№1256 私鉄名車列伝 120.西日本鉄道2000形

「私鉄名車列伝」、今回は西鉄の元特急車2000形です。気づけば、引退からちょうど4年です。  2000形は1973(S48)年、大牟田線(現天神大牟田線)特急車として製作された2ドアクロスシート車。後に3ドア車に改造され、急行用に転用されながらも、37年にわたって筑後平野を走り抜け、西鉄のイメージアップに大きく貢献した。1974(S49)年ローレル賞受賞は、西鉄のみならず、九州の鉄道で…

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№1240 私鉄名車列伝 119.南海電気鉄道8200系

「私鉄名車列伝」、今回は南海の8200系です。  両数もあまり多くはなく、比較的地味な系列だったが、ここへきて動きが大きくなりました。  8200系は、1982(S57)年より製造された、高野線用大型通勤車である。1984(S59)年と1985(S60)年の合わせて3次に渡り、6連×3本、合計18両が東急車両により製造された。  南海の省エネルギー対策としては、1975(S50…

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№1226 私鉄名車列伝 118.阪神電気鉄道5500系

「私鉄名車列伝」、今回は阪神電鉄の普通車5500系です。  5500系は1995(H7)年デビューの、普通電車用としては5131・5331形以来14年ぶりの新系列。元々経年化した「ジェットカー」置き換え用として製作が計画されていたが、1月に発生した阪神・淡路大震災により多数の車両が被災したため、前倒しで製作された。  車体は急行車8000系(8010番台)13次車を基本とした鋼製…

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№1194 私鉄名車列伝 117.阪急電鉄9000系

「私鉄名車列伝」とタイトルを変えて2回目。今回は阪急神戸線・宝塚線(まとめて神宝線)の通勤車9000系です。阪急は、前回の3300系から、3年以上経ってしまいました。  9000系は、2006(H18)年より製造された、神宝線では8000系以来、18年ぶりの新系列である。  これまで阪急の車両は系列のアルナ工機が製造してきたが、鉄道車両製造終了により、京都線向けの特急車として、2…

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№1156 私鉄名車列伝 116.京阪電気鉄道9000系

 これまで「私鉄の車両シリーズ」として、私鉄・公営の旅客車両について書いてきたシリーズ、今回より、新たに「私鉄名車列伝」と改称します。  鉄道の世界に於いて「名車」というと、史上に残る記録ホルダーとか、新技術を導入したとか、高速列車や豪華列車とか、何かしら鉄道ファンに限らず、世間一般にインパクトを与えてきた車両に与えられる称号というイメージがあるだろうと思います。  マスプロ的に量産される通…

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№1064 私鉄の車両シリーズ115 近畿日本鉄道2610系

 久し振りの「私鉄の車両シリーズ」、今回は近鉄の急行用車両2610系です。  4ドアクロスシートが、通勤用としては異色でした。  2610系は大阪・名古屋線で運用される、高性能車両としては初の急行用量産車である。  1972(S47)年~1976(S51)年の4次に渡って4連×17編成、68両が近畿車輛によって製作され、老朽化が問題視されていた戦前製の半鋼製車2200系を置き換えた…

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№1006 私鉄の車両シリーズ114 名古屋鉄道2000系

 リニューアル後も、「私鉄の車両シリーズ」を続けていきます。  今回から、西日本の大手私鉄車両を取り上げます。  まず、名鉄の空港特急車2000系「ミュースカイ」です。  2005(H17)年2月、知多半島常滑沖に中部国際空港「セントレア」が開港し、同時に常滑線を延長する形で名鉄空港線が開業した。  2000系は名古屋市内~セントレア間を主とする空港アクセス特急車として製造され、…

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№995 私鉄の車両シリーズ113 多摩都市モノレール1000系

