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zoom RSS 1657 バスラマインターナショナル160(ぽると出版)

<<   作成日時 : 2017/03/04 22:00   >>

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「バスラマインターナショナル160」が先月末、発売になりました。
 表紙は今回こそ、遠州鉄道の新エルガとエアロエース、それにヤサカ観光のアストロメガ。

各地の新車から
 横浜市営「あかいくつ」は、新ブルーリボンベースになったが、3代目となる先代ブルーリボンUベースの車両と比較すると、中ドアの位置がやや後ろに下がったためか、前中間の窓は左右に広く、逆に後部の窓は狭くなっているようです。「あかいくつ」は、初代のPB−HRはもう12年経つので、今後置き換えが進められる事になるのでしょうか。
 その他もJBUS系が中心になり、西東京と長崎バス、京都バスにはブルーリボン・ハイブリッドが入りました。名鉄のエルガは意外な選択。

「第20回バスラマ賞」は、ウィラーのレストランバスと、アストロメガ。アストロメガはヤサカ観光が貸切車として導入したが、ある程度期待していると思われる高速バスは、今の所採用例がまだない。

トヨタコースターが一新!
 正直この手の、昔風に言うと「マイクロバス」に乗る機会がほとんどないのでピンと来ない部分も多々あります。しかしほぼ四半世紀ぶりのモデルチェンジとは、先代は随分と息が長いモデルだった事になります。大型バスだと、いすゞはキュービック、三菱ふそうはエアロスターM/K、とか言った時代だったから。
 その三代目と比較すると、よりスクエアになった印象が在ります。天井が高くなったので、乗降はしやすくなったでしょう。
 同社は「CVカンパニー」初のフルモデルチェンジ車で、組織としても「満を持して」という所か。
 なお同時に、OEM供給の日野リエッセUも当然フルモデルチェンジとなり、別に記されています。所詮同型なのだからトヨタも日野も同じだろ?と思っていたらそうでもなくて、営業用の割合がコースターより高いそう。一般的なバスも販売しているからだろう。
 日野としては「リエッセ」の後継としての期待もあるそうだが、だとしたらこのドアの位置はあまり適切ではない(一般的な路線バスとしての使用では)。三菱ふそうローザもだが、この手の小型バスは、もう少しホイールベースを長くして、ドアを前輪の前に配置する、という設計はやはり難しいのだろうか。

バス事業訪問193 遠州鉄道

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 1998(H10)年の49号に続いて、取り上げられるのは2回目。昨今では珍しい、地方鉄道会社がバスを兼業するスタイルだが、静岡県西部では一・二を争う大企業グループとして認知されているようです。
 路線網を19年前と比較すると、浜松市中心部の路線網は維持できているが、やはり郊外の路線が減っています。浜名湖の西側の路線がなくなり、愛知県の本長篠へ行く路線も消えました。一方で遠く水窪へ行く路線が出来ています。これは元JR東海バス路線を15年前に引き継いでいるのだが、その辺が本文のテキストに一切記されていなかったのは、ちょっと引っかかった。写真はあるが、そのキャプションにもない。
 19年前を読むと、マイカーやバイクの台頭で、利用者は減少傾向にある、その中でも、実験を繰り返して「モーニングダイレクト」などのサービスで利用者をつなぎ止める努力をしている、そんな中で全国初の「オムニバスタウン」に指定され、さらに様々な施策を、行政と一体で行なおう、そういう状況にあったようです。
 それを踏まえ、19年の間の会社の内外の変化も交えて現況を読むと、何より浜松市自体が「平成の大合併」で相当広域化した上で、政令指定都市になった事 … 何しろ西鹿島から50qも走った水窪が、「浜松市天竜区」なのだから … は、営業政策上大きいはずなのだが、ほとんど記されていませんでした。区制導入で地域路線の再編成も行なわれたのではないかと思われるのだが。
 また、周辺自治体のコミュニティバスもいくつか受託しているが、磐田市は市の財政難で廃止してしまいました(デマンド型乗合タクシーに移行)。湖西市は浜松バスに変わっています。コミュニティバスの受託のあり方という点でも、地方都市の路線の維持について聞きたかった。
 ノンステップ車に関するメーカーへの注文は、19年前にも聞かれました。その当時には新車だったフルフラットタイプは先に全滅しています。ただ遠鉄に限らないが、改めて新タイプのノンステップ車を希望するなら、事業者の側もいろいろな面(コストとか、整備面とか)で覚悟も必要でしょう。118号の京浜急行バスも「事業者側も妥協に走ってしまった」みたいなコメントを発していたし。エアロスター・エコハイブリッドも既になくなりました。三菱ふそうそのものが当時置かれた状況もあったろうが、日野BRCハイブリッドと比較すると、「失敗作」だったのかなあ…。「編集後記」で軽く触れられているが、事業者サイドのコメントも見たかった所。
 セントレア空港バスの好調さは頼もしいが、エリアのすぐ近くには静岡空港もあるのだけれど、そちらへの需要はないのだろうか(現状でエリア周辺から一番静岡空港に近いJR駅は掛川だが、アクセスのバスはFDA利用者のみ利用可)。この他e-Liner横浜線から、羽田・成田両空港への乗り継ぎ割引サービスもあるとか。
 貸切事業についてのコメントはなかった。昨今国際線(特に中国路線)が増えた静岡空港からのインバウンド需要は?とも思うが、東側の富士山・富士五湖や伊豆・箱根方面に流れて、遠鉄エリアにはあまりこないのかも。
 最後に、「おんな城主 直虎」の話、もっと見たかった。期間限定の路線も作られているし、浜松駅〜三方原〜井伊谷(いいのや)〜奥山・渋川の路線もあるので、利用は増えているのか、とか。鉄道代替路線でもあるし。
 現役の車両面では、日野+富士重がまだ21台も残っている。コメントを読んだ感触ではそろそろ全面退役も視野に入っていそうで、見る・撮る・乗るなら今のうち、か。

