№2030 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.10<終>

 3ヶ月に渡った、いや渡ってしまった、ひと昔、ふた昔位前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズも、ようやく最終回を迎える事になりました。日本最大の私鉄であるから、当然でもあるのだが。  最終回は、三重県下で本線とは線路幅が異なる独立したローカル5路線と、今はけいはんな線の一部となった、第3軌条方式の東大阪線、それにケーブルカー2路線の駅です。  三重県下(養老線の美濃松山以北は岐阜県)の5路線は全て、…

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№2029 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.9

 5月から始めているのに飛び飛びになってしまっているが、ひと昔、ふた昔くらい前、だいたい25~30年位前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズです。今回は関西に戻ります。南大阪線を中心とした、1067㎜軌間の各路線です。 南大阪線 あべの橋~橿原神宮前 あべの橋 あべのばし  日本一の超高層ビルが建つ事になるなど、想像もしなかった頃です。近鉄で最大の乗降客を有するのはやや意外だが、大…

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№2020 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.8

 一ヶ月近く間が空いたが、四半世紀位前、平成が始まって数年、1990年代前半くらいの近鉄線の駅をご覧頂くシリーズです。今回は山田線・鳥羽線・志摩線です。  この3路線は、近鉄沿線一の国際的観光地である伊勢・志摩を貫く、ほぼ一体の路線というイメージがあるが、元々の生い立ちが異なります。志摩線はかつては国鉄参宮線に接続する、戦争前に開通したローカル鉄道であり(開通当時は狭軌)、一方で志摩線は、…

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№2007 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.7

 一昨日と昨日、また弾丸旅行で大阪に行ってきました。詳しくは来月書くが、行きは名古屋から大阪まで、近鉄の各駅停車の列車を乗り継いで行って、ただいま連載中の、ひと昔、ふた昔くらいに降りて撮影した、名古屋線と大阪線の各駅の様子も見てきました。今回は実際には乗り降りせず、列車の中から見ただけの所がほとんどだったのだけれど、今回の名古屋線の後半部分は、その時の印象も交えて記したいと思います。 …

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№2006 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.6

 ひと昔、ふた昔位前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズ、6回目から3回は、東海地方の標準軌路線です。  名古屋線は大阪線と並んで、近鉄の巨大ネットワークを支える大幹線で、名阪ノンストップ特急や、伊勢志摩へ向かう観光特急が頻発するのは大阪線と同じ。ただし、ローカル輸送は規模が小さく、名古屋発着でも大半が2~3連で、駅もそれに合わせて、やや規模が小さくなっている所が多くなっています。ただ、近年は…

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№2005 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.5

 ひと昔、ふた昔位前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズ、5回目は橿原線と、支線である天理線、それに直接的には他の鉄道路線とは繋がっていない田原本線です。橿原線は、京都線とほぼ一体で運営されています。撮影後に駅施設を地下に移した駅がかなりあります。 橿原線 大和西大寺~橿原神宮前  大和西大寺は、奈良線で出しました。 尼ヶ辻 あまがつじ 西ノ京 にしのきょう  …

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№2004 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.4

  ひと昔・ふた昔位前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズ、4回目は京都線です。京都と奈良、日本が誇る二大古都を直結する路線だが、近年はJR奈良線や京阪奈自動車道路の影響を受けての事なのか、ダイヤの変化が急です。まだ特急・急行・普通の15分サイクル運転で落ち着いていた頃の撮影でした。 京都線 京都~大和西大寺 京都 きょうと  新幹線の高架と一体になった構造です。当時は3線でした。…

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№2003 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.3

 ひと昔・ふた昔位前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズ、3回目は奈良線を中心に、奈良線と一体となって運行されている難波線、支線区の生駒線です。華やかさ、という点では名古屋や伊勢志摩へ向かう特急が頻繁に走る大阪線、となろうが、近鉄一の通勤路線、となると、奈良線という事になるでしょう。 難波線 近鉄難波(当時)~上本町(当時) 近鉄難波 きんてつなんば  地下ホーム2面3線の構造は、…

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№2002 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.2

 ひと昔、ふた昔くらい前の近鉄の駅をご覧頂くシリーズ、2回目は大阪線の東側、大和八木~伊勢中川間です。山越えで急勾配が連続するようになります。 大阪線 上本町(当時)~伊勢中川 〔後〕大和八木~伊勢中川 大和八木 やまとやぎ  橿原市の中心となる駅で、橿原線との乗換駅です。また、橿原線新ノ口駅構内からの連絡線が接続します。撮影当時は、京都~伊勢志摩間の特急が上下とも1時…

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№2001 ひと昔・ふた昔前 私鉄の駅 近畿日本鉄道.1

 ひと昔、ふた昔位前、もう30年位前になると言ってもいいのかな…?くらいの駅をご覧頂く不定期シリーズ、今回は日本最大の私鉄、近畿日本鉄道(近鉄)です。  近鉄は大阪・京都・奈良・三重・愛知の2府3県、いや、当時は現養老鉄道も近鉄養老線だったから、岐阜県も加えた2府6県に広大なネットワークを誇り、出自の違いもあって、「特急街道」からナロー路線まで、様々な性格の路線が、25路線ありました。…

