№1929 私鉄名車列伝 146.名古屋市交通局5000形

「私鉄名車列伝」、今回からは西日本の地下鉄・郊外電車・路面電車・ローカル私鉄・モノレールを取り上げていきます。  今回は名古屋市営地下鉄5000形です。  5000形は、高畑~名古屋~栄~藤が丘を結ぶ名古屋市初の地下鉄である東山線の、非冷房の在来車両の置き換え用として、1980(S55)年より製造された。  東山線では、1957(S32)年の開業当時からの100形、1964(H…

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№1888 私鉄名車列伝 145.西日本鉄道7000形

「私鉄名車列伝」、今回は西鉄7000形です。6000形・6050形から連なる4ドア通勤車だが、甘木線との共通運用が考慮された、ワンマン運転対応車両です。  7000形は2001(H13)年、天神大牟田線用の通勤車として、11編成22両が川崎重工により製作された。在来車との併結を考慮しつつ、ワンマン運転に対応、本線・支線の区別なく運用で来る汎用設計になっている。  車体は基本的に6…

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№1869 私鉄名車列伝 144.南海電気鉄道50000系

 1994(H6)年9月4日、大阪府南部の泉南沖に、関西国際空港が開港しました。海上に人工島を建設してその上に造られた、日本初の海上空港で、伊丹空港に発着していた国際線全便と、国内線の一部の便が就航、国内線⇔国際線相互の乗換が便利な空港としてPRされていました。  対岸の泉佐野市とは連絡橋で結ばれ、鉄道も建設されました。鉄道アクセスはJR西日本と南海が担う事となり、両社とも新線を建設の上、空港…

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№1844 私鉄名車列伝 143.阪神電気鉄道8000系

「私鉄名車列伝」、今回は阪神電気鉄道の急行車、8000系です。  8000系は、1984(S59)年から製作された急行系専用系列、いわゆる「赤胴車」である。「赤胴車」では7001・7101形(後に改造されて2000系)以来14年振りの新形式となった。阪神初の新機軸が数多く盛り込まれたが、第1編成と第2編成以降では大きくスタイルが異なり、以降も仕様の変更を繰り返しつつ、同社の最大勢力…

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№1829 私鉄名車列伝 142.阪急電鉄5300系

「私鉄名車列伝」、今回は阪急です。  阪急はその生い立ちや線路条件の違いから、神戸・宝塚線(まとめて「神宝線」)と京都線で、一見同系列も、実際は別々に用意されています。阪急ではこれまで神宝線と京都線を交互に書いてきていて、前回は神宝線9000系だったから、今回は京都線です。  阪急電鉄5300系は、京都線向け初の新造量産冷房車として、1972(S47)年より製造が始まった。  車体…

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№1812 私鉄名車列伝141 京阪電気鉄道13000系

「私鉄名車列伝」、今回は、京阪の最新鋭通勤車13000系です。  13000系は、2600系置き換えを主な目的として、2012(H24)年より製造が開始された通勤車両である。快速急行車3000系の兄弟車といえ、在来車と比較し、ソフト・ハード両面で、グレードアップが図られた。  3000系に始まる「風流の今様」をコンセプトとして、同系と、通勤車10000系をベースにして設計されてい…

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№1800 私鉄名車列伝140 近畿日本鉄道8810・9000・9200系

 当ブログも、更新1800回になりました。1000回を越えると、100回単位は(500を除いて)あまり意味がなくなってくるけれど、それでも2009(H21)年8月スタートから、8年と5ヶ月でここまでやってこれました。駄文ばかりでお見苦しいのは申し訳ないですが、それでも少しづつでも改善しつつ、あくまで自分の言葉で知った事、考えた事、言いたい事を綴っていきたいと、いつもながら思っています。  この…

