№436 私鉄の車両シリーズ89 名古屋鉄道4000系

 久し振りの「私鉄の車両シリーズ」、今回からしばらくは西日本です。
 今回は名鉄の最新鋭通勤車、4000系を取り上げます。

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 4000系は、瀬戸線の在来車両置き換え用に製作された最新鋭の通勤車です。
 本線用の3300系(新)をベースにしつつ、瀬戸線の事情に合わせた設計が取り入れられています。
 車体は前頭部も含めてステンレスで、前頭部は曲線的な3300系とは対照的な直線的なデザインになっています。
 明かり取りのため、乗務員扉前に三角窓が設けられているのがアクセント。
 運転台は右手操作式のワンハンドルで、TICSモニター画面を配置しています。

 制御方式はIC4M(3300系は1C2M)×2群の2レベル方式のIGBT式VVVFで、瀬戸線では初採用です。
 補助電源装置として3レベル方式のIGBTインバータを編成中1台搭載しています。
 台車は急曲線が多い瀬戸線の事情を考慮してボルスタ付とし、軸箱支持はモノリンク方式を、名鉄全体でも初めて本格的に採用しました。
 パンタグラフはシングルアーム、冷房は集中式で、行先・種別表示は最初からフルカラーLEDを採用しています。

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 車内は全ロングシートとなり、座席は片持ち式で、着席区分を兼ねたスタンションポールを設けて、バリアフリー対策として水色(優先席部分はオレンジ)色としました。
 運転台の直後に車椅子スペースが設けられていますが、折畳み式シートは省略されています。
 全体的な色調は3300系等と同じですが、床面の色分けは行わず、乗降口を黄色としました。
 ドア上部には名鉄初採用となる液晶モニターを設置、当面は1箇所1台のみで運行情報などを提供していますが、将来は1台の増設が可能になっています。
 側窓は固定を基本とし、連結側のみ上部が内側に折れ曲がる構造になっています。

 2008年10月1日より営業運転を開始、2010年4月1日現在では5編成20両が運用されています。
 瀬戸線では喜多山から移転・稼働を開始している尾張旭検車区には塗装工場を設けない事としているため、近い将来には瀬戸線の全車両が4000系で統一される見込みです。

【編成】
←尾張瀬戸     栄町
 Tc1 4000 - *M2 4050 - M1 4150* - Tc2 4100
* パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル2009年3月臨時増刊号 【特集】名古屋鉄道」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2009年10月臨時増刊号 鉄道車両年鑑」(鉄道図書刊行会)
を参考にさせて頂きました。

 次回のこのシリーズではちょっと違った事を書く予定です。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 この事故は11年前の今日、中目黒駅に進入しようとしていた営団03系がカーブで脱線、反対側を走行していた東武20050系電車に衝突して死者5人を出す惨事となったものです。
 慰霊碑は事故現場の傍ら、作業用車両の基地に隣接してあり、位置は№408の中の地図で簡単に記しました。
 ただし電車(日比谷線・東急東横線)の車窓から眺めるのみで、立ち入りは不可。
《今日のニュースから》
営団日比谷線脱線衝突事故から11年 関係者らが追悼