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№1811 近鉄奈良線 東花園駅

 近鉄奈良線は、大阪府東大阪市内の八戸ノ里~瓢箪山間で連続立体交差事業が進められていて、2014(H26)年9月、若江岩田~東花園間の上り線が高架に切り替わりました。  この高架化により踏切9ヶ所が廃止になり、奈良線は(難波線)大阪難波を出ると、瓢箪山の駅前まで踏切がなくなった事になります。  この間にある若江岩田・河内花園・東花園の3駅が、高架駅に切り替わっています。今回はこのうち、東花園…

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№1810 駅の時刻表から見る 私鉄ダイヤの変遷 18.近鉄奈良線 近鉄奈良駅<後>

 近鉄奈良駅の時刻表、後半は21世紀に入ってからの時刻を回顧します。奈良線と阪神なんば線の相互直通運転開始が最大のイベントになるが、一方で近鉄全体でダイヤが減量の傾向になり、特に京都線では大きな影響が出てきます。  ところで、2000年改正で快速急行が新大宮に停車するようになって以降、ダイヤ改正毎に準急・普通の改廃が頻繁になるが、需要動向もあるだろうが、大和西大寺駅で平面交差する京都・…

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№1809 駅の時刻表から見る 私鉄ダイヤの変遷 18.近鉄奈良線 近鉄奈良駅<前>

 今回の私鉄の駅の時刻表の変遷は、近鉄奈良駅を取り上げます。  近鉄奈良駅は、大阪市内と奈良をダイレクトに結ぶ近鉄奈良線の終着駅で、京都からの京都線の列車も、大和西大寺から特急など一部が乗り入れてきます。1969(S44)年に地下化され、4面4線のターミナル駅として機能しています。  近鉄では2012(H24)年までは、毎年3月中旬にダイヤ改正を行なっていました。しかし路線によって改正の…

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№1800 私鉄名車列伝140 近畿日本鉄道8810・9000・9200系

 当ブログも、更新1800回になりました。1000回を越えると、100回単位は(500を除いて)あまり意味がなくなってくるけれど、それでも2009(H21)年8月スタートから、8年と5ヶ月でここまでやってこれました。駄文ばかりでお見苦しいのは申し訳ないですが、それでも少しづつでも改善しつつ、あくまで自分の言葉で知った事、考えた事、言いたい事を綴っていきたいと、いつもながら思っています。  この…

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№1348 近鉄内部・八王子線 1991年

 四日市あすなろう鉄道が近鉄内部・八王子線を引き継ぎスタートして、1ヶ月経ちました。同じ4月1日に華々しくスタートした京都丹後鉄道(ウィラー・トレイン)と比べてやや地味目だし、先行して三岐鉄道に譲渡された北勢線と比較して路線距離も短く、ほぼ全線に並行してバス路線がある事を考えると前途はより多難だが、今後は新車両導入や冷房化も行われるそうで、末永く走り続けられる事が期待されます。  四半…

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№1151 27年前の「近鉄時刻表」

 近鉄では、例年は毎年3月のダイヤ改正に合わせ、全線時刻表を発売しています。  1993(H5)年までは春と秋の年2回刊だったが、翌1994(H6)年より、春の改正時の1回刊となりました。  私の手持ちの「近鉄時刻表」で最も古いのは、1987(S62)年春・夏号です。  27年前の時刻表から、当時の近鉄の姿を簡単ながら探ってみようと思います。  表紙は薬師寺の西塔をバックに走る3…

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№1127 駅の時刻表から見る 私鉄ダイヤの変遷 9.近鉄大阪線 名張駅

 3ヶ月も前になるが、昨年11月の「私鉄の車両シリーズ」では、近鉄大阪線の急行車2610系を取り上げました。  そこで今回は、大阪線に位置する名張駅の時刻表から、大阪線のダイヤの歴史を簡単に振り返って見ます。  名張駅は大阪難波から約70㎞、東海地方の三重県の西部にあるものの、ダイヤの面からも、営業の面からも、大阪の通勤圏にあると言って良いと思います。乗降人員12,950人。  特急は…

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№1104 近鉄名古屋線 烏森駅

 昨年暮れ訪れた近鉄の駅を御覧頂くシリーズ、最後は烏森(かすもり)駅です。  2012(H24)年11月13日調査時の乗降人員4,293人は、近鉄八田駅を上回ります。  この駅も、普通電車のみ停車。  高架化前の旧駅舎。やはり名古屋市内にしてはローカル色が濃く、ホームとは踏切で結ばれていました。変われば変わるもの。  高架新駅では、東西に改札口を設けています。  西…

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№1103 近鉄名古屋線 近鉄八田駅

 昨年暮れの大阪旅行では、午前中にけいはんな線の延伸区間3駅を訪ね、午後は奈良線・大阪線・名古屋線を乗り継いで名古屋に向かいました。  名古屋市内の近鉄八田駅・烏森駅は20世紀の終わりより、JR東海・関西本線も含めた連続立体交差工事に着手、2005(H17)年には上下線とも高架線に切り替わりました。  今回御覧頂く八田駅は、同時に位置自体が名古屋方に移動しました。  2012(H24)…

