体化工事の進捗に合わせて順次増強され、2012(H24)年にはエアポート急行の10分間隔運転ダイヤが確立した。なお、京急線からは羽田空港の他、成田空港への直通も設定されている。

JRネットワーク 長距離列車から直通サービスへ
 東海道本線は東海道新幹線開業後、旅客の面では徐々に、長距離輸送の役割が薄れていった。平成に入った時点で、山陽・山陰・九州・四国方面への寝台特急が9往復、大阪行寝台急行が1往復設定されていたが、2009(H21)年の〔はやぶさ・富士〕を最後に「ブルートレイン」は全廃、夜行は電車化された〔サンライズ瀬戸・出雲〕を残すのみである。
「大垣夜行」と通称されていた夜行普通列車は、1996(H8)年3月より全車座席指定の〔ムーンライトながら〕となった。しかし、夜行バスの台頭などで輸送量は減少し、2009(H21)年より、学校休暇シーズンを中心に設定された臨時列車として運行されるのみである。
 また、急行〔東海〕はやはり1996(H8)年、特急に格上げになったが、2007(H19)年に廃止となり、1955(H30)年以来の伝統の列車が姿を消した。
 現在の東海道本線の長距離列車の主力は、首都圏と伊豆を結ぶ特急〔踊り子〕である。国鉄時代からの185系に加え、1990(H2)年より、251系〔スーパービュー踊り子〕の運行が始まった。一部車両を2階建てとし、展望席や個室、子供のプレイルームを備えた、本格的な観光特急として人気を博した。この他伊豆急行「リゾート21」使用の〔リゾート踊り子〕や、〔成田エクスプレス〕用の2代目、E259系を使用した〔マリンエクスプレス踊り子〕などの設定も行われている。2017(H29)年には651系を転用した観光列車「伊豆クレイユ」が、小田原~伊豆急下田間の運行を開始した。2020(R2)年度には新特急車E261系が、〔サフィール踊り子〕としてデビューする予定である。
 通勤輸送では、2001(H13)年より、湘南新宿ラインの運行を開始。山手貨物線を経由、新宿・池袋を経て宇都宮線・高崎線へ直通する。当初は運行本数も少なく、車両も横須賀線用E217系や、〔湘南ライナー〕用に製造された215系も使用された。しかし新宿駅・池袋駅の改良が完成した2004(H16)年より、運行本数・時間帯とも大幅に拡充され、車両も4ドアのE231系に統一された。
 さらに2015(H27)年には、東北縦貫線として工事が進められていた東京~上野間が上野東京ラインとして開通すると、東海道本線が東京から上野へスルーし、宇都宮線・高崎線への直通運転を開始している。車両面ではE233系がデビューし、3ドアの211系を置き換え、普通車は4ドアに統一された。
 横浜線は、経営的に国鉄時代から数少ない優良路線であり、205系の導入・103系置き換えは京浜東北・根岸線より早かった。山手線より転用された6ドア車両を連結していた時期もある。2014(H26)年にはE233系へ再度置き換えが行われた。横浜線では1996(H8)年より中央本線直通特急〔はまかいじ〕が設定され、土休日を中心に運行された。2往復が運行された時期もあったが、185系老朽化や中央本線の運転形態の変更、京浜東北・根岸線のホームドア整備の進捗もあり、2018(H30)年が最後となった。
 南武線も長らく103系が使用されていたが、205系・209系の導入により、順次置き換えが進められた。2014(H26)年には、横浜線に続いてE233系が導入され、再度の置き換えが行われている。川崎市内、東京都稲城市内の連続立体交差工事の進捗もあり、2011(H23)年には快速の運転が復活した。改正の度に増発と快速区間の延伸が行われている。日中のみの設定だったが、2019(H31)年3月改正で、夕方ラッシュ時にも設定されている。武蔵小杉駅の東側で交差する横須賀線や湘南新宿ラインには駅がなかったが、2009(H11)年にホームが新設され、南武線ホームとは長い連絡通路で結ばれた。ライナー列車を除く全列車が停車、2017(H29)年度の乗車人員129,637人は、神奈川県内のJR東日本の駅では横浜・川崎に次ぐ3位となり、川崎市の新都心の中心駅として成長している。
 浜川崎支線は、大湊線(青森県)と共に、JRでは初のワンマン運転が行われていた。JRでは101系最後の運用区間だったが、山手線から転用された205系改造車両に置き換えられた。川崎市との包括提携協定により、2016(H28)年3月に小田栄駅が開業、朝ラッシュ時には増発も行われている。
 鶴見線では103系の他、武蔵白石~大川間の支線では、戦前製のクモハ12形が使用されていた。1996(H8)年、急カーブ上にあった武蔵白石駅の大川支線ホームが撤去され、鶴見から直通運転する形態に改められた事で、クモハ12形は引退した。2004(H16)年には、山手線から転用された205系改造車両に置き換えられている。工業地帯の従業員の減少により減便が行われており、日中は、海芝浦支線は2時間に1本しか列車が無く、大川支線は運行がない。
 相模線は、国鉄民営化の時点では非電化で、電化されたのは1991(H3)年3月になってであった。205系500番台の新車が直接導入されている。同時に朝夕の一部列車が、横浜線八王子までの直通運転を開始した。相模線の電化により、神奈川県の旅客営業路線はJR・私鉄共、全線電化された。
 神奈川県のJR線の内、東海道新幹線と御殿場線は、JR東海が運営している。東海道新幹線は1985(S60)年の〔ひかり〕一部停車と、市営地下鉄の延伸以降重要度が増し、ダイヤ改正の度に停車回数が増加していった。1992(H4)年新設定の〔のぞみ〕の内、下り1本は新横浜停車後、名古屋・京都を通過して新大阪までノンストップとなるダイヤ設定が話題となった。航空対策もあり、2008(H20)年3月改正で全列車が停車となった。また、小田原も〔ひかり〕が2時間に1本停車している。相模線との交差地点に新駅を誘致する運動があるが、現状では進展がない。
 御殿場線は、現在は小田急線から乗り入れる特急〔あさぎり〕(2018(H30)年以降〔ふじさん〕)以外は、普通列車のみの運行である。1999(H11)年の313系導入と同時に、一部列車ではワンマン運転を行っている。東海道本線からの直通列車がJR東日本の車両で運行されていたが、2012(H24)年改正で取り止めになった。末期にはE231系の線内運用もあった。