「私鉄の車両シリーズ」、今回は多摩都市モノレール1000系です。  気がつけば、第1期路線開業から、今年11月で早15年になります。  多摩都市モノレールは、都心から西に延びるJR・私鉄各路線を東西に連絡する外環状線的な路線として計画され、1998(H10)年に第1期路線として立川北~上北台間、2000(H12)年に多摩センター~立川北間が開業した。  1000系は開業当時から使用…

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№981 私鉄の車両シリーズ112 上田電鉄7200系

「私鉄の車両シリーズ」、今回は上田電鉄7200系です。  4年前に乗車した事は、№63で書きました。  上田電鉄(旧上田交通)7200系は、1993(H5)年に東京急行電鉄(東急)からの購入により導入した通勤車で、20年に渡り別所線を走り続けている。  母体の東急7200系は、1967(S42)年より製造された通勤車である。  日本初のオールステンレスカーとして知られ…

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№973 私鉄の車両シリーズ111 万葉線MLRV1000形

「私鉄の車両シリーズ」、今回は富山県の万葉線、MLRV1000形です。 「富山ライトレール」「セントラム」へと続く、富山のLRTの先駆けとなりました。  万葉線は高岡駅前~越ノ潟間12.8㎞を結ぶ軽鉄道で、軌道の高岡軌道線と鉄道の新湊港線に区別されるが、一体で運行されている。  以前は加越能鉄道(現加越能バス)が運営していたが、経営難により廃止を表明。  富山県と高岡市・新湊市(…

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№950 私鉄の車両シリーズ110 芝山鉄道3600形

「私鉄の車両シリーズ」、今回は芝山鉄道3600形です。  3月一杯まで、京成電鉄よりリースで移籍していました。  芝山鉄道は2002(H14)年10月27日、芝山町に対する成田空港建設の見返りとして開業した鉄道。  東成田~芝山千代田間の全長2.2㎞は日本最短。  3600形は、同社が保有する唯一の車両だった。  京成電鉄3600形は1982(S57)~1989(H元)年に…

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№919 私鉄の車両シリーズ109 東京都交通局6300形

 久し振りの「私鉄の車両シリーズ」、今回は東京都交通局(都営地下鉄)三田線6300形です。  6300形は1968(S43)年の開業以来使用されていた6000形を置き換えるために製作された車両で、冷房化率の向上を図るために製作された1・2次車と、ATOによるワンマン運転開始に対応した3次車に大別できる。  1993(H5)年デビューの1次車は、車体は無塗装の軽量ステンレス車体とし…

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№862 私鉄の車両シリーズ108 相模鉄道7000系(1~11次車)

 久しぶりの「私鉄の車両シリーズ」、今回は相模鉄道7000系です。  途中でマイナーチェンジを行いつつ長期にわたって量産され、相鉄の発展の礎となりました。  7000系は1975(S50)年より製造された、相鉄初の新造アルミ通勤車。  1986(S61)年の12次車より車体デザインのマイナーチェンジ、1988(S63)年の14次よりVVVF制御の採用が行われているが、ここではまず、…

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№808 私鉄の車両シリーズ107 京浜急行電鉄700形

「私鉄の車両シリーズ」、今回は京浜急行電鉄700形です。  本当は水曜日あたりに取り上げる予定だったのですが、事故があったので先延ばしにさせて頂いていました。  700形はバリバリの高速運転を繰り広げる京急の電車群の中にあっては、終始地味な存在に終始したようでした。  限定的ながら、快特の運用もあったのですが…。  700形は、地上線専用の経済的な通勤車として、1967(S4…

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№772 私鉄の車両シリーズ106 東京急行電鉄8000系

 来年(2013(H25)年)3月16日(土)の東京メトロ副都心線との相互直通運転開始が発表になった、東急東横線。  かなり久しぶりになりますが、今回の私鉄の車両シリーズは、その東横線のかつての主力通勤車だった8000系です。  8000系は、1969(S44)年より製作された通勤車輛で、当初は新玉川線(現在の田園都市線の一部)での運用を想定、数多くの新機軸が取り入れて、その後の東急…