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№1102 近鉄けいはんな線 学研奈良登美ヶ丘駅

 昨年暮れ訪れた近鉄の駅を御覧頂くシリーズ、今回はけいはんな線の終点、学研奈良登美ヶ丘駅(C30)です。  けいはんな線は新しい通勤路線にしては駅と駅の間の距離のバラつきが大きく、最短0.8㎞(白庭台~学研北大和)~最長6.7㎞(新石切~生駒)です。山を越える区間が多いからでしょう。  学研北大和~学研奈良登美ヶ丘間は2.7㎞。トンネルを抜け、右に登美ヶ丘車庫を見て、行き止まりの終点に着きま…

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№1101 近鉄けいはんな線 学研北大和駅

 昨年暮れに訪れた近鉄線の駅を御覧頂いているシリーズ、2回目は学研北大和(C29)駅です。  2012(H24)年11月13日調査時の、一日の乗降人員は6,108人。  白庭台からは0.8㎞しか離れていないが、トンネルと川があり、歩いていこうと思ったら相当な遠回りを強いられる事になります。高架駅で、一転してスクエアなイメージ。  駅前には奈良交通バスが乗り入れています。奈良線の学園…

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№1100 近鉄けいはんな線 白庭台駅

 1000回を越えると100回単位で刻むのは意味が薄いとは思うが、当ブログは今回で1100回目の更新になります。いつもありがとうございます。  今後もよろしくお願い致します。  昨年暮れ、近鉄けいはんな線(生駒~学研奈良登美ヶ丘間)に乗り、名古屋線の2駅を訪れた事は、№1086で書きました。  今回から5回連続で、けいはんな線3駅、名古屋線2駅について取り上げます。  けいはんな線は…

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№1064 私鉄の車両シリーズ115 近畿日本鉄道2610系

 久し振りの「私鉄の車両シリーズ」、今回は近鉄の急行用車両2610系です。  4ドアクロスシートが、通勤用としては異色でした。  2610系は大阪・名古屋線で運用される、高性能車両としては初の急行用量産車である。  1972(S47)年~1976(S51)年の4次に渡って4連×17編成、68両が近畿車輛によって製作され、老朽化が問題視されていた戦前製の半鋼製車2200系を置き換えた…

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№546 あれから10年たっちゃった 大阪近鉄バファローズ パ・リーグ優勝

 東日本大震災の影響で開幕が遅れた日本のプロ野球もいよいよ大詰め。  パ・リーグについては、ソフトバンクがクライマックス・シリーズ(CS)一番乗りを決めて、このままリーグVまで一直線でしょうか。  それ以下は…日本ハムの2位は堅いと思っていたのにここへきて失速。  オリックス、西武、楽天も交えたCS争いが激しくなってきて、やっぱりパ・リーグは一筋縄ではいかない感じ。  ただ、唯一ロッテが…

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№461 私鉄の車両シリーズ90 近畿日本鉄道16000系

 今回の震災の前に名鉄4000系を書いて、それから2ヶ月経ってしまいました。  ひょっとしたらもう忘れられているかもしれませんが、久々に「私鉄の車両シリーズ」やります。  ところで、その前回の名鉄4000系の次で「大手私鉄は『4000』は使いたがらない」と書きましたが、どうも東急の東横線に4000系がデビューする事になりそうです。  といっても5050系とどこが違うのか、という事になるかと…

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№287 私鉄の車両シリーズ65 近畿日本鉄道3220系

 前回の名鉄モ700・750形から1ヶ月近く経ってしまいましたが、久し振りに「私鉄の車両シリーズ」をやりたいと思います。  今回は、近畿日本鉄道(近鉄)が2000年に開発した新通勤車「シリーズ21」のうち、京都市営地下鉄直通用に製作された3220系です。  近鉄では2000年3月、「人に優しい・地球に優しい」をキーワードに通勤車を全面的にモデルチェンジした「シリーズ21」を開発しまし…

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№214 私鉄の車両シリーズ40 近畿日本鉄道1420系

 今月に入ってから旅客機関連の記事ばかり書いていまして、私鉄の車両シリーズも今月はようやく2回目です。  今回は近鉄の通勤車、1420系です。  近鉄1420系は1500Vの鉄道線用としては、日本初のVVVF制御を採用した画期的な通勤車です。  デビュー当初は1250系と呼称していました。  構造が簡単な3相交流誘導電動機を駆動するVVVF(Variable Voltage …

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№149 私鉄の車両シリーズ14 近畿日本鉄道21000系

「私鉄の車両シリーズ」、今回は特急車。  近鉄21000系「アーバンライナー」は、名阪ノンストップ特急専用車として1988年にデビュー。  私鉄初の120㎞/h運転を行ない、近鉄名古屋~鶴橋(大阪市内)間で初めて2時間を切りました。  文句なく1989年鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。  それまでの特急車とは設計思想が根本的に変わり、車体はコンピューターシミュレーションによる…

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