№232 私鉄の車両シリーズ48 広島電鉄3900形

「私鉄の車両シリーズ」、今日は路面電車です。
 現在の日本の路面電車では最大のネットワークを誇こる広島電鉄において、鉄道線の宮島線への直通も行う3連接車両・3900形を取り上げます。

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 3900形は、直通列車の輸送力増強のため、3800形のマイナーチェンジ車両として製作されました。
 鉄道線車両を全車置き換えた上で、なおも増備が続けられました。
 3800形に引き続き「ぐりーんらいなー」の愛称があります。
 基本的な仕様は3800形を踏襲していますが、性能、仕様ともよりグレードアップしました。

 正面窓は曲面ガラスを採用して行先方向幕部分と一体となり、グリーンの帯は正面まで引き通されています。
 基本の車体色はより白味が強調され、スマートな印象を与えています。
 制御方式は3800形同様VVVFが採用されていますが、モーターの出力を60kw→85kwに増強した事で制御装置が2台必要になり、小型化を図った上で両先頭車の床下に設置、空気圧縮機を中間車体の床下に移設する事で解決しています。

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 車内のレイアウトも3800形と同様ですが、座席は一人分ずつを区別したグリーン系になり、背面にはストライプが施されています。
 仕切りはパイプからモケットを張ったパネル状の袖仕切りになり、高級感を演出しています。
 床面もグリーン系のツートンカラーとなり、愛称にフィットしたグリーン系の内装になりました。
 冷房噴出し口はスポット式からラインフローになっています。

 1990~1995年の間に5回に分けて8編成が導入されました。
 1991年暮れ~1992年初頭にかけて3903F・3904Fが導入された事で、宮島線専用の高床車が消滅し、同線では全編成が市内線直通用の連接車に統一される事になりました。
 一部の編成のクーラーは、高床車から転用しています。
 他の連接車の一部が超低床車「グリーンムーバー」を含めて市内線系統でも運用が見られるようになった中、当形式はデビュー以来、一貫して市内線~宮島線の直通列車を中心に運用されているようです。
 高出力が買われているのでしょうか。

【編成】
←広島駅     広電宮島口
 *Mc 3900A = T 3900C = Mc 3900*
= 連接  * パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル1991年10月臨時増刊号 新車年鑑」(鉄道図書刊行会)
「日本の路面電車Ⅰ 現役車両編」(原口隆行・JTBキャンブックス)
「ローカル私鉄車両20年 路面電車・中私鉄編」(寺田裕一・JTBキャンブックス)
広島電鉄公式ホームページ 等
を参考にさせて頂きました。

 次回ですが、ひょっとしたら一畑電車のデハニ50形と思われた方、いらっしゃるでしょうか?
 申し訳ありません。
 次回のこのシリーズについては、高松琴平電鉄の30形(元京急230形)について書く事にしています。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)



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