通勤と行楽 大手私鉄の2面作戦
 JR湘南新宿ラインのスタートは、競合する大手私鉄にも対応を迫る事になった。小田急は江ノ島線に2002(H14)年、湘南急行を設定し、新宿~藤沢間の所要時間を短縮している。2004(H16)年には快速急行に発展、小田原線にも設定されている。
 東急東横線では2001(H13)年3月、同社史上初の特急の運行を開始。2013(H25)年の東京メトロ副都心線との相互直通運転開始時には、副都心線を経由し、西武池袋線・東武東上線との直通運転も始まっている。2017(H29)年には、西武40000系を使用した有料座席列車「S-TRAIN」の運行が始まった。土休日のみ運転で、1往復は西武秩父まで直通している。
 クロスシート車の高速運転で定評がある京急は、1995(H7)より品川~横浜間で120㎞/h運転を開始した。関東私鉄では東武特急スペーシアに次ぎ、無料の列車では初の快挙だった。品川~横浜間の快特は、一時最速15分で結ばれた(現在は16分)。1998(H10)年には日中の特急を快特に統合、快特と普通の2本建てのダイヤを確立。エアポート急行設定まで続いた。京急では1992(H4)年、夕方帰宅時の有料座席定員制列車〔京急ウィング号〕(現〔イブニング・ウィング〕)の運行を開始、現在に至る各鉄道の有料座席定員制列車の先鞭をつけた。2016(H28)年には上り通勤時の〔モーニング・ウィング〕も設定、2018(H30)年には行楽シーズンの土休日に臨時運行を行い、新たな可能性を模索している。
 県西部の箱根地域は、戦後間もない頃から観光客を惹きつけていた。小田急資本と西武資本の熾烈な競争は、小説の題材になるほどだったが、小田急は箱根登山鉄道を買収し、ケーブルカー・ロープウェイを経て観光船にまで連なる周遊ルートを完成させ、競争を有利に導いた。都心から箱根へ観光客を導くメインの足が、特急ロマンスカーであり、特に1963(S38)年新造の3100形「NSE」に始まる、前面展望室付きの車両は、絶大な人気を博した。その後、改良型の7000形「LSE」、ハイデッカー構造の10000形「HiSE」も製造され、平成の世になった時点では15編成を数え、展望室はロマンスカーを象徴するアイコンとなった。
 DC列車を始祖とするJR御殿場線直通〔あさぎり〕は「連絡急行」と呼称し、3000形「SE」が使用されていた。しかし老朽化が進んだ事と、西伊豆への観光の便を図るべく、列車を沼津まで延伸し、JR東海と相互直通運転を行う話となり、1991(H3)年に20000形「RSE」が製造された。SE以降のロマンスカーでは初めて通常のボギー編成となり、展望席はなく、代わって2階建て車両を連結、2階部をスーパーシート(JRではグリーン車扱い)とした、ロマンスカーとしては異色の存在となった。RSEデビューにより、1957(S32)年にデビュー、技術面でも数多くの金字塔を打ち立てたSEは引退する事となった。1編成が一部デビュー当時を復元した状態で大野工場に保管されており、今後建造される「ロマンスカーミュージアム」で一般公開される予定である。
 1990年代半ば、箱根への観光需要がやや低迷の一方、ロマンスカーには通勤・通学や買い物、沿線近郊への行楽などの新たな需要が生まれ、特に帰宅時間帯は増発が重ねられたものの、輸送力増強の必要性が生まれた。このため、これまでのロマンスカーとは異なるコンセプトの30000形EXEが、1995(H7)年にデビューした。大型ボギー車の10両編成で輸送力を重視、途中駅での分割・併合にも対応し、箱根方面と、江ノ島行〔えのしま〕の2方向併結運転も行われている。EXEのデビューは、秦野・大和など途中停車駅の追加と合わせ、ロマンスカーの利用が観光一辺倒から、日常的な利用の増加によって多様化している事を象徴していた。
 一方で本格的な箱根観光特急車両を求める声も根強く、2005(H17)年には、17年振りの展望室付きロマンスカー50000形「VSE」がデビュー。外部からデザイナーを迎え、展望席に加え、サルーン席の設定や、喫茶のシートサービスの復活など、ロマンスカーの最高峰と位置づけられる事となった。
 通勤輸送時のロマンスカー利用の増加は、メトロ千代田線直通の設定を促す事になり、2007(H19)年には60000形「MSE」が新造された。EXEと同様の10両編成となり、分割・併合にも対応している。通勤輸送の他、土休日にはメトロ~箱根直通列車にも使用されている。2012(H24)年には、RSEに代わり〔あさぎり〕(2018(H30)年から〔ふじさん〕)にも進出し、JR線への直通運転を行っている。
 2018(H30)年には70000形「GSE」がデビュー。展望室付きロマンスカーでは初めて、一般的なボギー構造となった。同時に下北沢付近の複々線化が完成し、事業が一段落した事で、小田急は同年8月、箱根観光開発に100億円規模の大型投資を発表した。今後もロマンスカーを旗艦とした、小田急グループの観光開発が注目を集める事になる。
 一方で近郊の行楽施設は不振で、小田急グループも例外ではなかった。2002(H14)年には向ヶ丘遊園が閉園。その前年には向ヶ丘遊園モノレールが、老朽化を理由に廃止となった。その前の1999(H11)年には、静岡県御殿場市のファミリーランドも閉園していた。跡地に造られたのが、御殿場プレミアムアウトレットである。