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№1769 私鉄名車列伝139 名古屋鉄道6000系

「私鉄名車列伝」、今回から西日本に移ります。まず、名鉄6000系です。 「パノラマカー」に代表されるように、40~50年前位の名鉄の本線系統の電車は、ほとんど全てが2ドアクロスシート車、毎日毎日ロングシート通勤車にスシ詰めにされる、特に関東の鉄道ファンにとっては垂涎の的でした。しかし、その2ドアクロス車がもたらすラッシュ時の混雑は、関東や関西よりも酷い状況に陥っているのではないか?そんな疑問が…

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№1756 私鉄名車列伝138 いすみ鉄道いすみ200(100)形

「私鉄名車列伝」、今回は初めて関東地方の第3セクター鉄道の車両を取り上げます。  国鉄が民営化され、JRがスタートした1987(S62)年の前後は、同時に特定地方交通線の転換が強力に推進された時期でもありました。バス転換された路線も多いが、第3セクター鉄道転換を選択した路線もまた多く、1984(S59)年4月1日の三陸鉄道を皮切りに同年に他2社、1985(S60)年4社、1986(S61)年5…

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№1743 私鉄名車列伝137 江ノ島電鉄2000形

「私鉄名車列伝」、今回は江ノ島電鉄(江ノ電)の2000形です。1000形の後継車として、平成初の新造車両として製作されました。旧通産省グッドデザイン賞、藤沢市都市景観賞を受賞。  基本的な性能は江ノ電初のカルダン駆動車として製造された1000形4次車(1500形)に順じ、主電動機や制御器も共通。大きく変わったのは車体で、観光と通学の利用を考慮し、大幅にモデルチェンジしている。。海岸線走…

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№1729 私鉄名車列伝136 函館市企業局交通部39号「箱館ハイカラ號」

「私鉄名車列伝」、今回は函館市企業局交通部(函館市電)の30形39号車、「箱館ハイカラ號」です。  この電車、今年5月の東北・北海道旅行で函館に降り立った時、短区間ながら乗りました。その前にも乗った事があります。毎年春~秋の観光シーズンの風物詩として定着しました。  元は千葉県の成田山新勝寺(山門前)~宗吾間に1910(M19)年に開業した成宗電気軌道の、開業当時の15両の1両(…

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№1713 私鉄名車列伝135 新京成電鉄8800形

「私鉄の名車列伝」、今回は新京成電鉄8800形です。  デビューした1986(S61)年はVVVF制御の黎明期で、各鉄道でVVVF導入か否か模索が続いていました。一部では営業運転に就く車両もあったが、ほとんど全てが試作的な存在でした。そんな中で、都市近郊ながら一中小私鉄の新京成が、いきなり量産形式として導入し、注目されたのが8800形でした。  8800形は旧型電車の置き換えを目的と…

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№1693 私鉄名車列伝134 東京地下鉄05系(8~13次車)

 もう7年近く前になってしまったが、№373で、東京メトロ05系の内、前期タイプの1~7次車について書きました。  7次車が1994(H6)年に製造された後、5年の間を置いて1999(H11)年の8次車より製造が再開されました。7次車と比較して変更点が数多くなっています。今回は後期タイプの8~13次車について記します。  アルミ車体は変わらないが、正面はデザインを一新、スピード感ある…

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№1651 私鉄名車列伝133 相模鉄道(新)7000系

 4年以上も前になってしまったが、2012年12月の№862で、相模鉄道7000系について取り上げました。7000系は相鉄では初の新造によるアルミカーで、沿線の開発やいずみ野線の開通などで急激に利用者数を増やしていた1970~80年代の相鉄を支え、後の車両の基本となりました。  新造は1988(S63)年まで続けられたが、1986(S61)年製の12次車からは、前面のデザインを中心にしたマイナ…

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№1518 私鉄名車列伝 132.京浜急行電鉄(新)1000形

「私鉄名車列伝」、今回は京浜急行電鉄の(新)1000形です。 (旧)1000形・700形・800形置き換え用として2002(H14)年より増備が続く、最新の標準通勤車両であり、快特・浅草線直通から普通電車まで幅広く活躍しています。ステンレス車体に移行して現在もなお尚も増備が続いているが、ここではまず、2006(H18)年まで4次に渡って製作された、アルミ車体のグループについて記します。 …