バスラマの台湾再訪

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 去年11月に台湾に行ったばかり、バスも乗って、撮ってきたので興味深く読めました。
 4部構成で、「日帰りバスツアー」「台湾のバス事情」「台北のバス事業者」「太魯閣渓谷のEV」。
 特に十分の天燈は私も実際に見たので…。ただ、「日本の国鉄型の黄色いディーゼルカー」の表現は、JNRの中古車が走っているような誤解を与える。日本のメーカー(日本車輌)製ではあるが、台湾オリジナル。
 國光客運は3年前に台北→高雄の高速バスでも乗っているし、桃園空港リムジンでも利用があります。ウィラーとの提携が始まっているが、去年見た限りでは、それを伺わせるようなものは何も見かけませんでした。ウィラーには國光客運カラーのラッピング車があると冒頭の記事に記されていたが、その逆はないのか。京成スカイライナーのラッピング車は見かけたのだが。アメリカンスタイルのバスがまだ籍を残しているのは興味深い。
 なお、一昨日2日に桃園空港と台北を結ぶ空港鉄道が開通しました(乗りたかった…)。この事は、空港バスを含めた周辺のバス事業者に、何か変化を与えるでしょうか。
 太魯閣渓谷のEVは、基本的には京都プリンセスラインと同タイプのように見えます(比較はなかった)。窓周りがブラックアウトされているので解りづらいが、窓の形状がバラバラでやや不自然な感じ。
 あとはもう少し、台湾全体のバスの利用方についての基礎知識・豆知識的なテキストがあっても良かったと思う。これを読んで、「鉄道だけじゃなく、バスも乗ってみよう」と思う読者もいるはずなので。

 次号の事業者訪問は瀬戸内運輸・瀬戸内海交通か。ところで、今号の発売直前に台湾でバスの大事故が発生、上越道や軽井沢をも上回る犠牲者を出してしまいました。このあたりのコメントは出るのだろうか。
 それから、今号では節々で「グローバル化」の言葉が出てきて、福岡のディーラーが台湾のバスを輸入するというニュースもあったが、全世界規模で見ると、アメリカ新政権発足などを受けて、「グローバル化は正しいのか?」という疑問が突きつけられています。少子高齢化が進む日本はどの道どの分野でも、(TPP等の交渉事は別にして)グローバル化をもっと受け入れざるを得ないだろうと思うが、世界全体の動静と、日本のバス業界との整合性はどうなっていくのか、どうあるべきなのか、この辺も視野に入れて記事を作成してもらえれば、と思います。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 JRの新ダイヤがスタートしました。JR九州の大分〜宮崎間特急〔にちりん〕〔ひゅうが〕の上下計15本でワンマン運転が始まったそうです。今日初めて知ったのだが(本社の公式Webのリリースにないもん。「鹿児島・宮崎エリア」で先月リリースされていた)、100q以上を走る4連以上の特急では全国初、当面は旅客案内に当たるアテンダントを乗務させるが、乗客からはやはり不安の声が出ているようです。筑豊本線若松付近の駅の無人化も結局計画通りスタートしていて、最近何かとJR北海道と比較され、株式上場で一見絶好調に見えるJR九州も、鉄道に限ると内情は確かに厳しいのでしょう。ただ、さすがに「特急」のワンマン化は、やり過ぎではないのか?せっかくの787系が泣く気もする。

《今日のニュースから》
 3日 南三陸さんさん商店街 中心部に移転 オープン
 4日 高校生が津波到達地点に桜植樹 陸前高田市

 3月になって、震災・原発事故関連の報道が増えてきました。来週の今日は、「あの日」から6年。

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