中小私鉄 進む車両の体質改善
 ロマンスカーと共に、小田急グループの箱根観光輸送を支えている箱根登山鉄道では、新型車両の導入や、3連運転開始による輸送力増強が進められた。2016(H28)年には展望に配慮した新型車3000系「アレグラ」がデビューしている。初夏の「あじさい電車」は、大勢の観光客を惹きつけている。なお、小田原~箱根湯本間は小田急電車の受け入れのため、標準軌と狭軌1,067㎜の3線軌道となっていたが、輸送力増強と安全性向上のため、2006(H18)年に全列車を小田急編成に統一、線路を1,067㎜に一本化した(入生田~箱根湯本間のみ、車庫出入りのため3線継続)。小田原~箱根湯本間の各駅停車は、レーティッシュ色に衣替えした小田急1000形の折り返し運転に改められた。
 箱根登山鉄道以外も、県内の各中小私鉄は、車両の体質改善が進んだ。同じく小田急グループの江ノ島電鉄では、平成に入り、1000形の後継となる2000形が新造、連結車の600形を置き換えて、全車両が連接車となった。その後もレトロ調車両の10形・20形の新造と在来車両の冷房改造により、2003(H15)年の初代500形引退で、全車両冷房化を達成した。2009(H11)年より、京都の京福電気鉄道(嵐電)と営業面での提携を実施。また、台湾の鉄道とも提携を行っていたため、近年ではアジアを中心とした外国人の利用も極めて多く、また、人気アニメの「聖地」とされた鎌倉高校前駅隣接の踏切は、撮影のファンの姿が絶えない。
 湘南モノレールは、昭和末期導入の500形の他、非冷房の400形も併用されていたが、2004(H16)年より5000形が導入され、在来車両を置き換えた。2015(H27)年になり、資本が三菱系から、みちのりホールディングスの傘下となった。
 伊豆箱根鉄道大雄山線は、昭和末期より投入が続けられていた5000系が引き続き導入され、旧国鉄や相鉄からの旧型電車は、1996(H8)年までに営業用としては全て退役、全車両高性能冷房車となった。旧型車は1両のみ事業用として残り、検査車両の輸送などで使用される。

 次回は、データ編です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
18日 名古屋市のステーキレストランで火災 50人避難
(プロ野球西武ライオンズ 試合前にファン対象抗原検査)

 富山の市長選挙が、今日行われました。当選確実とされている候補は、前職の「コンパクトシティ」構想を、そのまま受け継ぐ事になりそうです。富山市、ひいては富山県の鉄道には、どのような影響を与えるでしょうか。

この記事へのコメント