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№1492 私鉄名車列伝 131.東京急行電鉄2000系

「私鉄名車列伝」、今回は東急田園都市線の2000系です。  2000系は、旅客が急増していた田園都市線(2000(H12)年8月までの新玉川線を含む)の増発用として、1992(H4)年より製造された。9000系をベースとしつつ、細かな改良がくわえられた他、特に車内のアメニティ向上を図る新しい試みが、一部の車両でなされた。後の新系列で本格的に取り入れられたものも多い。  9000系…

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№1487 私鉄名車列伝 130.小田急電鉄50000形

 久しぶりに「私鉄名車列伝」、やります。  今回は小田急のロマンスカー、50000形「VSE」です。  私鉄特急の最高峰の一つだが、気づけばデビューからもう10年以上経ちました。今でもロマンスカー一の人気を博しています。  50000形は、7代目ロマンスカーとして、小田急のフラッグシップの任を担うべく、2005(H17)年に就役した。小田急のみならず、日本の鉄道の特急車両としても最…

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№1440 私鉄名車列伝 129.京王電鉄7000系

「私鉄名車列伝」、今回は京王電鉄7000系です。  地味な系列だと思っていたのだが、この十数年で外も中も大きく変わりました。  7000系は、1984(S59)年より製造された通勤車である。各駅停車で運用されていた非冷房の「グリーン車」2010系置き換えを当初の目的として製造された。  京王線系統では初の全ステンレス車体となったが、基本的な寸法は6000系に準じており、戸袋窓も残さ…

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№1417 私鉄名車列伝 128.西武鉄道101系(新)・301系

 西武鉄道101系は1969(S44)年~1976(S51)年の間、秩父線乗り入れにも対応した池袋線の通勤車として、8次に渡って278両が製造され、後の西武通勤車の基礎となりました。  その後新宿線混雑緩和のため4ドアの2000系の製造が優先され、101系の増備は一時中断されたが、3年後の1979(S54)年に製造が再開されました。今回はこのグループと、8連バージョンの301系について取り上げ…

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№1404 私鉄名車列伝 127.東武鉄道100系

「私鉄名車列伝」、今回は東武鉄道のデラックス特急、100系「スペーシア」です。東武のみならず、日本の鉄道の特急車両でも最高峰に数え上げる事が出来る、同社のフラッグシップとして君臨しています。1991(H3)年の鉄道友の会ブルーリボン賞受賞は、長い同社でも初の快挙となりました。それにしても早いもので、デビューからもう四半世紀です。  日光・鬼怒川特急は1960(H35)年デビューの「…

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№1377 私鉄名車列伝 126.京成電鉄3700形

「私鉄名車列伝」、今回は京成電鉄の通勤車3700形です。  3700形は、成田空港ターミナル新線乗り入れと、北総開発鉄道(現北総鉄道)直通運転開始を機に、1991(H3)年より製造された通勤車で、在来車からは大きくイメージを一新。9次に渡り132両が東急車輛・日本車両により製造され、通勤車の一大勢力となった。  車体は京成初の軽量ステンレス構造となり、コルゲートが廃された。上下は…

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№1356 私鉄名車列伝 125.平成筑豊鉄道100・200・300形

 一昨日は青森から遅くに帰ってきたので、更新を1回お休みさせて頂きました。今回の青森編については、来月書きます。 「私鉄名車列伝」、今回は九州の第三セクター鉄道、平成筑豊鉄道で開業から21年に渡り走り続けた100・200・300形です。  平成筑豊鉄道は1989(H元)年10月1日、旧国鉄第3次特定地方交通線の伊田・糸田・田川3線をJR九州から引き継ぎ開業した第3セクター鉄道であ…