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№727 私鉄の車両シリーズ105 小田急電鉄9000形

「私鉄の車両シリーズ」、今日は小田急の9000形です。  営団地下鉄千代田線との相互直通用に製作された通勤型で、特に前面スタイルは、後の通勤電車に大きな影響を与えました。  9000形は、営団地下鉄(現東京メトロ)千代田線との相互直通運転用として1971(S46)年より製作された通勤車で、1973(S48)に鉄道友の会ローレル賞を受賞している。  5000形と同じく20m4ドア…

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№702 私鉄の車両シリーズ104 京王電鉄1000系

 約2ヶ月ぶりになった「私鉄の車両シリーズ」、前回(西武101系)の予告通り、今回は京王井の頭線の1000系です。  昨年末に3000系を完全に置き換え、井の頭線はついに1000系に統一されました。  京王電鉄の営業車両は1000系に加えて京王線の7000系、8000系、9000系と、20m4ドア車で統一された事になります。  1000系は、1996(H8)年より製造された通勤車で…

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№661 私鉄の車両シリーズ103 西武鉄道101系(1~8次車)

「私鉄の車両シリーズ」、今回は西武101系の内、701系から受け継いで長らく馴染みだった「西武スタイル」の前期型(1~8次車)について記します。  101系は、1969(S44)年より製作された通勤車で、性能を大きく向上させ、以降の西武車両の基礎となった。  1983(S58)年までの間、8両固定編成の301系も含めて13次に渡り製造されたが、ここでは1976(S51)年まで製作され…

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№638 私鉄の車両シリーズ102 東武鉄道800・850系

 2ヶ月ぶりの「私鉄の車両シリーズ」、今回は東武鉄道の群馬ローカルで運用されている800・850系です。  実質8000系のバリエーションといえますが、いくつか異色の部分があります。  東武鉄道800系及び850系は、群馬県下の伊勢崎線(太田~伊勢崎間)及び佐野線のワンマン運転開始に伴い製作された通勤車で、8000系からの改造による。  投入区間の輸送量の実態からか、東武の高性能車…

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№581 私鉄の車両シリーズ101 京成電鉄3200形

「私鉄の車両シリーズ」はついに100回を突破、今回からは再び東日本の事業者の車両にスポットを当てます。  まずは京成電鉄の「赤電」、3200形です。  3200形を含む「赤電シリーズ」については、№39で取り上げましたが、改めて記してみたいと思います。  今回から、ちょっと書き方を変えてみます。  京成電鉄3200形は1964(S39)年~1967(S42)年の4次に渡り、合計8…

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№569 私鉄の車両シリーズ100 大阪高速鉄道1000形

「私鉄の車両シリーズ」はついに100回目になりました。  いつも駄文に付き合っていただいてありがとうございます。  100回目は大阪高速鉄道(大阪モノレール)1000形です。  大阪モノレールは1990年6月1日に千里中央~南茨木間が開業したのを皮切りに順次路線の延伸を繰り返し、2007年3月には支線の「彩都線」も含めた28.0㎞の路線が完成しました。  ギネスブックより、「世界…

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№558 私鉄の車両シリーズ99 伊予鉄道3000系

「私鉄の車両シリーズ」、今回は伊予鉄道の郊外線(高浜線・横河原線・郡中線)で新たに主力となった3000系です。  伊予鉄道の郊外線では、新造車600系4連×2編成の他は、京王帝都電鉄(現京王電鉄)から譲渡された800系(元2010形)、700系(元5000系)によって運用されてきました。  しかしいずれも製造から50年近くになり、車両の近代化のために導入されたのが3000系です。 …

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№556 私鉄の車両シリーズ98 岡山電気軌道7000(他)形

「私鉄の車両シリーズ」、今回は岡山電気軌道(岡電)の7000形と、それ以降の7000形に準じた車体を持つ各形式について取り上げます。  岡電は岡山市内に2系統の路面電車を運営する小規模な事業者です。  2路線で全長4.7㎞は日本最小。  長らく単車や、他都市からの中古車両を使用してきましたが、会社創立70周年の1980年、車体更新による新形式車両がデビューする事になりました。  大半…

