№2026 「センロク」訪ねて 夜行日帰り 1.ウィラーエクスプレス名古屋行

2019061700.jpg
 養老鉄道600系は、元は近鉄名古屋線1600系として製造され、平成の世になって、旧近鉄養老線の旧型車両置き換えのために移籍、そのまま養老鉄道に引き継がれました。
 600系の内604Fは、名古屋線デビュー時のベージュと帯の旧塗装が復刻し、「センロク」の愛称で親しまれてきました。しかし、6月になって、検査入場に伴って塗装を元に戻すとアナウンスが聞こえてきました。具体的にいつまでこの色で、とは記されていなかったが、19日までは記念のヘッドマークを付けるというので、19日まではこのカラーで走るだろう。そしていままで撮った事がないのだが、17日の休みの日は、美濃地方は晴れの予報が出ていたので、撮影するなら、もうこの日しかチャンスはない。そう思って、会津から帰ってまだ1週間しか経っていなかったが、かなり無理をして、夜行日帰りで撮りに行く事に、急遽決定しました。運用は公表されていないから、どこで見かけて、どこで撮れるかは全く解らず、空振りに終わる危険もあったが、覚悟の上でした。新規導入の7700系もあるし。

2019061701.jpg
 名古屋まで夜行バス、という事になるが、比較検討の間もなく、ウィラーのサイトで、名古屋行の空席を見つけて即予約、購入。夜な夜なYCATまで向かう事となりました。
 名古屋までウィラーだけでも何本かあるが、この晩はYCAT24時35分発。川崎始発・新横浜経由便。4,900円は、日曜日の晩なので、平日に比べるとやや高い設定でした。名古屋行は以前、帝産観光バスに運行を委託した便に乗った事はあるが、ウィラーそのものは、初めてになりました(運行は系列のベイラインエクスプレス。川崎に車庫がある)。

2019061702.jpg
 車両は4列シートで、座席には頭部にカバーが設けられています。ただし、トイレが無い。窓際に着席。幸い、隣には乗客はいない。
 イマドキの高速バスはWi-Fiの搭載が当たり前になりつつあるが、加えてウィラーでは、昼行便だけだが、スマホで見られるプログラムを用意しているらしい。
 定刻にYCATを出発。すぐに首都高速に乗り、藤塚付近で消灯になります。

2019061703.jpg
 1時過ぎ、最初の降車休憩地、海老名SAに到着。東京・神奈川発旧ツアー組は、たいていはここが最初の休憩地になるようで、この晩も、これまで見た事も、聞いた事もないようなバスがズラリ並んでいる。ウィラーの名古屋行だけで、5~6台はいたようだ。平成エンタープライズや、さくら観光なども数台見られる。

2019061704.jpg
 SA内の、東名高速道路開業50周年のペナント。

2019061705.jpg
 フードコート営業中。ウィラーのドライバーも数名、夜食を食べていました。停車時間が30分あり、私もここでうどんを食する事にしました。なお、海老名SAは現在工事中。
 時間になり、ドライバーがドアを閉じ、乗客の数をカウントして、出発。

2019061706.jpg
 どこかでドライバーの休憩のためだけの停車もあったようだが気づかず、次の降車休憩は、4時前の新東名遠州森町SA。海老名よりは少ないが、ここも旧ツアー組の高速バスが数台いる。ベイラインエクスプレス車が3台。もう1台は金山経由名古屋行と、神戸行。神戸行はドライバー2名乗務で、1名は女性だった。そういえば、YCATまで来るのに京急の最終神奈川新町行に乗ったのだが、この電車の車掌も女性だった。こんな深夜まで女性が乗務の職に就くようになったのも、平成の30年の間の大きな変化の一つだ。
 来週はもう夏至、空が明るくなり、雲が赤くなってきた。

2019061707.jpg
 5時30分過ぎ、豊明付近を通過。完全に夜が明けている。名古屋南IC付近。

2019061708.jpg
 星崎付近で東海道線313系を見るが、防音壁がうっとうしいのは、致し方ないか。

2019061709.jpg
 名古屋の高層ビル群が見えてきた。
 6時を回って車内の明かりが付き、YCAT出発時と同様に、日英中韓の4ヶ国語のアナウンスが流れる。言語の多元化もまた、世の流れか。黄金で一般道に降ります。

2019061710.jpg
 終着地・名古屋駅(則武一丁目)は、定刻より多少早めに着きました。別に八王子ナンバーのウィラー便も到着。

2019061711.jpg
 この終着地のバス停、「名古屋駅」と称してはいるが、名古屋市営バスのバス停で言うと、則武町と鷹羽町のバス停の間に位置していて、駅間では徒歩5~10分程度かかる。大勢の乗客が、駅を目指してゾロゾロ歩いて行く事になる。外国人の姿も、チラホラ見られました。