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№1344 私鉄名車列伝 124.一畑電車3000系

「私鉄名車列伝」、今回は一畑電車3000系です。1996(H8)年12月、南海電気鉄道21000系2連×4本、8両を譲受して一畑デビューしました。  南海21000系は1958(S33)~1964(S39)年の間、旧型車両置き換えのため高野線に導入された新性能車両である。高野線は最高時速100㎞/hを行う平坦区間と、最高50‰の急勾配を控えた山岳区間があり、両区間を直通できる性能の車両…

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№1329 私鉄名車列伝 123.とさでん交通2000形

 土佐電気鉄道は昨年秋、高知県交通と合併し、とさでん交通として再スタートを切りました。公主導による県単位の公共交通再編成が、どうか成果を上げる事を期待します。  今回の「私鉄名車列伝」は、そのとさでん交通の2000形です。  2000形は、土佐電気鉄道時代の2000(H12)年6月、200形の車体更新車としてデビューした。1000形以来、19年振りの新型車両である。形式名称は、デビュ…

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№1305 私鉄名車列伝 122.神戸電鉄1500形

「私鉄名車列伝」、今回は神戸電鉄1500形です。平成の世になってからの新造だが、やや地味な形式でしょうか。  1500形は、1991(H3)2月、旧型車両の代替とワンマン運転車の予備車確保のため、3両編成×2本の6両が川崎重工で製造された。  1500形は、神戸電鉄の標準形式1000系の一員に位置する。すでに3000形・2000形デビュー後ではあるが、丸妻の中央部に行先・種別表示…

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№1268 私鉄名車列伝 121.大阪市交通局20系

「私鉄名車列伝」、今回から5回連続で、大手以外の西日本の事業者の車両について書いてみます。  今回は大阪市営地下鉄20系です。  VVVF(Variable Voltage Variable Frequency)制御は、交流電動機を半導体無接点制御装置によって制御するシステムで、在来の直流電動機と比較して構造が簡単になり、メンテナンスが容易になる利点がある。大阪市では1981(S…

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№1256 私鉄名車列伝 120.西日本鉄道2000形

「私鉄名車列伝」、今回は西鉄の元特急車2000形です。気づけば、引退からちょうど4年です。  2000形は1973(S48)年、大牟田線(現天神大牟田線)特急車として製作された2ドアクロスシート車。後に3ドア車に改造され、急行用に転用されながらも、37年にわたって筑後平野を走り抜け、西鉄のイメージアップに大きく貢献した。1974(S49)年ローレル賞受賞は、西鉄のみならず、九州の鉄道で…

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№1240 私鉄名車列伝 119.南海電気鉄道8200系

「私鉄名車列伝」、今回は南海の8200系です。  両数もあまり多くはなく、比較的地味な系列だったが、ここへきて動きが大きくなりました。  8200系は、1982(S57)年より製造された、高野線用大型通勤車である。1984(S59)年と1985(S60)年の合わせて3次に渡り、6連×3本、合計18両が東急車両により製造された。  南海の省エネルギー対策としては、1975(S50…

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№1226 私鉄名車列伝 118.阪神電気鉄道5500系

「私鉄名車列伝」、今回は阪神電鉄の普通車5500系です。  5500系は1995(H7)年デビューの、普通電車用としては5131・5331形以来14年ぶりの新系列。元々経年化した「ジェットカー」置き換え用として製作が計画されていたが、1月に発生した阪神・淡路大震災により多数の車両が被災したため、前倒しで製作された。  車体は急行車8000系(8010番台)13次車を基本とした鋼製…

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№1194 私鉄名車列伝 117.阪急電鉄9000系

「私鉄名車列伝」とタイトルを変えて2回目。今回は阪急神戸線・宝塚線(まとめて神宝線)の通勤車9000系です。阪急は、前回の3300系から、3年以上経ってしまいました。  9000系は、2006(H18)年より製造された、神宝線では8000系以来、18年ぶりの新系列である。  これまで阪急の車両は系列のアルナ工機が製造してきたが、鉄道車両製造終了により、京都線向けの特急車として、2…

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