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№531 私鉄の車両シリーズ97 山陽電気鉄道5000系

 一ヶ月ぶりに「私鉄の車両シリーズ」やります。  今回は兵庫県の海岸部を走るインターシティ、山陽電気鉄道の5000系です。  5000系は、それまで普通電車で運用されていた、300系などの非冷房の旧性能車を置き換えるため、3000系以来22年ぶりのモデルチェンジ車両として1986年より製作されました。  車体は3000系の一部で試用されていたアルミ製とし、制御装置はVVVF…

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№509 私鉄の車両シリーズ96 京都市交通局10系

 昨日は冒頭で韓国の大雨について書きましたが、今日は新潟県から福島県(会津地方)にかけて記録的な豪雨になっているという事です。  新潟県三条市や福島県只見町では、全域に避難勧告が出ているそうです。  十日町市では1時間に121ミリも降ったとか。  TVニュースの映像を見た感じでは、只見線がかなり手酷くやられているのではないでしょうか。  この大雨が福島県の浜通りや宮城県など、震災の被災地…

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№498 私鉄の車両シリーズ95 西日本鉄道6050形

 東北地方も梅雨明けし、いつもの年ならいよいよ夏本番!と活気に沸く所なのでしょうが、なんだかこれほど憂鬱な夏は初めてという気がします。  ここへ来てまた東北地方で頻発する地震が、余計そう思わせているのでしょうか。  暑いのはもう夏なのだから当然だし、毎日天気予報で出される気温の数値も、今更驚くには値しないものなのですが。  東北だけでなく、三浦半島も大地震の危険?  地震そのものは誰にも…

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№483 私鉄の車両シリーズ94 南海電気鉄道7100系

 昨日はJR東日本の特別ダイヤについて書きましたが、その他の首都圏の私鉄からも、この夏の節電ダイヤの概要が次々に発表になっています。  土休日は大体元のダイヤに近くなるよう(これは土休日出勤の会社が増える事もありそう)ですが、全体的に厳しい状況は私鉄も変わらないようです。  遅くとも来週中にはほぼ全事業者から発表になるでしょうから、その時点でまた取り上げます。 「私鉄の車両シリーズ」、…

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№476 私鉄の車両シリーズ93 阪神電気鉄道8901-8801-8701形

 申し訳ありません。  今日は仕事が終わった後も色々ありまして、北海道バス撮影行のテキストを用意できませんでした。  明日再開したいと思います。  今日は「私鉄の車両シリーズ」、阪神電気鉄道の通勤車です。  阪神電気鉄道8901+8801+8700形は、1986年に3901+3801形を改造して製作された形式です。  前身となる3901+3801形は、日本初のサイリスタ・チ…

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№472 私鉄の車両シリーズ92 阪急電鉄3300系

「私鉄の車両シリーズ」、今回は阪急電鉄3300系です。  3300系は、1969年に開始した大阪市営地下鉄堺筋線との相互直通運転に対応して製作された、京都線用の通勤車です。  同時期の神宝線5000系との共通点が多く見られます。  車体は当時の阪急スタイルを踏襲していますが、車体の寸法がそれまでの阪急標準と比較して幅は100㎜広く、長さが100㎜短くなり、市交60系と同寸法にな…

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№464 私鉄の車両シリーズ91 京阪電気鉄道3000系

「私鉄の車両シリーズ」、今日は京阪電鉄の(新)3000系です。  大阪市内に開業した地下新線の主役として期待された意欲作ですが、来る5月28日のダイヤ改正で、運用方法が大きく変わる事になりそうです。  2008年10月19日に中之島新線が開業、新たに快速急行が設定される事になりました。  主にこの快速急行に運用されるのが3000系です。 「コンフォートサルーン」の愛称を持ち、新た…

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