2019061713.jpg
 JR名古屋駅に向かう途中、JRバステックのセレガが現れました。7時30分発の東名ライナー運用。

2019061714.jpg
 道路を隔てた反対側、ビックカメラの前には、また別のウィラーの乗り場があるよう(太閤通口)。USJ行らしい。現状では、旧ツアー組は名古屋駅付近の乗り場を未だ統一できておらず、同じウィラーでさえ分散が続いている状態、と見えた。今後、早急に解決すべき課題と考えられます。
 肝心のバス車中は、4列シートではあるが、シートピッチも広く、ゆったり過ごせたと思います。隣りに乗客がいなかった事もあるが。ただ、繰り返しになるが、トイレの設置がないのは、どうにも気になる。この晩のようにスムーズに走れるならいいが、万が一事故渋滞とかで、高速道上でウンともスンとも言わなくなってしまうという状況の発生が、一番怖い。年に数回、どこかしらの高速道路で起きている事なので。ウィラーも、首都圏の一部路線では在来事業者との共同運行が始まるなど、間違いなく存在感を高めてきており、車両も乗り場も、順次充実が図られるものと、期待しても良いのでしょう。

 次回が本筋の養老鉄道です。今回、桑名まではJRで行きました。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


********************

《今日見た・聞いた・思った事》
 11月30日開始のJR・相鉄直通運転の概要が今日、両社から連名でリリースになりました。
 運行区間は新宿~羽沢横浜国大~海老名間とされ、埼京線の新宿折返しを延長して運行するものと思っていたので、これは少々意外でした。朝ラッシュ時の一部は大宮方面へ行くとしているが、たぶんJRのE233系7000番台だけで、相鉄12000系が新宿より先に行く事はないだろうと思います。
 また、いずみ野線からの直通も設定されていない。いずみ野線の沿線、特に相鉄が宅地開発した緑園都市やいずみ野あたりからの利用者の利便性が優先されるのかなあと思っていたのだが。本線の海老名や大和だと、たぶん小田急からの転移はあまりないと思われるので。いずみ野線は、この後予定される、東急との直通が主力となるのか。
 直通列車の種別は、相鉄線内は特急と各駅停車の2種となり、特急は西谷に停車。JR線内は、新宿~武蔵小杉間は湘南新宿ラインの普通電車と同じ駅に停車。最速列車は二俣川~新宿間44分、大和~渋谷間45分、海老名~武蔵小杉間36分とされているが、海老名~新宿間の最速が何分とは記されておらず、この点でも、全区間通しの利用は、実はあまり考えていない節が伺える気がします(特急で58分位になるかと思われる)。
 運行本数は全体で46往復、1時間あたり朝ラッシュ時で4本、その他2~3本程度。
 別に相鉄からは単独で線内の改正のリリースが出ていて、いずみ野線は朝ラッシュ時に通勤特急・通勤急行(一部は海老名発)を設定。通勤特急は二俣川で、海老名からのJR直通特急と接続。
 特急は横浜発着も西谷に停車。通勤特急・通勤急行・快速も西谷に停車。今の西谷は各駅停車しか停車していないし、現状の駅のたたずまいも、特に特急停車駅となるような雰囲気もない。大変な出世になるが、急行は引き続き横浜~二俣川間ノンストップになるので、特急は止まるのに急行は通過、という「逆転現象」が起きる事になります。この辺は西武池袋線の練馬に似ている。なお、西谷には引上げ線が新設になるので、横浜~西谷間の区間運転も設定され、西谷でJR直通と接続する形態になると思われます。
 何度も書いてしまうのだが、武蔵小杉~羽沢横浜国大間がノンストップになるのは、ダイヤが乱れた時を考えると、不安感が拭えない。両駅とも折返しとか待避ができる形態ではないし、横須賀線や湘南新宿ライン、貨物列車との共用になる事も考えると、やはりどこか、鶴見あたりに、運転の調整が出来る駅を造った方が良いのではないかと考えます。
 なお、JRの現在の湘南新宿ラインや上野東京ライン(東海道線)あたりの変更は、今リリースでは出ませんでした。当然ある程度の影響が出るはずだけれど、〔踊り子〕へのE257系導入が行われるのか。〔ライナー〕列車はどうなるのか、その辺も(来春になるかも知れないが)注目していきたいと思います。
 海老名で接続する小田急には、千代田線経由で常磐線のE233系2000番台が乗り入れています。2000番台と7000番台、JR2路線のE233系の海老名での並びは、見られる事があるのか?

 JR北海道は、千歳線の2駅で、副駅名の命名権を売却したと発表しました。恵庭が「北海道文教大学前」、長都は「キリンビール北海道千歳工場前」。
 
《今日のニュースから》
14日  英高速鉄道車両「Class 800」 車両公開
15日  中国4~6月GDP プラス6.2% 1992年以降最低
16日  乳牛飼育再開 大震災後初 福島県飯館村

 関東地方は7月以降連日雨に降り込められ、太陽を拝めません。熱中症の心配をしないで済むのは数少ない救いだけれど、私は少しぐらいの猛暑は耐えられるので、とにかく早く、青空が戻ってきて欲しい…。

この記事へのコメント