№1171 2014年度GW 航空利用データ分析

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 皆様、GWの連休はいかがでしたか?今日から仕事に勉学に、頑張りましょう。
 本日、GW中の航空各社の利用実績が一斉に発表されました。数字から利用状況を読み解いてみたいと思います。
 今年度は4月25日(金)~5月6日(火)を対象。この期間中に平日が4日あって、しかも休日並びがあまり良くなかったのが、各社とも若干影響していたようでした。
 会社によって呼び方が若干違うが、「座席数」「旅客数」「利用率」で統一します。
※注記以外は、コードシェア販売分の扱いは記されていない カッコ内は前年比


ANA
 国内線 座席数2,277,008席(103.8%) 旅客数2,294,711人(101.3%) 利用率63.3%(△0.3%)
 国際線 座席数331,425席(101.6%) 旅客数242,796人(117.2%) 利用率73.3%(△0.3%)
 国内線は、沖縄線の利用者が前年比105.5%の一方、北海道路線は96.8%と明暗を分けました。利用率も沖縄線が71.5%で唯一70%を上回ったのに対し、中四国路線57.8%・北海道路線60.5%で、沖縄路線に利用が集中した感があります。
 国際線では北米路線が座席提供数148.2%、旅客数139.1%、利用率72.7%と好調と見えました。
 一方、羽田~ドイツ路線を大幅に増強した欧州路線は、座席提供数123.0%なのに旅客数108.8%、利用率66.5%と、思ったほど伸びていないように見えます。長期の休みが取りにくかったから?中国路線の旅客数が前年比114.0%、アジア路線は116.0%で、やはり近場で済ませた旅客が多かったのでしょうか。


JAL
 国内線 座席数1,370,964席(96.9%) 旅客数931,015人(99.0%) 利用率67.9%(+1.4%)
 国際線 座席数362,225席(102.2%) 旅客数288,425人(104.7%) 利用率82.9%(+1.9%)
(国際線は他社運航コードシェア便含む)
 国内線は、全体的には利用者数がやや減少しているが、座席提供数はもっと減っているので、利用率は向上しました。関西路線が70.9%・沖縄路線68.5%・九州路線68.4%に対して中四国路線が61.0%とやはりちょっと低い。
 国際線はグアム線の利用率が87.4%、韓国線86.6%、ホノルル線84.9%、北米路線84.4%と、全体的に好調と言えるか。ただ、東南アジア線の旅客数が97.1%と減少していて、引き続き課題か。


JTA
 座席数125,870席(97.1%) 旅客数94,965人(96.0%) 利用率75.4%(△0.9%)


RAC
 座席数20,037席(99.2%) 旅客数14,634人(104.8%) 利用率73.0%(+3.8%)


JAC
 座席数102,361席(99.1%) 旅客数59,081人(95.0%) 利用率57.7%(△2.5%)


SKY
 座席数352,584席(119.9%) 旅客数264,484人(136.4%) 利用率75.0%(+9.9%)
 A330-300就航の延期の影響は解らないが、全体として非常に好調だったのでは?


ADO
 座席数95,256席(102.9%) 旅客数59,843人(86.6%) 利用率62.8%(△11.8%)
 いろいろな要因はあるだろうが、座席提供数が増えたのに利用率が10%以上も減ってしまったら、大丈夫?
 最終日(昨日)の上り便の搭乗率は98.1%と非常に高くなったが。


SNA(ANA販売分は含まず)
 座席数84,825席(110.9%) 旅客数56,055人(101.4%) 利用率66.1%(△7.0%)
 こちらも旅客も増加はしているが、座席提供数の増加(B737-800への置き換えや熊本線の臨時便運航の実績がある)に追いついていない。
 最終日(昨日)の上り便の搭乗率は98.8%と、こちらも高率になりました。


SFJ
 座席数72,491席(82.5%) 旅客数50,027人(71.9%) 利用率69.0%(+9.5%)
 関空~福岡線の休止もあってか座席数が減っているのに、旅客数がそれを下回る現象で、ここもまた前年比で10%近くの減少になってしまいました。


FDA(JAL販売分を含む)
 座席数44,964席(115.6%) 旅客数33,879人(105.8%) 利用率75.3%(△7.0%)
 FDAは路線別のデータを公表していて、名古屋~青森線の利用率が85.8%と高率。一方で松本~札幌線56.1%、静岡~札幌線63.0%と、他の路線と比べて札幌路線が低調でした。


APJ
 国内線 座席数114,120席(151.0%) 旅客数98,314人(142.0%) 利用率86.1%(△4.8%)
 国際線 座席数43,200席(182.0%) 旅客数36,751人(155.5%) 利用率85.1%(+1.0%)
 引き続き好調、ではあるのだが、4月28日の沖縄でのインシデントの影響で、翌29日に関空~新千歳・関空~成田各1往復が欠航になっています。
 国内線の利用率が減少しているが、LCCブームもとりあえず一段落した、という所で、この数字なら十分満足なのでは?
 国内線・国際線とも、期間の全日、搭乗率が70%を上回っていました。


 VNは、今日の時点ではリリースが出ませんでした。
 IBXもリリースなし。IBXはいつも利用実績の発表がないが、全便ANAとのコードシェアだから?
 GWは毎年曜日の並びが影響するので単純な比較は難しいのだが、全体的に国内線は沖縄に集中し、国際線は北米と近場が好調、逆に国内線は北海道、国際線は欧州がやや低調だったように思えました。
 会社別ではSKYがかなり良かった一方、ADO・SNA・SFJが落ち込みがやや厳しいかなあとも感じられました。
 次回は夏のお盆休みにデータ分析を行います。


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